無名2018-11-26_192848-0

まだまだ無名さんの線画テスト

とにかく飽きるまでは無名さんの線画テストが続くのである(笑)

とにかく表情のテストなので、髪の毛の表現は意図的に手抜き度合いを増している。髪の毛テストではないから。

上まぶたの線のいれかたの法則性を掴めた気がする。ポイントは瞳の膨らみで前方に押し上げられたまぶたを表現するための線であること。だから、目が上下左右のどちらを向いているか、顔がどの向きか、によって2本線のときもあれば、1本線でもいいときがある。

また、この線と上まつげとの距離で、まぶたの閉じ具合が表現されることも見逃せない。

まゆ毛はまだ課題がある。眉間の眉の形を安定させていない。これは観察が必要だ。特に眉間がハの字なのか逆ハの字なのか、は統一しないとおかしい。まゆ毛は細眉が流行なので、限りなく一本線が多いが、しかしながら表情の要であるので、できるだけ2本線で囲むまゆ毛を描きたい。

今回から強く意識したのは、両目の焦点のバランス取り。アニメの原画でも時々ずれてロンパリ気味な絵も多い。これの調整には苦労する。というのも、
1.焦点の位置そのものがおかしい
2.焦点の位置は正しいが、まぶたのラインや角度がおかしい
3.実は瞳の円のラインがおかしい
この3点のいずれかを切り分けなければならないからだ。もちろん全部おかしいときもある。

これは、顔が3DCGの立体表現ではなくて平面の輪郭線だけで定義されているからだ。だから、顔の立体像をイメージし、まずは1の焦点を顔の各パーツから定め、次に2のまぶたのラインや角度を投げ縄ツール&変形ツールで移動させて調整してみる。

最後に3の瞳の円のラインを修正する。それでも違和感があるときには、一度瞳を消して、1から順番に確認する。

この辺は、もう少し修行をすれば独自の修正ノウハウができそうなので、頑張ってみる。もちろんハウツー本で学んでもありだろう。が、最後には感覚勝負な気もするので、感覚を磨いてみようと思う。

で、今回発見した課題は、まつげの目尻による表現の違い。無名さんの驚き顔だが、左側の絵は目尻がかなりきつい。本当はもっと丸っこい目なのだ。

実は、リアルな目を観察すると、そんなに上まぶたの目尻は下に向かって傾斜していない。が、アニメ表現だと、目が巨大なので、目尻の降下角度もきつくなる。だから、あり得ない角度だと分かった上で下向きにきつくカーブさせないと、垂れ目っぽい丸目にならない。だから落書きすると私の目はどうしても狐目になる。今日それが分かって納得。今後は意図的に下向きのカーブを意識して描かないと、丸目にならない。

あと、俯瞰がきつくなるとまゆ毛とまぶたの距離が異様に近づく。これは眉の位置の骨が前方に出ていて、かつ、眼球は奥まっているから。だから上からのぞき込むようなカメラアングルだと、まゆ毛がまつげに被り、上まぶたのラインにもかかるのだが、これが正しい。これを避けると、俯瞰なのに顔だけがカメラ向きになるので違和感が出やすい。これも顔の立体を意識しないと理解できない。

表情以外の情報をそぎ落としていっているので、表情の表現がはっきりと分かる絵になってきた。が、8カット中、上手く表現できていないカットがある。中途半端な表情になっているカットだ。こういう表現を減らしたい。漫画ではないので、捨てコマは書く必要がない。明確な表情である必要がある。

(206回目のnote更新)

読んでくれてありがとう。気長にマイペースに書いてます。この出会いに感謝😊