確定申告

確定申告と僕

なるべく毎日本を読んだり、noteを書いたりしている。twitterも楽しくやっている。でも、今週は全部やらずに、あいつを進めることにした。

確定申告。

こいつに対して、今年はネガティブなイメージしかなかったんだけど、コーチングを通じて違う意味を見出せたので、今回はその話をしたい。

ぼくが置かれてる状況について

毎年、この時期に襲い掛かってくる。去年まではふるさと納税と医療費控除くらいで、そんなに時間はかからなかったけど、それでもそれなりに時間がかかってた。

さらに今年は、副業で個人事業主を始めた。ありがたいことにクライアントさんがいて、売上もある。だから、確定申告をする必要がある。

元から会社の仕事も4月の新卒入社受け入れに向けて研修準備をしたり、マネージャーさんたち向けの研修を作ったりしているので、お昼の仕事もいっぱいいっぱいだった。

そこにこのコロナ騒ぎ。ぼくなんかは大した役割はないけれど、それでもこの先のいろんなケースを想定して対応策を考えるなど、追加タスクがいっぱい発生した。

確定申告の期限が4/16まで延長したとはいえ、どうせやらないといけない。

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はっきりいって面倒なだけ。やりたくないけど、やらないといけないこと。そんな思いをもったまま、コーチングを受けるほうのセッションがあったので、とりあえずこいつをテーマにしてみた。(コーチングはこんな感じで始まることもけっこうある)

ホンダの藤沢武夫が降臨した

ツラツラと、確定申告についてコーチに話していると、「今日はちょっと、確定申告に対する視点、見方を変えるようなことをやってみましょう」との提案。

僕もコーチだから、もちろんそういう方法があることも知ってる。でも「さすがに確定申告は確定申告。ただの作業でしょ」と思いながら、まずはコーチの提案に乗ってみることに。

・・・

細かいやり方は割愛するんだけれど、しばらくいろいろと話をしていると、ふと、「よく考えたら、お金、返ってくるかもしれないんだよな」ということをまず思い出した。

今年は年末調整も面倒で、生命保険料控除なんかも適当にやっちゃってた。その分だけでも、やると金銭的なメリットがある。返ってこないにしても、申告する所得が減ることは良いことが多いと僕は思ってる。

そんなことにすら、気付いてなかった。前々職では税理士法人の事業責任者までやってたのに!タスクで頭がいっぱいになるって怖い。

さらに、僕が大好きな本のことも思い出した。かの有名なホンダ草創期のNo.2、藤沢武夫の自伝だ。(書評も書いてるから読んでね)

この本の中に、藤沢武夫が初めて税金を納めた時の気持ちが載っている。

私が初めて税金を払ったのは昭和十二年です。(中略)ここでお金を払った時の気持のよさを思い出します。もう自分が一人前になったというか、これからどうやら独りでやってゆけるという安心感でしょうか。そのとき私は二十七歳くらいでした。

ぼくはこの部分がとても好きだった。初めて読んだときに「税金を払うことって、一人前になる証拠なんだ」と発想の転換をさせられてから、ずっと頭の隅に残ってた。

最近はこれを忘れてた。でも、コーチに思い出させてもらった。

確定申告、やりたくなってきてる

藤沢武夫が降臨してから、ぼくは確定申告にずいぶん前向きな気持ちになれた。

コーチングの事業で確定申告するのは、今年が初めて。まだ終わってないからいくらになるのかはわからないけど、納税することになれば、それはそれで一人前の証。

その一人前になるには、確定申告をやる必要がある。いわば、通過儀礼。単なる作業から、そんな崇高な儀式に捉え方が変わった。

今は、早く昨年の自分の結果を見てみたいと思えてる。そういう気持ちで取り組む確定申告は、ただの作業とは全然違う。この勢いで、延長した4/16じゃなくて、元の期限である3/15までに申告してやろうと考えてる。

こんな気持ちで確定申告に取り組めるのも、コーチングとコーチのおかげ。こんな体験をしてみたいと思った方、お気軽にご相談ください。


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