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仮想化&クラウドInfo.(2014.05.17)
VIRTUALIZATION.INFOとCLOUDCOMPUTING.INFOをウォッチする仮想化&クラウドInfo.シリーズ、2014.05.11(日)~2014.05.17(土)分です。
今週のVIRTUALIZATION.INFOから。
(1)Paper: Dell Wyse Datacenter for Microsoft VDI and vWorkspace
(2)Sanbolic announces Scale-out Platform; Software-Defined Storage for the enterprise
(3)Release: Convirture ConVirt Enterprise with Hyper-V Cluster Management and Live Migration
今週のCLOUDCOMPUTING.INFOから。
(4)Microsoft announces Azure RemoteApp, allowing Applications to run as a Service from Azure
(5)Microsoft Azure announcements from TechEd 2014
(6)Release: Virtual Bridges Bridgepoint
そのほか。
(7)LXCで学ぶコンテナ入門 -軽量仮想化環境を実現する技術:連載|gihyo.jp
(8)いまさら聞けないDocker入門(1):アプリ開発者もインフラ管理者も知っておきたいDockerの基礎知識 - @IT
・XenDesktopの機能とアーキテクチャの基礎について学ぼう(1):エンタープライズ/ジン
・Cloud FoundryによるPaaS「Pivotal Web Services」登場。価格面でAmazonと、機能面でIBMと競合へ - Publickey
・AWSオルタナティブ”をOpenStackで日本に根付かせる~レッドハット廣川社長 - クラウド Watch
・ニュース - レッドハット、コンテナ仮想化「Docker」やストレージ「Ceph」に注力:ITpro
・OpenStack Foundation、対応製品などを集めた「OpenStack Marketplace」を開始 - Publickey
・基幹系が増えたAWSソリューション、各ベンダーのDCの構築技術にも高い関心 - クラウド Watch
・丸紅、社員7000人利用のアプリケーション仮想化基盤導入 - ITmedia エンタープライズ
・ドリーム・アーツ、クラウド監視センターを沖縄県石垣市に設立 - クラウド Watch
・Outlook.com、新しい受信箱自動化システムでGmailのフィルターに対抗 | TechCrunch Japan
・ヴイエムウェア ウェルカムキャンペーン|VMware
以下、各記事の主要部意訳とナンバリング記事に関するコメントです。
(1)Paper: Dell Wyse Datacenter for Microsoft VDI and vWorkspace
Dellが「Dell Wyse Datacenter for Microsoft VDI and vWorkspace」と題した文書を公開した。104ページからなるこの文書では、Microsoft Hyper-V上のMicrosoft Windows Server 2012 R2 RDSまたはDell vWorkspace 8.0 MR1で仮想デスクトップを提供するために必要な、アーキテクチャデザイン、構成(configuration)、アーキテクチャのキーコンポーネントの選定、実装を含む、リファレンスアーキテクチャが説明されている。
(2)Sanbolic announces Scale-out Platform; Software-Defined Storage for the enterprise
多くのSoftware Defined Storage(SDS)ソリューションがこの三年ほどで登場しました。名前を挙げると、VMware Virtual SAN、Nutanix、Maxta MxSP、SimpliVity、Scale Computingなどです。SanbolicはScale-Out Platformと名づけられたソリューションでこの市場に参入しました。
SDSソリューションとして、ローカルストレージやSAN(EMC、NetApp、Hitachi Data Systems)とクラウドストレージ(AWS)を集約、一元管理できるのが特徴とのこと。技術的には、多分Melio FSなるファイルシステムがキモかな?Windows、Linux、Xen、KVM、Hyper-V、OpenStackをサポートし、「驚くべきことに」VMware vSphereはサポート対象外。
2006年ConVirtチームは、オープンソースでXen用のマルチホスト管理コンソールを開発すると言う野心的なプロジェクトを開始した。[...]今年1月、ConvirtureはこれまでのKVM、Xen、VMwareと言ったメジャーな仮想化プラットフォームに加えて、Microsoft Hyper-Vをサポート対象にした。ConVirt Enterpriseには、さらにAmazon EC2、Eucalyptus、OpenStackをサポートするCloudバージョンもある。
オープンソースのマルチハイパーバイザ管理コンソール製品ConVirt、旧称XenManの今年1月のアップデートについて。
(4)Microsoft announces Azure RemoteApp, allowing Applications to run as a Service from Azure
ヒューストンでのTechEdで、Microsoftは利用者がMicrosoft Azureからアプリケーションを実行可能にするAzure RemoteAppのテクノロジープレビューを発表した。この新しいサービスでは、利用者はリモートデスクトップクライアントが稼動する複数のデバイスからWindowsアプリケーションを実行できる。これを実現するために、MicrosoftはWindows用のMicrosoft RemoteAppアプリケーションのリリース、iOSおよびAndroid用のMicrosoft Remote Desktopアプリケーションのアップデート、Mac、Windows Phone、Windows RT用のクライアントへのAzure RemoteAppサポートの追加を予定している。
(5)Microsoft Azure announcements from TechEd 2014
TechEdのキーノートスピーチでのAzure RemoteApp以外の発表について。
・Microsoft Azure Site Recovery。データセンタ間のフェイルオーバ、フェイルバックを提供。今年6月にプレビュー予定。
・Microsoft Azure Antimalware。MSおよびサードパーティの仮想マシン用アンチマルウェアエージェントのサポート。
・Microsoft Azure ExpressRoute。サイト間VPNやないブロードバランシン愚答を提供。提供開始。
(6)Release: Virtual Bridges Bridgepoint
今週、Virtual Bridges社はBridgepointという新しいクラウドオーケストレーションシステムがまもなく利用可能になると発表した。Bridgepointは仮想デスクトップ活用を目的とした製品で、既存のVMwareとOpenStackインフラストラクチャをデプロイ先とし、仮想ワークロードを管理できる。これにはパブリックまたはハイブリッドクラウド上の、この二つの環境間での移行性も含まれる。この新製品は同社が、かつてプライベートクラウドマーケットで、そして過去に他のITマーケットで直面してきたようなベンダーロックイン現象から開放しようとしているのではないかと推測させる。
(7)LXCで学ぶコンテナ入門 -軽量仮想化環境を実現する技術:連載|gihyo.jp
Dockerで注目度を増してきたコンテナ型仮想化について、基礎から解説する連載が始まりました。第1回は「LXCとコンテナの基本」。Docker導入のメリットは、半分ぐらいはこれまで導入されてこなかった「コンテナ型仮想化」のメリットと言えそうです。完全仮想化やPaaS的なホスティングとどう違うのか、抑えておきたい部分で、次回も楽しみにしています。
(8)いまさら聞けないDocker入門(1):アプリ開発者もインフラ管理者も知っておきたいDockerの基礎知識 - @IT
Dockerについて基礎からの入門連載が始まりました。第1回ではDockerを「DevOps」に役立つツールという切り口から、「Dockerがインフラ管理者にもたらすもの」「Dockerがアプリ開発者にもたらすもの」を整理した部分が面白いです。こちらも、次回も楽しみ。
今週は、こんなところで。
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