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クラウドノオト

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クラウドの音、Cloud Note、Cloudnaut。クラウドコンピューティングと仮想化、周辺技術や文化のnote。 (マガジン「仮想化&クラウドInfo.」から改題)
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#生成的AI

社内プロンプトインジェクションという生成系AIリスク

生成系AI(GAI:Generative AI)が非常に面白いだけでなく、業務にも役立つことが徐々に認識されてきています。以下では、生成系AIならではの特性と、それを活用する三井化学株式会社の事例を取り上げました。 生成系AIの業務導入事例が増えている一方、利用による情報漏洩リスクも指摘されています。そこで単純に利用禁止にすると活用を進める他社/他者に「取り残されるリスク」になるため、両方を解消する自社用生成AIツールの整備に向かう動きも出てきています。この周辺で見落とされ

「3つの“ChatGPT”」問題が解消してた

最近のChatGPTの話題でどうしても気になっていたのが、以下の三つの意味で「ChatGPT」という言葉が使われていて、誤解を生じかねなかったこと。 人工知能モデルとして、「ChatGPT」が使用しているモデル ChatGPTが使用しているモデルをツール(アプリケーション)に組込むために使う、「ChatGPT」API ChatGPT APIの利用サンプルでもある「ChatGPT」ツール OpenAI社が4月24日にブランドガイドラインを公開したことで、これらの呼び分け

公式解説前に想像する「AWSの生成的AIサービスの強み」はコストと環境負荷

ChatGPTを中心にいま最もホットな話題、生成的AIサービスの分野に、先週末はAWSが「Bedrock」というサービスを投入して参戦しました。ユーザーグループイベント情報でおなじみの「AWSユーザーグループ勉強会情報 4/17-5/1|NUMAGUCHI, Shigeru|note」では「今週はAWS Summit 開始で勉強会はすくないですが、AI/ML支部が熱いです」と今晩のAI/ML支部イベントが推されていて、さっそくAWSの中の人からこの辺りのセッションがあるようで