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【糞エッセイ】漢のロマン

 漢のロマン、それは永遠に続く儚いもの。

 漢のロマンとは一般的に、憧れ、夢、理想…そしてファンタジー
なんというか”そういうもの”なのである。理屈や合理性を通り越して何歳になろうが男を惹きつけて止まない説明不能な要素。敢えて言うなら「考えろ、感じろ」的なものである。

 さてはて、今も昔も少年というのは”戦闘”であったり”強さ”に惹かれ、自然と雄としての本能に従っているなと感じる。やはり根幹にその本能があり、文明の発展とともに派生し多様化したのではないかと考える。子どもは残酷だといわれるほどに知的好奇心があり、虫等の生命を平気で奪うしなんでも拾ってくる。私はそんなことしていない!と思った方にあえて断言するが、物心つく前にしているのだ。そして空想に励むほどに余暇があり、そのエネルギーは凄まじく目を見張るものがある。

ところで、通学路や山や公園をプラプラ歩いているときに、ちょうどよい木の棒が手のひらに吸い込まれたことはないだろうか。あるある!とあなたの心の声が聞こえますが、あれは未だに謎である。

 大人になるとなかなか木の棒を拾う機会は減ってしまうが、私はあなたに散歩中や気分転換に木の棒を探してほしい。いつしか薄れていくロマン、もちろん金がかかるロマンもある。だが、気づけなくなった、思い出せなくなっただけで金がかからないロマンもたくさんあると思うのだ。あの月に兎に見えるだろうか、それとも蟹に見えるか、はたまた宇宙人がいるかもしれない。いつしかそんなの思わなくなってしまう。だからこそ、ときどき空を見上げてほしい。あの動く雲は何に見えるだろうか?昼の月はどこにあって何色だったろうか。くだらないと言わず忘れてしまっているロマンを思い出して欲しい。
 木の棒を拾ってなぜか高揚する漢のロマンにはそういう”くだらない妄想の要素”も含んでいると思う。木の棒を拾うことで何ができるか、絵が描ける、高い草をかき分けることができる、戦うことができる。それよりも何せあのフィット感たるや、ほかのものにはない(魔羅は除く)。

失敬。

 他にも多機能でゴツゴツしたマシンに目を光らせた時期はないだろうか。世代によって違うが、戦隊ヒーローきっかけの人、映画きっかけの人もいるだろう。エアガンであったり、ロボットであったり、家電であったりジェット機、電車であったり、小物雑貨であったり。タイムマシーンであったり。

 例えば乗り物、バイク。間違いなく漢のロマンの一つである。雨風もしのげない、冬には乗れない、命懸け、バイク好きはロマンで乗っている方がほとんどだろう。バイク一つとっても漢のロマンは多く含まれている。その艶やかなボディに、マフラーが奏でる音に、自らの体で風を受け前進する操縦感に。はぁ、しょうがない漢、心躍ってしまうのだろう。

 今のご時世声を大にしては言えないが、エロティシズムの観点でもそうだ。女子風呂を覗いてみたい!であったり、透明人間になれたら、などエロにも漢のロマンは存在する。よく言えば探求心や好奇心旺盛なのだが(よく言いすぎ)、その探求心が多くの作品を生み、今のエンタメに繋がっているのだと思う。

 ちと疲れたので今日はこんなところで、ドロンします。。。話がところどころ脱線しているかもですが、ぜひ見逃していただきたい。皆さん、漢のロマンありますか?何か思い出したことがあればコメントで教えてください。

では。



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