また無名テスト3-1

しばらく無名さんの線画テスト

表情を描くテストなので、トーンとか塗りとかを一切排除してみた。

今回から、筆順を意識してみた。顔の各要素に、何となくペン入れのリズムというか、漢字の筆順のような物がある気がしたのだ。頬からあごに流れるラインにもただの一筆書きよりも、ペンを離してもいいから強弱のリズムが合ったほうがいい気がしたから。

目の塗りも、焦点をドットで描けば十分視線が定まるので、そうすることにした。この点は、瞳孔の中心点を表す記号的な使い方。だから瞳の輪郭線の中央に必ずしもない。なぜならば、瞳は前方に盛り上がっている反面、瞳孔は網膜方向に奥まって開口しているからだ。残念ながら塗りでそこまで表現する気はないので、しばらくはドットでいこうと思う。

閉じたまつげは厚く描いたほうがそれっぽい。まつげの長さを表せるからかな。まぶた上の鼻寄りの部分に線を一本入れるとまぶたの窪みが表現できる。

まつげは輪郭線がきちんと出せていれば黒で塗りつぶさなくても絵になる。

画面奥側のまつげは厚く描いてまつげを前方に払うとそれっぽく見える。一方手前のまつげは、あまり厚くせずにまつげの払いを入れるだけで十分。

唇は、正面から見れば上下中央部分を水平にかくべきだが、斜めから見たときに線にしてしまうと違和感。ほとんど点レベルにして、左右の斜め線から口元に寄せたほうがいい。この微妙な線で口の表現力が変わる。

表情のコツは、まぶたの閉じ具合とまゆ毛の表現力のような気がしてきた。特にまゆ毛は、眉間と、まぶたの直上と、端っこの3カ所の線の角度で色々と微妙な変化が出る。

まぶたの閉じ具合は難しい。まだ法則性が掴めていない。というのも、瞳の位置で結構表情が変わるから。

また、口も開いているときには境界線の表現がとても重要。ここを手抜きすると目と眉の表現力が「死ぬ」気がする。

少しずつ、顔の表情を、頭部全体の中の相対的な配置を意識しながら描くようにしてみた。なので、2枚目以降から、隠れ線となる後頭部や前頭部の輪郭線もわざと描いて残している。頭全体のバランスを意識しないと、目鼻口耳の相対位置が掴めないので、バランスが分からなくなるのだ。

なんだか、だんだん表情の研究というよりも、顔の描き方の練習に寄っている気がするが、まぁいいや。

(205回目のnote更新)

読んでくれてありがとう。気長にマイペースに書いてます。この出会いに感謝😊