山のレタッチテスト

風景CG だんだん見えてきたVUEの限界 (VUE練習 7)

VUEは苦行。相変わらず分からないことが多い。分かることのほうが少ない。色々限界が見えてきた。

まず、森。林くらいなら樹木をスプレーしていい感じになるが、大密林を作ろうとすると、広大なマップに何百万本の樹木を配置することになる。問題なのは、葉っぱの光沢の打ち切り誤差?か何かで、白色輝点が大量発生すること。

レンダリング解像度を上げてもだめ。(もしかしたら製品版で解像度をかなり上げれば回避できるのかもしれないが、よくわからない。そしてそんなに時間をかけたくない。)PCも重くなるので現実的ではない。

次に、山のテクスチャを直接緑にしてみた。

まぁ、悪くない。けど、これはどこのアジアの密林だろうというくらい緑が多い。そして水際も不自然。Google earthで風景を眺めて勉強してみた。うん、茶色が見えないね。地肌が見えないのが問題。そしてそれをうまくやる術は今のとこ見つからず。どおりでVUEの画像にはやたらと遠い山脈しかないわけだ。地肌をごまかすためだろうね。

仕方がないのでレンダリング結果をお絵かきソフト上で合成や加工するしかない。

これを重ねて、レイヤーマスクをまるでアナログ漫画のトーンを削るように作業すると、山肌を露出させることが出来るわけ。The アナログ作業(笑)せっかくのフル3DCGがなんてこった。まぁ、3DCG画像は仕上げで必ずレタッチしているもんですがね。

若干まとも。だが、何だか山の立体感がないな~。

こっちは緑の山の画像の上のレイヤーに茶色のブラシを置いていって作った。もはや「作画」したのである。レンダリングの解像度が違うから比較できないけど、ちゃんとレンダリングすると山には立体感があるみたい。

結局、風景3DCGは、最後は描き込み+修正のレタッチが必須っぽい。まぁ、動画3DCGやるわけではないから、それで妥協しようと思う。それでも陰影のでき方は立体情報を保っているので、乗算や重ね塗り系なら行ける気がする。超簡易フォトバッシュだな。

でも、この手法を自分なりに煮詰めれば、雪山も作れる訳だから、結構表現の幅は広がる気がする。また、絵で描き込むので、ぼかし系の表現は、楽に追加できそうだ。(ただし、またブラシなどのツールの勉強しなきゃならないけど(笑))もうツールの勉強イヤだ。表現だけしていたいよ~。ま、将来的な背景CGのグレードアップの際に考えよう。今は、可能性のテストってことで。

まだ、全く思い通りに山の形を作れないし、川も作れない。でも、絵の描き込み前提なら、最終的なレンダリング結果に、イメージとしての川や道路を描き足すだけで十分な気がしてきた(妥協)絵だと1本線を引いて川辺の色を塗れば完成だろうが、立体だと、不自然にならないようなV字谷を細長く作って、しかも川幅をきちんとキープするような彫り込み技術が必要だ。山の形すらままならない状態で、そんな細かい制御ができるはずがない。山エディタの地形編集機能で、なんとしても川の彫り込みだけはできるようになりたい。

今日も苦しい結果となった。

(追記)
やはり2Dレタッチは最後の最後の手段に取っておきたいので、テクスチャ等を駆使して、なるべく3DCGでいきたいと思った。2Dレタッチはシーン変更に対応できないから。シーン変更=作業し直しだから。自由度が一気に落ちるのでは3DCGで作る意味がない。VUEの使い方の見直しが必要。

読んでくれてありがとう。気長にマイペースに書いてます。この出会いに感謝😊