6月6日の思い出

良い天気。湘南に向かう電車に乗った。
友達と、ヤクルトの化粧品工場を見学に行く。

お土産付きのたのしい工場見学。

飲料にしても、化粧品にしても、私はヤクルト(乳酸菌シロタ株の力)に絶大の信頼を置いている。
シロタ株という乳酸菌はすごい。細かいことはよく知らないけれど、漠然とそう思っている。
80mlの小さなドリンクから始まって球団を持つまでの企業になっているというのがまず、その乳酸菌の持つ力のひとつの証明だと思う。

工場見学のあと、海まで歩こうという話になった。
地図を見ると、いちばん近い海岸までは約40分。
まだ15時をまわったばかりだから、16時までには着くはずだ。

途中で酒の自販機を見つけたり、コンビニで酒を買ったり、スーパーでつまみを選んでいたら思いのほか時間がかかり、酔って道順もよく分からなくなってきたが、「この方向に歩いていればいつか海に着く」という大雑把な見解で進んでいくと、ふと覗き込んだ川の中にフグが泳ぐのが見えた。
淡水と海水の混じり合う汽水域だ。
海はもう近い。
すぐに、鵠沼海岸のきれいとは言い難い海が現れた。
その先に、江ノ島も見える。

そこまで歩こうかという話になる。

目と鼻の先の距離に思えた江ノ島、その最寄駅である片瀬江ノ島駅にたどり着いたのは21時をまわった頃だった。

途中で突然現れた焼肉屋さんに寄ったりビールを買って海岸で飲んだりしていたら、あっという間に夜になっていた。
見積もりというのは、なかなかその通りにいかないものだな。


思い出ガチャの中の今日の思い出

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