会社の飲み会が苦手

私はIT系の会社に勤めているが、忘年会、新年会、歓送迎会といった組織単位で行う飲み会が苦手だ。逆に、今日は疲れたから飲みに行こう、相談したいことがあるから会社終わりに飲もう、という個人的なやり取りは好きだ。

なんで苦手なのかをわざわざ書かなくてもいいのだけれど、誘われているのに断ることにも罪悪感を覚えるような「中途半端な人間」なので改めて考えてみることにした。

■金稼ぎ目的の集団が、酔って何を会話するのか

昨今、働き改革によって、目的の不明確な会議が問題視されるように、飲み会の開催理由についても同じ感覚で不明瞭感を覚えてしまう。
・歓送迎会…目的達成度50%
新人を迎える、退職者を送り出す目的だけど、開催規模が大きく、参加者が多いと結局一言も会話をせずに終わってしまうことも多い。
・忘年会、新年会…目的達成度0%
これこそ何をしたいんですかと言いたい。年末年始は、ただでさえ営業日が少なくて忙しいのに、飲んでいていいわけがないだろう。
(クリスマス・正月といったプライベートな雰囲気で職場でも浮かれポンチしてるんじゃない!)
いい意味でビジネスライクなゆとり世代のためなのか、20代で染まっておくべき社会人の慣習に抗い続けた結果なのか、まじめに働くべき集団に飲み会というよくわからない時間を設ける必要性を感じない。

■業務外のことに、時間を奪われたくない

私の会社の話になるのだが、店の予約は新人が任される。
店の予約だけならまだしも、参加者の出欠、参加費の回収、はては一芸披露にいたるまで(パンスト競争をしたのは今では懐かしい思い出だけど(笑))、なんで業務外のところにそんなに神経を使わなきゃいけないのか!
はなはだ疑問だ。

自分が新人のころはそんなものか、とも思ってはいた。だけど、それを若い子にさせる側になると、「やっぱりおかしいよな」と、止めさせられない自分がもどかしい。
また、お会計の際に、会社の上の役職の方は他の人より多めに出してくれる。そのためなのか、私の会社では翌日出社した際に、お偉いさんに感謝の挨拶をしなくてはいけない慣習がある。
でも、よく考えてほしい。準備など諸々を頑張ったのは新人たちのほうだ。稼ぎのいい上司がすこしばかりお金を多く出すのと、新人が慣れない土地で飲み屋を必死に探して、参加費を集める労力を比べたときに、上司のほうだけ感謝を伝えるのは明らかにおかしいだろう。

■酔って失敗するリスクを負いたくない

これはかなり個人的な理由だが、お酒の力を借りるメリットが私にはないのだ。むしろ酔うことはリスクにしかならない。

お酒はおいしいと思う、だが私は別に酔ったからと言ってプラスの方向に作用することが少ない。
「気が楽になって、しゃべりづらい悩みがうまく打ち明けられた」だとか、「今まで話しかけづらかった人に積極的になれる」だとか、あえてお酒を介在させる効果はまだ経験できていない。
むしろ、体質的に先に気持ち悪くなることが多かったり、言わなくていい一言を言ってしまったり、…といった失敗のほうが多い。

こんな人間だから、普通においしいご飯を食べに行くほうが平和に終われてずっといい。気心も知れていない人もいる組織単位の飲み会で、あえて失態をさらすリスクを取りたくない。

最後に

こんなこと言うと、すごくめんどくさい人だと思われるだろう。
誰にも誘ってももらえない寂しい人間だと心配されるかもしれない(あながち間違ってない💦)

けれど、誰かが犠牲になってまで会社(という組織)で会を開くのは違うかな、と思う。
とはいえ、飲み会をぶっ潰せ!こんなのは変えるべきだ!と大きな声で訴えたいわけでもない。言う度胸もない。

自分の考えはあくまでも個人的なものだから、こっそりこのNoteでつぶやかせてほしい。そして、この文章を読んで少しでも共感してくれる人がいれば縮小化させていけるかな、とも思う。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?