デジタルとバックアップ(一瞬で消える、それまでの努力)
(約 1,800文字の記事です。)
今日の午後3時過ぎ、約6時間かけて執筆した記事が、WordPressに公開した直後に「跡形もなく消え去った」。
リビジョンもない。下書き保存は何度もした。だが投稿一覧に見当たらない。
phpMyAdminにログインしてpostを確認したが、やはりない。投稿IDとそのリビジョンデータのIDがごっそり消滅している。つまり、データベースから消え去っているのだ。
さようなら、6時間。今日一日、海でも眺めてぼーとしていたほうがマシだった。
WordPressそのものは定期的にバックアップしているが、まさか、更新ボタンを押した直後に全滅するとは思わなかった。執筆中は下書きを何度もしているし、リビジョンも残っている。記事投稿後にWordPressのバックアップをすれば安心だ、そう思っていた。
だが現実は違った。投稿した直後に全てが消えた。
もしかしてと思ってChromeのキャッシュも調べたが、何も残っていなかった。下書きであって公開中となっていないことがあだとなったのだろう。WebサーバからHTMLをDLしてきての閲覧とは違って、WordPressサーバから動的に生成された内容をブラウザに表示させていることが更に傷を深めた。もし公開後にそのパーマリンクでChromeに表示させてさえいれば、キャッシュにHTMLファイルが残っていた可能性がある。
だがそれは永遠に可能性のまま。
今ココには「何も残っていない」
6時間分の時間が消え、私の中には「とても苦労して書き上げた約9千文字の結晶という名の「記憶」だけ」が残った。
やる気がなくなる。
空っぽになった。
どこにも向けられない怒り。戻ってこない時間と記事。色んな思いがぐるぐる回る。
でもこれがデジタルを扱うというリスクだ。消えるときは一瞬で全滅する。バックアップがあるさ?そのバックアップにかすりもしない内容は、宇宙の彼方に消え去るのだ。
(あるいはバックアップファイルが壊れていたり、バックアップの中身が解読不能な状態であったりする可能性も)
とはいえここで腐っていても何も始まらない。6時間と9千文字の代償として、今度は絶対に同じ過ちを繰り返さないための仕組み作りを考えた。WordPressの投稿記事に関して言えば、とある操作をする事でHTMLソースをクリップボードにコピーできる。そしてフリーツールを使ってクリップボードの内容を定期的にファイルにバックアップする仕組みが手に入る。これらを組み合わせれば、分単位でいつでも気軽に「記事の内容をクリップボードにコピー」するだけで、執筆中の記事の全文のバックアップになる。
……。
なぜ、あの記事執筆中にHTML全文をコピーすることがなかったのか。
なぜあの記事を書く前に、2, 3千文字程度の記事で全滅が起こってくれなかったのか。
失われた6時間と9千文字の記事は、二度と取り戻せない。
今ならば、ホットキー数回押下すれば、それを防げた。その事実を手に入れるために、6時間と9千文字の記事を銀河の彼方に捧げたわけだ。
悲しい。
これが「デジタル」を扱う者のリスクだ。
またWordPressのように、リモートPCから通信回線経由でサーバにつながる環境の場合、通信中のエラーによる「サーバに到達した時点でのデータの破損」も十分に考えられる。エラーなく正常にサーバにデータが届き、正常にサーバ側で処理されていることを確認するまでは、ローカル環境にデータのバックアップがあることは重要だ。
もう、二度と、こういう無駄なことはしたくない。
心に刻んで明日に挑もう。
ただ、今日は、少し疲れた。休みたい、とりあえず。
今回の創作活動は約6時間30分(累積 約2,917時間)
(803回目のnote更新)
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