「変わっているね」って誉め言葉かよ

会社の休憩室や飲み会でよくある場面に、AがBのことを「変わっているね」というようないじりだ。

(もちろん私はB側になることが多い。)

私としては、ありきたりな会話だからいちいち目くじらを立てるのはどうかと思って口に出さないけれど、なんて反応したらいいのかわからず、いつもノーリアクションになってしまう。そして、変な空気だけが残る…。

このもやもやした気持ちは何だろうって考えたときに、原因を2点思いついた。

「何」が変わっているかわからない


おそらく、Aが思う「常識」とか「考え方」とかと違うから言ってくるのではないだろうか。ただし、Aが「変わっているね」そう感じた根拠を言わずに単にBは他の人と異なっていると言い放ってくることが多い。
論拠を示さずに、相手を断定してくる身勝手さ。
(そりゃ私もイライラするわ。)

類似する考えに「よく空気を読む」というのがある。だれも空気なんて、見えるわけがないのに。見えもしないものをなぜかいつも読むように言ってくる。同調圧力以外の何物でもない。

話を戻すと、変わっているとする根拠を示さない限り、Bは「何が?」としか思えないのだ。

しかも、Aはたいがい「(自分は常識や考え方が大衆的な普通だけど、あなたはそうじゃないから)変わっているね」と言っているだけに過ぎないことが多い。

(なんて上から目線だよ。ほんとに)

相手が言われてどう思うかを考えていない

もう一つのもやもやポイントが、この言葉を言われてうれしい人っているんだろうか、という点だ。

もちろん、人と違っている、自分だと特別だといわれると嬉しいこともある。

しかしA側の人間は、自分が言われてうれしい言葉と思ってBに言っている人はどれほどいるだろうか。逆に、嘲笑や侮蔑の意味合いがあるように感じてならない。
(被害妄想かもしれないけれど)

少なくとも私は、言われて不快になる側だ。そんなB側の気持ちを推し量らず、勝手に「変わっているね」と言い放つA。相手がどう感じるか考えられないAは、サイコパスじゃないのか。


結論に入る

よくあるいじりかもしれないけれど、ちゃんと考えてから話そう。
あと、人を勝手にカテゴライズするな!

#日々思っていること


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