ドラグナーの本分037_1

#00 コラム(3) アッシュのリュック

 今回もまたしてもコラム回だ。今度はアッシュのリュックだ。慣れないソフトを使って作業をすると、とにかくいろんなところで引っかかる。しょうもないことで作業の手が止まり、ネットで検索しては作業を進める、の繰り返し。ちゃんとツールを使いこなせるようになってから作品作りをしたものだが、そうするといつまで経ってもやりたいことがやれないきがするので、いつもフライングスタートの作者。

 言い訳はこの辺にして、リュックの紹介。まぁ、何の変哲もないレトロなリュックサック。この時代にチャックなどというハイテクな物はないはずなので、紐で縛ったりズボンのベルトのような器具で各ポケットの蓋を固定する。ものの出し入れが面倒くさそうだが仕方がない。そういう時代設定なので。

 大した内容にならないので、例外的に影を塗ってみたよ。立体感が出る。が、ここはやはり線画修行としてはあくまでも線の力で立体を表現していきたいところ。……気が向いたので塗ってみたというのが本音。

 おぉっと、ここでまたもやエレノア乱入。なにやらリュックを持ち上げようとしているがなかなか持ち上がらない。引きずろうとしても動かない。これはどういうことだ?

「ちょっとぉ~。アッシュぅ~、このリュック、重すぎて動かないよぉ~。これじゃ仕事にならないな~、今日はお休みだね~」
 などと白々しい小芝居を打っているエレノア。なかなか上手いパントマイムである。だがしかし。
「エレノア、それには何も入っていない。太ももの大腿四頭筋を鍛えるにはまあまあよい方法だが、スクワットのほうが効果が高いぞ。缶詰なんかをたくさん入れて、今日はエレノアが運ぶか?いいダイエットにもなるぞ」
 と冷静に対処するアッシュ。
「やーだよー。もしゴールドバードを追っかけてる最中にガス欠になった嫌だもんねー。冗談だって~の」
 プンプンとむくれながら出発の準備にとりかかるエレノア。アッシュも少しは付き合ってあげないと。

 しまった、今回はコラム回だというのに、シナリオが少し進んでしまった、3ミリほど。
 そろそろテットにかまってあげないと。

 今日の更新はここまで。次回に続く。


読んでくれてありがとう。気長にマイペースに書いてます。この出会いに感謝😊