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政治講座v173「米国第一、日本は二の次、国益これが国際政治、そして米国の傍若無人を真似ているのがロシア連邦である。歴史は繰り返される」

ロシア連邦の無法行動が日本人の77年の太平の眠りを覚ました。ウクライナ侵攻で目が覚めたであろうか。
国際連合憲章や慣習の国際法があれど、守らない国にはどうしようもない。やはり、自国は自力で守る以外に手段がない。戦後は枢軸国vs連合国で作った組織は瓦解しているのである。77年経ても国連の条項にはまだ日本は敵国条項の対象である(すでに死文化)。世界の平和に尽力している日本に敵国条項のままである。ウクライナ侵略をしているロシアや中国は連合国の常任理事国であり、拒否権をもっていてやりたい放題である。この組織は機能しない組織であろう。国際連合憲章を遵守すべき常任理事国がその国際法を無視している。自分等の決めた国際連合憲章をいとも簡単に破るのである。もう、無法国家に等しい。何らかの制裁を科すことが難しいのは理不尽である。
今回は屁の突っ張りにしかならない国連の無力さについて論じる。

              皇紀2682年3月20日
              さいたま市桜区
              政治研究者 田村 司

はじめに

国際連盟で失敗国際連合も失敗の様相であり、機能しない組織であることは明白。屁の突っ張りにしかならない組織は次の通り。何故なら、77年経ても旧態依然のままであり、戦争の勝者の利権として常任理事国の拒否権をもったままの組織であり、敗者へは敵国条項のままである。今、問題を起こしているのは常任理事国の理不尽な行動である。米国の覇権主義の真似をしているのがロシア連邦である。米国とロシア、五十歩百歩である。

国際連合とは

第二次世界大戦を防ぐことができなかった国際連盟(1919年-1946年)の反省を踏まえ、アメリカ合衆国、イギリス、ソビエト連邦(崩壊して今はロシア連邦)、中華民国(内戦で負けて今は台湾となっている。常任理事国は中華人民共和国)がなどの連合国(the united nations)が中心となって設立した。1945年4月から6月にかけてアメリカ・サンフランシスコで開かれたサンフランシスコ会議で国連憲章が署名され、同年10月24日に正式に発足した。

国連の目的は、次の三つである(国連憲章1条)。

  • 国際平和・安全の維持

  • 諸国間の友好関係の発展

  • 経済的・社会的・文化的・人道的な国際問題の解決のため、および人権・基本的自由の助長のための国際協力

ニューヨークにある国連本部


これらの目的を達成するため、総会、安全保障理事会、経済社会理事会、信託統治理事会、国際司法裁判所、事務局という6つの主要機関と、多くの付属機関・補助機関が置かれている。加えて、数多くの専門機関・関連機関が国連と連携して活動しており、全体として巨大かつ複雑な国連システム(国連ファミリー)を形成している。

2022年にはアメリカ、イギリス、フランス、ロシア、中国の核保有国が「核戦争に勝者なし」と声明を発表し、核戦争回避と軍縮に向けた異例の共同声明 を発表しグテーレス事務総長は歓迎したが、同時にロシアとウクライナ情勢悪化によって、大規模な大戦が勃発する可能性があるとしアメリカとロシアが国連緊急会合を行った。

同年2月21日、ロシアは国連憲章に反しドネツク人民共和国とルガンスク人民共和国の国家承認、国際社会から凄まじい批判をうけた
3日後の2月24日、ロシアはウクライナに全面侵攻(ロシア・ウクライナ危機)した
国連では緊急会合が開かれ、グテーレス事務総長は涙ながらロシアに自制を求めたが、10分後にはロシアのプーチン大統領はウクライナへの全面侵攻を宣言をした。
クリミア半島併合などを2014年に行ったが核保有をしている常任理事国が非核保有の独立国への全面侵攻する事は異例である
プーチン大統領は「ロシアには大量の核兵器がある。ロシアに対して邪魔をすれば敗北と悲惨かつ壊滅的な被害になる」と核戦争(第三次世界大戦)及び核攻撃への突入にも辞さない事を発表世界各国を脅し、ウクライナへの軍事支援を牽制した。
G7各国やNATO諸国率いる西側諸国はロシアへの大規模な制裁を行っているが、軍事増援は核戦争(第三次世界大戦)勃発する可能性が高いため現在も行っていない。

また、常任理事国であるロシアは核及び拒否権を所持しているため、第二次世界大戦前の国際連盟と同じく、国際連合及び国連安全保障理事会も機能不全に陥っている
最近、面白いことが起こった。国際ハッカー集団の「アノニマス」がTwitterにてロシアへ宣戦布告をした。

侵攻から数日後、ウクライナ軍の激しい抵抗によりロシア軍は苦戦していることをきっかけにプーチン大統領は再び核の使用を匂わせる言及を行い、ロシアは国際社会から完全に孤立した。
ウォロディミル・ゼレンスキー大統領はグテーレス事務総長にロシアを常任理事国の権利剥奪を要求している。
3月にはグテーレス事務総長は核戦争(第三次世界大戦)が起こる可能性が高いことを発表した。事態の悪化に伴い現在、各国は緊張状態に走っている。

死文化した敵国条項の放置は、生き返ることが起こり得る

国連憲章第五十三条、第百七条(以下、旧敵国条項)は、旧敵国の全てが国際連合に加盟して半世紀が経過した現在、一般的には、事実上死文化した条項と認識されているとされる。 日本はドイツとともに、一九九五年の国連総会において、旧敵国条項を憲章から削除する決議案を提出し、賛成多数によって採択された。 もっとも、実際に削除されるためには、憲章の改正手続が必要であり、憲章は国際条約に該当するため各国における批准を要する。

二度あることは三度ある。核戦争(第三次世界大戦)が起こる可能性

ロシアの国民の冷静な対応を願うのみである。ロシアの大統領の交代を願うのみである。このままでは世界中が不幸になる。しかし、戦争による破壊により新たな世界秩序が作られる時期になってきている兆候が今回のロシア連邦のウクライナ侵攻ではなかろうか。
ロシア連邦・中華人民共和国(独裁政権)vs自由・民主主義政権の戦いになるのかな?

屁の突っ張りの国際司法裁判所

国際司法裁判所は国や国際機関からの提訴に基づいて法律的な判断を下す国連の主要な司法機関で、15人の裁判官で構成されている。

「国際司法裁判所」が侵攻停止命令も…ロシア従わず
テレ朝news 2022/03/18 19:28
ウクライナ侵攻を進めるロシアに対し、国際司法裁判所は軍事行動の即時停止を命じましたが、ロシアは従わず批判が強まっています。

 オランダにある国際司法裁判所ウクライナの訴えを認め、ロシアに対して直ちに侵攻をやめるよう暫定的な命令を出しました。

 国際司法裁判所・ドナヒュー所長:


ウクライナでの軍事行動を直ちに停止するものとする
ロシアは指揮下にある軍隊、非正規部隊、組織、個人が軍事作戦を助長するような行動を取らせてはならない
今回の命令には13人の裁判官が賛成し、ロシアと中国の裁判官2人が反対しました。

 審理を欠席したロシアは…。

 ロシア、ペスコフ大統領報道官:「今の結論を受け入れられない

 また、国際司法裁判所の訴訟には当事国であるロシアとウクライナ両国それに合意する必要があるとしたうえでこう述べました。

 ロシア、ペスコフ大統領報道官:「我々の方から合意はできない

 命令に応じる考えはないと話しました。

 ウクライナで民間人の犠牲が相次ぐなか、国連の安全保障理事会が緊急会合を開きました。

 イギリス、ウッドワード国連大使:「ロシアは国際人道法を守るよう呼び掛けていますが、戦争犯罪を犯しています

 イギリスの国連大使はロシア軍が住宅街や病院を攻撃し、民間人を殺害していると強く非難しました。

 一方、ロシアの大使は…。

 ロシア、ネベンジャ国連大使:「でっち上げの情報キャンペーンである

 と、反発し、欧米が武器を送り込み紛争をあおっていると主張

 ロシアへの反発は世界的に広がっているがロシアは屁の河童である

シュワルツェネッガー氏「ロシアの友、真実知って」SNSに動画投稿

朝日新聞社 2022/03/18 19:46

 「ロシアの友人と、ウクライナで戦うロシア兵士の皆さんに伝えることがある」。俳優のアーノルド・シュワルツェネッガーさんが17日、ツイッターに動画を投稿し、ロシア軍によるウクライナ侵攻の真実を知ってほしいと呼びかけた。プーチン大統領には「この戦争はあなたが始めた。あなたは止められる」と訴えた。

 シュワルツェネッガーさんは約9分間の動画の冒頭、14歳の時にロシア人の重量挙げの世界王者と出会い、「私のヒーローになった」との思い出を披露。「私はロシア人に対する愛情と尊敬を持っている。ロシア人の強さと心は、いつも私に刺激を与えてくれた」と話した。

 そのうえで、ロシア政府が戦争の目的を「ウクライナの非ナチス化」と説明していることは「真実ではない」と強調。「ロシアの爆弾によって、都市全体が破壊され、300万人のウクライナ難民が国を離れた。これは人道危機だ」と訴えた。

 ロシア兵に対しては「あなたたちが撃つ弾すべては、あなたの兄弟、姉妹たちを撃つことになる」と呼びかけた。動画の終盤には「ロシアで抗議活動を続けているすべての人に」として、「世界はあなた方の勇気を見ている。あなた方は私の新しいヒーローだ」と話した。

ウクライナのゼレンスキー大統領、23日に日本の国会でオンライン演説

毎日新聞 2022/03/18 20:09
衆参両院は18日、ウクライナのゼレンスキー大統領の国会演説を23日午後6時から実施する方針を固めた。双方をリアルタイムでつなぐ「オンライン形式」を採用し、日本の国会では初めての試みとなる。設備の都合から本会議場ではなく、国会内の大規模会議室で実施する。↵
ゼレンスキー氏は英国や米国などの議会でもオンライン形式で演説しており、日本に対しても在日ウクライナ大使館から日本の外務省を通じて打診。17日にはウクライナのコルスンスキー駐日大使が衆参両院議長に対し、正式に要請していた。演説はロシアによる攻撃を非難し、ウクライナへの支援強化を呼びかける内容になるとみられる。↵自民党の高木毅、立憲民主党の馬淵澄夫両国対委員長は18日、国会内で会談し、国会演説を早期に実施する方針を確認していた。【野間口陽】

「真珠湾攻撃や9.11を思い出して」ウクライナ大統領、米議会で演説

毎日新聞 2022/3/16 22:30(最終更新 3/17 01:38)
ウクライナのゼレンスキー大統領は16日、米連邦議会でオンラインによる演説をした。「ロシアはわが国の領土だけでなく、基本的な人間の価値や自由に生きる権利を攻撃している」と強調。ウクライナ上空の飛行禁止区域の設定、防空システムや戦闘機の供与などの追加支援、ロシアからの米企業の全面撤退などを求めた。
ゼレンスキー氏は「1941年の(日本による)真珠湾攻撃を思い出してほしい。(2001年の)米同時多発テロを思い出してほしい。空からの攻撃で街が戦場になった。私たちはロシアによる空からの攻撃で毎日、毎晩、この3週間、同じことを経験している」と訴えた。
演説の後半は英語で語った。「我々はウクライナのためだけではなく、欧州の価値観、世界の未来のために闘っている。米国、そして米国の指導者であるバイデン大統領には平和の指導者になってほしい」と呼びかけた。
演説の合間には、砲撃されたウクライナの市街地や、民間人が犠牲になる様子を撮影した映像が流された。ゼレンスキー氏は8日に英国、15日にはカナダの議会でもそれぞれオンラインで演説し、ウクライナへの関与強化を求めてきた。【秋山信一(ワシントン)、杉尾直哉】

真珠湾発言”に賛否のゼレンスキー大統領、日本の国会演説で何を語るか

 ロシアの攻撃による街の破壊、そして失われる命。この戦禍にウクライナの抵抗の象徴として矢面に立つゼレンスキー大統領。元テレビタレントらしく、戦闘色が印象的なTシャツ姿と演説の上手さ、いい意味で政治家らしくない好感度の高いルックスで、世界からの応援を一手に集めている。
そのゼレンスキー大統領が支援の強化を求め、欧米諸国の議会でリモート演説を続けている。そして日本にもオンラインによる国会演説の要請があり、岸田文雄首相は前向きに検討しているという。国民の間でも同氏がわが国に対してどんなスピーチをするのか期待が高まっているが、ここにきてそんな歓迎ムードに水を差すコメントがSNS上で目立ちはじめている。
「多くの日本国民がロシアのウクライナ侵攻に胸を痛め、ウクライナの人々に心から声援を送っています。ところが日本時間の16日、ゼレンスキー大統領がアメリカ連邦議会でリモート演説した内容に批判の声が上がっているんです」(週刊誌記者)
米連邦議会で同大統領は、ウクライナ上空の飛行禁止空域の設定、防空システムや戦闘機の供与などの追加支援、ロシアからの米企業の全面撤退などを求める演説を行った。ところが、日々ウクライナが受けている無差別攻撃について、「1941年の真珠湾攻撃を思い出してほしい。空が戦闘機で黒くなった。2001年の米同時多発テロを思い出してほしい。空からの攻撃で戦場になった。私たちはこの3週間、毎日、毎晩、同じことを経験している」と言葉に力を込めたために、日本では困惑の声が相次ぐことに。
「米国民向けに共感を求める方法として論及したのだと思いますが、真珠湾攻撃を例に挙げことで《日本にも支援を呼びかけている大統領とは思えない》《例えとして不適切》《考え方の主体が白人側》など、あれほど高かったゼレンスキー大統領の日本での好感度が一部で急落しているようなのです」(前出・週刊誌記者)

 また、日本の国会演説についてもネット上には、《日本では原爆を思い出せとか言うつもり?》《米軍の空襲を持ち出すか》《アメリカが加害者の事例は絶対に挙げないだろう》などと予想する書き込みも込みも見受けられている。「劇場型で心を揺さぶるスピーチ」と評されるゼレンスキー大統領。元テレビタレントでカメラの前で話すのはお手の物だけに、来週にもおこなわれる国会演説で、どんな話が飛び出すかに注目したい。(飯野さつき)

My  Opinion.



ゼレンスキー大統領が米国議会で「1941年の(日本による)真珠湾攻撃を思い出してほしい。(2001年の)米同時多発テロをを思い出してほしい。」調子よくいった。それなら米国が国際法違反の無差別殺戮の「原子爆弾の投下」をどのように解説するのか。人種差別主義者のトルーマンの国際法違反を問う必要がある。ロシアの核兵器使用の恫喝をどのように関連づけるのか見ものである。
ゼレンスキー大統領の歴史的認識の浅はかさは味方を失うだけであろう。
プーチン氏からプロパガンダに長けたネオナチと評されるのもうなずける面がある。「武力で最初に手出しした」と言う面では、ロシアも許されるものではない。正義の戦いであった大東亜戦争は最初に銃を抜いた日本が悪者扱いは西部劇でも分かる。最初に手出しした日本陸軍の浅はかさでもある。米国のルーズベルト大統領は日本を挑発し最初に銃を抜かせ、日本の暗号を解読しながら真珠湾攻撃があることを米国海軍に警告を発しないで被害が出ることを黙認した(敢えて、米国海軍を見殺しにした)のである。元海軍次官出身であり戦略としては巧妙であった。ルーズベルト大統領は米国では4選された大統領であり、プーチン大統領と同様、長期政権の大統領であった。ルーズベルトは独善的になり、「戦争したい病」の狂った大統領であった。歴史は繰り返されるのである。今度はプーチンが独善的になり「核兵器」で世界を恫喝するのである。

参考文献・参考資料

なんで国際連盟にアメリカは参加してないの?国際連盟の失敗を徹底解説! - 塾/予備校をお探しなら大学受験塾のtyotto塾 | 全国に校舎拡大中 (tyottojuku.com)

「国際司法裁判所」が侵攻停止命令も…ロシア従わず (msn.com)

シュワルツェネッガー氏「ロシアの友、真実知って」SNSに動画投稿 (msn.com)

ウクライナのゼレンスキー大統領、23日に日本の国会でオンライン演説 (msn.com)
「真珠湾攻撃や9.11を思い出して」ウクライナ大統領、米議会で演説 | 毎日新聞 (mainichi.jp)

“真珠湾発言”に賛否のゼレンスキー大統領、日本の国会演説で何を語るか | Asagei Biz-アサ芸ビズ

国際連合 - Wikipedia

主権 - Wikipedia

フランクリン・ルーズベルト - Wikipedia

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