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絵を描くのが面倒くさくなったのです。 (Fusion 360)

そもそもそんなに絵が上手くない(笑)だから、そこそこ上手そうな絵に仕上げるだけで、線画なのに軽く1時間以上かかる。

肝心の小説の中身=ストーリーが進まない。ネタやアイディアはたっぷりEvernoteにあるのだが、ストーリーとしてnoteに語っていない。

ボトルネックなのは、実は挿絵の下手さ&絵筆の遅さ。
かといって、シーンをリアルに言葉だけで語れるほどのリッチな表現力があるわけではないし、そもそもそんなにくどくどと1シーンについて語りたくない。視覚で表現できれば一瞬の1枚絵なのに。

だが、絵が描けないという無限ループ。

そこで色々試してたどり着いたのが3DCGによる表現。

といっても3DCGは面倒くさい。すごい手間がかかる。なんせ3次元情報の点、線、面で立体を表現するわけだから。それを2次元のモニターを見ながら入力する訳なので、1次元分のハンデを負った制作作業なのだ。手間かかるのは当たり前。だが、MikuMikuDance などを見ても分かるように、3DCG表現がリッチなのは間違いない。問題なのは作成の手間、なのだ。趣味の範囲の時間内で満足できるような仕組み作りがないとすぐに破綻する。

色々試した結果を簡単に表現すると、

Blender
無料なのに統合CG環境というすごいソフトだが、使い方にすごい癖がある。「できなくはない」が「出来るまでの道のりがものすごーく長い」。あらゆる機能について言える。無料の代償としては辛すぎる。

メタセコイア
MMD限定にするならよさげだが、MMDに関係しないのであればツールの将来性の不安があるので却下。

Zbrush
販売用のフィギュアを作りたい、またはハリウッド級の3DCG映画に関わりたいのであれば必須だが、それ以外ではあまりにもハードルが高い。使い勝手はBlenderの次に難しい。機能が多すぎる。それでいて何が出来るかはクリエーター次第という、なんとも「取っ手のない刃物」に近い。どこを握ってよいのやら。
Zbrush Coreという初心者用ソフトもあるが、デジタル粘土造形であることに変わりはない。あなたが粘土細工でリッチな表現ができる自信がなければ、結局は粘土細工程度の表現でストップするのだ、と言うことを思い知らされて挫折した。
お皿が作れない、花瓶が作れない、というように、人工物をさらっとモデリングできないことに苦しんだソフト。

で、ようやくCADにたどり着く。CADって難しい印象があって避けていたのだが、Fusion360を調べたら趣味レベルなら実質無料で使える本格的なCADソフトとのこと。
イラストのワンシーンを考えると、人肌や植物など、ごく一部を除けばほとんどが人工物なのだから、だったらCADで全部立体化してイラストにしたらいいんじゃね?という発想にたどりつく。

CADは水平、垂直、直線、円弧といった規則的・機械的な表現が超得意。以下は5分で作った適当な立体化ロゴがこれ。CADソフト以外で5分では作れないだろう。(テスト中だったので無意味な分割線があります)

ただし、CADは前後左右上下の3方向全てにおいて有機的かつ不規則な曲面が苦手。顔の凸凹のような表現ね。

そこで、キャラクターの造形を思いっきりデフォルメして幾何学的な造形で表現できれば、それはそれでアリなのではないか?と思うようになる。例えば、ゲームのパワプロのキャラみたいにね。どんぶりみたいな頭部と、卵形の胴体、棒状の手足、球状の手でも、ワンシーンを作ることは出来る。
それでいいのではないか?シーンの全体像がイラスト表現できればそれでいいのではないか?自分にとっての必要十分なのではないか、と思うようになる。

だれも素人の表現にリッチな表現力を求めてはいないはずだ(爆)。だったら、CADで表現できるぎりぎりまで立体情報を削って、そのうえで、自分が表現したいものを立体にしてイラスト化すればそれでいい、と思った。

なので、Fusion 360というCADソフトで、イラストのワンシーンを作るというなんとも無謀な趣味を実行しようと思い立った次第。多分、前例がない、というか、Google画像検索で検索しても全て工業製品の絵だ。そりゃそうだ(笑)

創作意欲がある限り細々と更新したい。


読んでくれてありがとう。気長にマイペースに書いてます。この出会いに感謝😊