見出し画像

仮想化&クラウドInfo.(2014.05.03)

VIRTUALIZATION.INFOCLOUDCOMPUTING.INFOをウォッチする仮想化&クラウドInfo.シリーズ、2014.04.27(日)~2014.05.03(土)分です。

今週のVIRTUALIZATION.INFOから。
(1)Siris Capital Group acquires Stratus Technologies

今週のCLOUDCOMPUTING.INFOから。
(2)Video: vCloud Hybrid Service Demo: Overview & Integration w/ vCloud Connector & vCloud Automation Center

その他
(3)vSphere App HA 1.1について | Japan Cloud Infrastructure Blog - VMware Blogs
(4)AWS Elastic BeanstalkがDockerをサポート、新しい形態のPaaSへ。事実上どんな言語でも使え、手元の開発環境をそのままPaaSへデプロイできる - Publickey
(5)「クライアント仮想化」「BYOD」「DaaS」への高まりつつある期待~IDC調べ - クラウド Watch
(6)ヴイエムウェア、パートナー4社と提携しネットワーク仮想化事業を国内本格展開へ | IT Leaders
(7)シェアナンバーワン、仮想化基盤のスタンダードとなった「Hyper-V」--マイクロソフトが打ち出す次なる一手とは - ZDNet Japan
VMwareが切り返す--30日の米IT株動向 - ZDNet Japan
IBMがクラウドマーケットプレイスを開設。セルフサービスでIaaS、PaaS、SaaS購入。オープンソースやサードパーティのサービスも - Publickey

以下、ナンバリング記事についてのコメントです。

(1)Siris Capital Group acquires Stratus Technologies

調査&投資情報企業のSiris Capital(2011年創業、本拠地ニューヨーク)が、Stratusの99.999%稼動で知られるフォルトトレラントシステムを提供するStratus Technologiesの買収完了をアナウンス。約3億5200万ドルでの買収自体は2014年3月31日に既報。

(2)Video: vCloud Hybrid Service Demo: Overview & Integration w/ vCloud Connector & vCloud Automation Center

先週、VMwareはYoutubeの公式チャンネルで「vCloudハイブリッドサービスDemo:vCloud Connector&vCloud Automation Centerによる実装と概要」と題したビデオを公開した。VMwareのvCHS(vCloud Hybrid Service)チームのクラウドアーキテクト、Josh GwytherがvCHSのユーザーインターフェースと、他のVMwareツールとの統合について概説するものだ。

まずvCloud Hybrid Serviceのデモから入っており、実は初見ですがvCloud Directorとよく似た雰囲気(というよりこれがベース?)です。12分40秒から話が移り、vCloud Automation Center(vCAC)からHybrid Cloudに仮想マシンをデプロイして見せてます。

(3)vSphere App HA 1.1について | Japan Cloud Infrastructure Blog - VMware Blogs

vSphere 5.5の新機能として発表されたApp HAですが、2014年4月に公開されたバージョン1.1の機能強化点のうち、「カスタムサービスの監視」「Oracleの監視」について、実際の設定の流れなどがスクリーンショットつきで解説されています。カスタムサービスは、事前にHyperic側で監視、再起動を可能なように登録しておいて、その登録名をApp HAでも指定する、ということかな?

(4)AWS Elastic BeanstalkがDockerをサポート、新しい形態のPaaSへ。事実上どんな言語でも使え、手元の開発環境をそのままPaaSへデプロイできる - Publickey

Amazon Web Services ブログ」も参照。一般的な仮想化が「OSに対してハードウェアを仮想化して見せる(=仮想マシン)」のに対して、Dockerは「アプリケーションに対してOSを仮想化して見せる(=仮想OSインスタンス?)」と言われるコンテナ型仮想化。ただDockerはミドルウェアまで含めたコンテナイメージで持ち運べる点が興味深くて、従来のIaaSやコンテナ型仮想化ではOS管理が必要、従来のPaaSではミドルウェア選択の自由度がないという状況の中に、すっぽり独自のポジションを確立しそうな気がします。これがパブリッククラウドにも展開できるようになるのは、ちょっとブレイクスルーかも。

(5)「クライアント仮想化」「BYOD」「DaaS」への高まりつつある期待~IDC調べ - クラウド Watch

表題三分野の導入状況および2013年との比較。クライアント仮想化の導入率低下と導入企業での利用率向上はいわゆる幻滅期がいい形で進んでいるのかな?「BYOD/シャドーIT導入率」が増加というのも、まず着眼点が面白いと思います。

(6)ヴイエムウェア、パートナー4社と提携しネットワーク仮想化事業を国内本格展開へ | IT Leaders

うっかり見落としそうだけど、ネットワーク仮想化の話だけではなく「Elite Initiative」設立について触れられています。VMwareのSDDC思想採用先進企業をメンバーとして、協同して顧客推進を図っていくとのこと。先行技術評価も含むのでしょう。

(7)シェアナンバーワン、仮想化基盤のスタンダードとなった「Hyper-V」--マイクロソフトが打ち出す次なる一手とは - ZDNet Japan

マイクロソフトが開始する、クラウドの責任者となる人材を育成する「Cloud Manager育成講座」の紹介。記事中にある「クラウドマネージャーとは」の囲みは、ベンダ/クラウドプロバイダを問わず参考になりそうです。...というかインタビュイーの各務茂雄氏が「VMwareで戦略マーケテイング、クラウド構築を経験してきたテクニカルアーキテクト」ですね。いつの間に。

今週は、こんなところで。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?