Shuzo

Shooting life of people, personality in Tok…

Shuzo

Shooting life of people, personality in Tokyo. https://www.instagram.com/tsukajizo/

最近の記事

ポトレとPortraitの話

何度かポトレとPortraitは別物。という話を耳にしたことがある。先日もXのスペースで少しだけ話題に出ていたのを聴いた。85mmで撮るとポトレっぽくなる。という話だった。 最初に聞いたのはあるファッション系のフォトグラファーのClubhouseでのトークだった気がする。またこちらの配信でも、同じように言われている。 この動画の中に出てくる「男性目線の女性の写真」というのが一つのキーワードだと思う。 被写体として、その人が「女性である」ことが優先されているか、それともそ

    • いい人物写真を撮る簡単な方法

      いい人物写真は小さなカメラで、友達と話すくらいの距離感で、被写体を真ん中に置いてピースして貰えばいい。ピースって一番みんなが知っていて、一番カメラの前で素直に撮れるポーズだと思う。 写真って、簡単じゃん? でも、自分も含めてだけど、それだけじゃない写真をたくさん撮っている。苦心しながら、ああじゃないこうじゃない。うまくいかない。そんなことを考えながら。 じゃあそれはなんでなんだろうね、っていうこと。これは結構大事な部分だ。結論?もちろんありません。だから写真を日々撮って

      • 1日1回感謝のインスタ投稿1500投稿目

        昨日書こうと思っていたのだが、ついついサボってしまい、今日になって一昨日のことを書く。Instagramの投稿が1500件になった。 随分と前からInstagramに毎日写真を投稿するようにしている。投稿数から考えて4年ぐらいかと思っていたけれど、まだ3年だった。まぁ、3年一度も休まずに投稿していたら、まぁまぁすごいとは思う。 最近はもっと投稿の形式を崩してもいいかなとは思っているけれど、一日おきにスナップとポートレートを投稿している。ポートレートを撮っているとどうしても

        • 写真と記録についての考察

          先日 VISIONSというコミュニティの方と飲んでいて、街を歩きながら撮影をした時の話(自分は企画に不参加、後日の飲み会だった)をした。 その会話の中で気になった表現があったのでそれを膨らましていきたい。 「記録写真になってしまう。」 街中を歩きながらスナップ写真を撮るというテーマの企画についての話だったが、その言葉の中には「記録写真にならないように」という少しネガティブな意図が含まれるように感じた。その意図自体を完全に読み取ることは難しいので、ここではその方の考える「記

        ポトレとPortraitの話

          使っているカメラとレンズの話

          いま、少しお酒を飲んでいる。そう、これは居酒屋(仮想)の中で書いた文章だ。雑文失礼仕る。ご容赦のほど。 カメラの話はあんまり好きじゃない。カメラなんて撮りたい写真の目的によって何がいいかは全然違う。だから、本当はなんのために写真を撮っているの?とか、何を撮っているの?とかそういう話がしたい。 色味とか、ボケとかそういう表現方法の話じゃなくて、その先にある何かのはなし。もう一つ言えば、「何を撮ってるか」の「何を」はモノ(object)でもない、コト(subject)の話だ。

          使っているカメラとレンズの話

          好きなフォトグラファー

          今現在、自分が好きな写真を撮っている方々の紹介を書いておきたい。フォトグラファーなのかどうかは、その人次第。アーティストかもしれないし写真作家かもしれない。深いことを考えるのは今は面倒なので、失礼ながらまとめてフォトグラファーと書いた。 だれかにオススメ!というわけでも、この人が技術がすごい!とかそういう基準ではなく、好きという観点で選んでいる。自分の好きな人って有名人だと思ってもそうでない場合もあるよね。俺の中では有名!それでOK! 技術どうのこうのいうには、自分はまだま

          好きなフォトグラファー

          写真の中の違和感をコントロールする。

          写真を見るときにうまいかどうか感じる自分の基準として、”違和感のコントロール”がされているかというものがある。ここで「コントロール」という表現を使っているのはとても大事なことで、必ずしも”違和感がない”写真がいいかとうとそうではないということを書いておきたい。 もう一つ前置いて書いておきたいのは、この違和感のコントロールを暗黙知の領域でできる人もいるということだ。写真はフィジカルな要素が含まれるメディアなので、言語化できていないからといって必ずしも悪いとは限らないし、多くの

          写真の中の違和感をコントロールする。

          なぜポートレートを撮っているのか

          普段Instagram経由でモデルさんに声をかけさせていただいて、ポートレートを撮っている。聞かれた時は比較的言葉で答えられるようにしているのだけど、ちゃんと文章化していなかったのでちゃんと書いておきたい。 これは今の時点。ポートレート撮影を始めてから現在までの話だから、これから人を撮っていく過程で変わっていくかもしれない。 女の子を撮っているのか? モデルさんを撮っていると「女の子を撮っている人だ」と言われがちだ。これは個人的には結構不服で、撮影の対象が比較的若い女性

          なぜポートレートを撮っているのか

          スナップを撮る人にオススメの本

          端的にいうと本の紹介です。 「スナップを撮る人が街に行く前に読んでおきたい、書籍5選」とか書けたらちょっとしたバズ狙いいけるんじゃないかと思うのだけど、いかんせん雑に本を読んだり、途中で諦めちゃったり、そんないい加減な読書しかしていないので、とてもじゃないけれど人にアドバイスなんてできない。「スナップついでに読み返したい書籍5選。(俺向け)」そんなとこだろうか。 写真の撮り方を学べる本とか、スナップの撮り方を指南するWeb記事とかは、絵作りのための本や記事はたくさんあるけ

          スナップを撮る人にオススメの本

          目線と視線について

          ポートレート写真を見ていると、目線はカメラから外れているのに、意識がカメラの方を向いているような写真がある。意識を伴う目線を視線というのならば、それらは目線と視線の方向が一致していない人の写真となる。 人間の行動を観察すると、正面以外の方に意識を寄せた場合の目線に関する行動に幾つかパターンがある。 「意識の向いた方向に顔の方向ごと向ける」 「意識の向いた方向に目線だけ送る」 「意識の向いた方向を向かない」 のパターンが考えられる。 1. のパターンの場合が通常の人間

          目線と視線について

          ストリートフォトと肖像権の話

          ストリートフォトでの肖像権って話題になることは多いのだけど、意外と自分自身の基準を明文化している人ってそんなに多くないイメージがあったので、備忘録的に現在の自分の基準を書いておこうと思う。 人を写さなくも街の外形(ハード)は撮影できるけれども、人が写っていない写真は街を撮っているとは言えないと思っている。中野正貴さんの「TOKYO NOBODY」で映された東京が異様な風景に見えるのも、「今際の国のアリス」の誰もいない渋谷が表現として成り立つのも、「街には人がいるものだ」とい

          ストリートフォトと肖像権の話

          写真について語る

          2年ほど人物写真を撮影してきて、今いろいろと悩んでいる。 自分がなぜ人物写真を撮っているのか、それをアウトプットするにはどんな意味があるのか。強く自分の内側から表現したいエッセンスや主張が何かがあるかといえばそういうわけではない。 ただ、明確に言葉にはできないなりに、何かそこに意味を見出しているというのをどこかで感じている。そして、自分が表現するという活動において、写真でアウトプットするということがしっくりきているということは確かだと思う。 いくら考えていても、そのとき

          写真について語る