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プログラミングにChatGPTは必要不可欠。いい時代になった😍

もうね、ChatGPTが無かった時代にPythonを学び始めるのと、これから学び始めるのとでは雲泥の差。まったく時代が変わった。パラダイムシフトを体感した。

(約 3,800文字の記事です。)



何が変わったか?

不可能が可能になったわけではなくて、「それを可能にするまでに要する時間が、最短では『秒単位』までに縮んだ」のだ。なので「前からできること」が「今でもできるだけ」とも言えるのだが、以前は何分も何十分も、下手すれば1時間以上かかっていたトラブルシュートが今は秒でゴールに辿り着けたりする。それがChatGPTのヒントの凄いところ。

完全正解ではなくてもキーワードや単語でGoogle検索すれば一発で正解の記事やStack overflow記事に辿り着けることすらある。

今回「も」そういうChatGPT先生さまさまな体験をした。


きっかけ:Pythonのインストールパスを変えたい

Windows版でPythonをインストールするとほとんどの初心者はデフォルトでインストールする。すると当然ながらインストールパスに「PCのユーザー名」が入ってくる。これ、個人情報。半角英数であってもハンドルネームであっても、晒す必要のない情報だ。なので再インストールしてパスを変えることにした。

ここまではちょっとPCに詳しければすぐに分かる。パッケージのインストールの依存関係が複雑になっていそうなのでアンインストール&再インストールが一番無難

ついでに実験で入れたPython 3.8~3.12も一度全部削除。3.10だけに戻すことにした。今一番鉄板なのが3.10、次が3.11。3.12はまだ新しすぎて危険。実際、BlenderのPythonも3.10だし。

他にもAutoHotkey.exeの置き場所も変更。両者とも万が一のことがあってもパス情報に無難な文字列しかないパスに変更。

さてexe関連は移動できた。問題はPyCharmやVS Codeの設定変更だ。設定>から既存のパスを書き換えるだけで済めばいいが。

VS Codeに関しては特に問題なし。そもそもVS CodeでPythonはいじっていなかったのでAutoHotkeyのパスを修正して終わり。5分作業。ここまではいい。

やっぱりPyCharmは正常動作しない

PyCharm側で実行しようとするとやはり「Python.exeがないよ」とエラーで止まる。そしてなぜか新しいパスのインタプリンタを指定すると既存のインストール済みパッケージが全滅する。なぜ……😭仮想環境下にはPython.exeがあるのに……。

え~、全部pipから入れ直し?面倒臭すぎる。どこかの設定ファイルのパスを書き換えるだけで済むのでは?とは思う。

当たり前の発想。だがどこのファイルにそれがあるのか?分からない。Google検索しても出てこない。そもそもPythonのインストールパスを変えようという発想はあまりない気もする。


ハズレも多いが当たりもあるChatGPT先生

こういうときにChatGPT先生に質問するのだ。

PyCharmに新しいパスのPython実行ファイルを指定すると、既存の仮想環境にインストールしたパッケージなどがすべて失われて、シンプルにPython 3.10のみの構成に戻ります。既存のインストール済みパッケージのまま新しいPythonのパスだけに書き換えることはできないのでしょうか?過去のプロジェクトでPythonのターミナルからPIPで仮想環境にインストールしたパッケージをすべて入れ直さなければならないのでしょうか?

私の質問

3つくらい返答があって最初の1つは割とハズレの回答で「そうじゃないんだよ」と思った。だが2つめがビンゴだった。以下コピペ。


方法2: 仮想環境のPythonパスを手動で変更する

既存の仮想環境の設定ファイルを直接編集することで、新しいPythonのパスを使用するように変更する方法です。

  1. 既存の仮想環境のフォルダを開く

  2. 仮想環境の設定ファイル(pyvenv.cfg)を編集

    • このファイルに記載されているPythonのパスを新しいインストール先に変更します。

    • 例:

home = D:\hogehoge-foo-bar\Python\Python310
include-system-site-packages = false
version = 3.10.0
  1. 仮想環境内のスクリプトを修正(必要に応じて)。

    • Scriptsフォルダ内のactivateスクリプトや他のバッチファイル内でPythonのパスがハードコーディングされている場合は、これらも更新する必要があります。


以上が回答。


Pythonのインストールパスを変えたら.venv内のpyvenv.cfgをテキスト編集すればいい

という結論だ。試しに秀丸エディタでpyvenv.cfgを開いてみたら確かに古いPythonのexeパスがあった。全置換してPyCharmを起動してみたらビンゴだった。なのでエクスプローラでpyvenv.cfgを全検索して全部開き、秀丸エディタでまとめて一括置換して上書き保存して終了。これで以前の環境に戻った。

作業時間は数分。

あとでpyvenv.cfgを調べてみたらPyCharmに限った話ではなくてPythonでの一般的な仮想環境の設定ファイルだったようだ。そんなもん知らんよ、初心者は。なのでGoogle検索をいくらしても出てこない情報だ。辿り着けないのだ。

自分の知識外から正しい答えを寄せてくるChatGPTの凄さ

ゴルフでカップにボールをどうやって寄せるか、それは旗の立っているところにカップがあるからこそ、考えられるのだ。だが旗がなければ、そもそも旗が見えなければ「どっちに向かってボールを打てば?」という途方に暮れる。プログラミング初心者に限らず、初心者とは「何も知らない」ことが特徴なのだ!なので「どっちに進めば?」が全く分からない。Webに聞いても分からない。泣いていてもしょうがない。

だが今はChatGPTがある!ChatGPT先生に聞いてみよう!

そして今ココ。pyvenv.cfg内の古いPython.exeのパスを一括置換しておしまい、という知恵を得た。質問文を書くのに2分程度。なので正味3分以内に答えが出た。Google検索で5分探して出てこなかったのでさっさと諦めてChatGPT先生に質問した結果がこれだ。

全部でたった10分で問題を解決できた。

これがもしChatGPTなしならば、どれくらいかかっただろうか?30分以上は確実にかかっている。1時間~2時間?、果たして「正しい正解、pyvenv.cfgを編集するだけ」という「作業時間2分の大正解」に辿り着けたのだろうか?もしかしたら微妙にずれた解法を実施して「要らぬところをいじって」しまう可能性もあった。

バグがバグを呼ぶようにその作業でUndoが適切にできずに、設定を壊してしまってIDEそのものの再インストールなども有り得る。


【結論】トラブルシュートにChatGPTは大活躍

あくまでもプログラミングの話だ。人間関係のトラブルシュートなどについては知らんw とにかくプログラミングで詰まったら、ちょっとだけGoogle検索して、それでもダメならばChatGPT先生に頼ろう。ChatGPTはあまりにも質問を乱発すると機嫌を損ねるので、聞くときには「引き出したい情報をてんこ盛りにして聞く」ことがコツだ。そうすればほぼ1回の質問で解決の糸口が見つかる。

ちなみに「一発で答えに辿り着ける」確率は体感的に40~60%ほどだ。だがヒントになるような未知の単語が出てくる確率はかなり高いのでそれをヒントにGoogle検索すれば、という発展がある。

とにもかくにも、今の時代のプログラミングはChatGPTを活用できるかどうかで成長スピードがまったく異なる。これは間違いない。

どうAIを活用するかが重要。使わないのは論外。

「石の上にも3年」は悪くはないが、時の長さや忍耐の話ではない。その間にAIを使うか否か、それだけの話。これによって天と地との差に繋がる。それがプログラミングの世界だ。他の業界よりもAIの影響が大きい気がする。となればあとはAIを活用する側の手腕によって自分を高められる割合が大きく変わるだろう。

使いこなしによって成果に差が大きく出るツール、こういうツールは人類が初めて手に入れたツールではないか?なんだか進撃の巨人みたいな台詞になってきたが、ナイフやハンマーとは違う。使い方次第で結果が大きく変わる道具、それがAIというツールだ。

使いこなし方を学んだり試行錯誤したりする価値があると思う。まずは自分の専門分野のトラブルシュートについてChatGPTを活用してみてはいかが?想像以上ならば、今すぐ使い始めた方がいい。でないと「ライバル」に後れを取ることになる。

ChatGPTは無料ですよ~😊

……って、日本語対応ログイン画面ができていた。私が使い始めた頃には英語UIしかなかったのに。進化が早い。


今回の創作活動は約1時間30分(累積 約3,854時間)
(1,104回目のnote更新)


読んでくれてありがとう。気長にマイペースに書いてます。この出会いに感謝😊