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仮想化&クラウドInfo.(2014.07.05)

VIRTUALIZATION.INFOCLOUDCOMPUTING.INFOをウォッチする仮想化&クラウドInfo.シリーズ、2014.06.29(日)~2014.07.05(土)分です。

(1)VMware、vSphere 6.0 Public Betaを発表
(2)VMware、Virtual Volumesの公開ベータをリリース
(3)リリース: Microsoft Assessment and Planning Toolkit 9.1
(4)IBM、Bluemixの提供開始とロンドンのSoftLayerデータセンター開設を発表
(5)ペーパー:Ubuntu 14.04 LTS上のOpenStackのためのHPリファレンスアーキテクチャ
(6)リリース: Oracle VM 3.3
(7)Racemi、シリーズC投資で$10Mを調達 (cloudcomputing.info, 2014.07.04)

以下、各記事の主要部意訳です。

(1)VMware、vSphere 6.0 Public Betaを発表 (virtualization.info, 2014-07-01)

本日、VMwareは次版になるvSphere 6.0のパブリックベータプログラムを開始した。小規模なプライベートベータ1を経て実施されるこのベータ2では任意のすべての顧客に、VMwareの次のフラッグシップ製品をテストし、競争上の優位点を高め、vSphere Teamに貴重なフィードバックを提供する可能性を与える。

(2)VMware、Virtual Volumesの公開ベータをリリース (virtualization.info, 2014.07.01)

VMwareはVirtual Volumes (VVOLs)のベータ版もリリースした。Virtual Volumesでは、仮想マシンと仮想ディスクのファイルのカプセル化により、仮想マシンとそのディスクをストレージ管理単位にすることが可能になる。これらのファイルはストレージシステムにネイティブな形で保持される。VVOLは、仮想ボリュームのストレージシステム状態(aware)と仮想マシンとの関連状況を生成するvSphere APIs for Storage Awareness (VASA)を利用する。これは、パフォーマンス向上のためのスナップショットやクローンのストレージシステムへのオフロードといった操作を正確にする。仮想ボリュームストレージシステムとのin-band通信では、vSphereは従来どおり標準的なSCSIおよびNFSプロトコルを使用する。

VVOLsはVMworld 2013で発表された新機能。「Midnight Blue : Virtual Volume Beta スタート!」の解説も参照。

(3)リリース: Microsoft Assessment and Planning Toolkit 9.1 (cloudcomputing.info, 2014.07.01)

MicrosoftはキャパシティプランニングツールAssessment and Planning Toolkit (MAP)の9.1版をリリースした。この版は、昨年12月に公開された9.0版のフォローアップ。MicrosoftはAssessment and Planning Toolkitを、無償のソリューションアクセラレータとして提供している。

(4)IBM、Bluemixの提供開始とロンドンのSoftLayerデータセンター開設を発表 (cloudcomputing.info, 2014.07.01)

6月30日、IBMは2本のニュースアナウンスをリリースした。一つは同社のオープンクラウド開発Platform as a Service:Bluemixの提供開始(availability)で、もう一つはロンドンのSoftLayerデータセンター開設の知らせだ。

(5)ペーパー:Ubuntu 14.04 LTS上のOpenStackのためのHPリファレンスアーキテクチャ (cloudcomputing.info, 2014.07.03)

HPは「Ubuntu 14.04 LTS上のOpenStackのためのHPリファレンスアーキテクチャ(HP Reference Architecture for OpenStack on Ubuntu 14.04 LTS)」と題した文書を公開した。15ページからなるこの文書は、HPサーバを使ってUbuntu 14.04 LTS上のOpenStack Icehouseクラウドを展開する際のガイドラインを提供するもので、中規模のOpenStack Cloudを設定する際の推奨事項を含んでいる。

(6)リリース: Oracle VM 3.3 (virtualization.info, 2014.07.03)

Oracleは企業向け同社の仮想化ソリューションの3.3版をリリースした。このXenハイパーバイザー技術を利用した仮想化ソリューションは、x86とSPARCベースのプロセッサアーキテクチャの両方で利用でき、ゲストとしてWindows、Linux、そしてOracle Solarisをサポートする。

(7)Racemi、シリーズC投資で$10Mを調達 (cloudcomputing.info, 2014.07.04)

2000年創業のアメリカ、アトランタを拠点とするRecemiは、異種物理、仮想、クラウドプラットフォーム間でのサーバーワークロード移行を提供している。同社はMilestone Venture Partnersを筆頭に既存のHarbert Venture Partners、Paladin Capital Groupが加わったSeries C投資で$10Mを調達したと発表した。

ちょっと不調で更新が滞っていました。遅ればせながら、該当期間分のVIRTUALIZATION.INFOとCLOUDCOMPUTING.INFOの記事だけでもフォローしておきます。

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