VUEtest2作ってみた

CGで風景を作ってみた (VUE練習 1)

違う、違いすぎる。これが風景専用ソフトの実力か。

左がZbrushで適当制作、右が今回の専用ソフト。

パラメーターだらけである。何もかもがパラメーター設定なのだ。雲の高さ、厚さ、薄さ、量、など、雲だけでもめまいがするほどある。山、樹木、そのたもろもろ、とにかくものすごいパラメーターだらけ(笑)

そして全て英語。環境に関する英単語がどんどん頭に入ってくるよ(泣)一つずつ調べていくしかないからなぁ。今日半日ほどいじり込んでとりあえずできたのがTOP絵。適当に山っぽいものを配置して、適当にぱらぱらと樹木を配置して、何となく雲のパラメーターをいじっているうちに、そこそこよさげになったのでレンダリングしてみた。

川を作るつもりがなぜか海に囲まれた島になった。水面より高い陸地を作れば川が作れそうだ。ついでに月も配置してみた。でかいね。島の頂上にテストで1本の木と石を配置してみた。1本ずつも行けるらしい。

あとは適当に島に樹木を配置。配置作業自体はスプレーで地図上に振りまくような感じで自動的に配置できる。素晴らしい。こういうのを期待していた。

でも、これをKeyshotに持って行こうとしたら、データが重すぎて断念。そりゃそうだ、樹木の葉っぱ一枚一枚がポリゴンデータだからな。恐ろしい。

で、考えた。風景全体が3DCGならば、全球の写真も作れるのでは?と思って調べてみたらビンゴ!HDR imageを作成できるぞ。と、ここまでくるのに、追加で2時間ほどかかったのだ。当該項目がグレーアウトしていて、チェックボックスをオンにすらできない。なぜだ~!ってな具合で、引っかかりつつも、何とか作成。

これをHDR形式で保存して、Keyshotに持ってきた。ついでにフリーの鳩のobjモデルを読み込んで、実際のシーンっぽい物になるかテスト。

で、できたぁ~!!!

画質はやや粗いけど、きちんとワンシーンになっているよ。白い鳩がやや暗いので、非表示の光源を背中に配置して色々テスト。画像の順番はばらばらだけど、カメラアングルを変えただけ。鳩のモデルは触っていない。

被写界深度を浅くすれば粗い背景もまろやかになるだろう。

これで理論的には、小説のワンシーンを作っていける土壌がそろった。

問題は、この風景作成ソフトを使いこなすためには、また一から勉強なのだ、ということ。ほとんどネット上にも情報がないし、YouTubeにも古いバージョンの動画しかなく、基本的な使い方が分からない。そして取扱説明書のpdfは英語で1300ページ……。

今回はテストとして適当に作っただけだが、このソフトで思い通りに地形が作れる日が来るのだろうか?そしてそれに挑戦すべきか、悩んでいる。風景のポテンシャルがめちゃくちゃ高いのは分かったのだけれど、このソフトの使いこなしはかなり難しそうなのだ。ぶっちゃけ、風景専門の3DCGクリエーターになっちゃえるレベルだと思う。

自分が作ろうとしているCG絵は、もしかしたらとんでもなく難しいことを実現しようとしているのではないか?と思えてくる。商用の3DCG映画の1カットだけ、を作ろうとしているようなものだ。

しかも、中途半端にこのソフトで背景を作り始めると、今後、ずっとこのレベルを維持しないと整合が取れないので、風景はこのソフト頼みになってしまう。キャラのモデルもポーズも着色も仕上がっている段階で、まさかの背景CG待ち、という状況が見えている。これは想定外。

でも、これで村一つ分の周囲を作って、川も作って、マッチ箱みたいな橋やサイコロみたいな家々をマップ上に配置したら、それこそジオラマ背景は完成するから、あとはどこでどんな風に撮影するかは自由と言うことになる。三次元配置は破綻していないから、絵として説得力がある。

これは諸刃の剣。習得に時間がかかる分、習得すると風景に関しては自由自在ということになる。なんということだ。その代わり、またしばらくZbrushに触れないことになってしまう。悩ましい。

なんか、どんどんキャラクターモデリングから遠ざかっている。夢には近づいていそうだけれども。気が遠くなった。

ちょっと筋トレして走ってくる。
(禁酒連続 2日目) (筋トレ累積 46日目)



読んでくれてありがとう。気長にマイペースに書いてます。この出会いに感謝😊