59_海外サッカーの放映権について考える③

どうも、内藤 司です。

今回も前回の記事「58_海外サッカーの放映権について考える②」からの続きで欧州サッカーの放映権について書きたいと思います。

前回の記事で書いたWOWOWのラ・リーガ中継撤退とJ SPORTS「FOOT!」の海外サッカー取り扱い終了。
これはサッカー界全体での放映権料の高騰が理由にあり、実際にWOWOWも撤退の理由を「放映権料が高騰したため」と説明しています。
スペイン ラ・リーガは2013-14シーズンに8億4000万ユーロ(現在のレートで約1252億2000万円)だった放映権料収入が、2021-22シーズンには17億8800万ユーロ(約2676億5000万円)と倍以上になっています。
さらにイングランド プレミアリーグでは、2022-2025年総額での放映権料収入が104億ポンド(約1兆6131.44億円)と報道されました。
1シーズンあたりに換算しても日本円で約5000万円以上となります。

2018年からWOWOWはDAZNからのサブライセンス契約によりラ・リーガの中継をしており、日本代表の久保建英選手(レアル・ソシエダ)の出場試合などの注目試合を毎節5試合中継していました。契約の金額や年数など詳細は明らかにされていないものの、来季以降の契約でDAZNとの交渉がまとまらず、終了に至ったとみられます。

このような放映権料の高騰で日本では無料放送である地上波での海外サッカーの視聴はほぼ困難となっています。

次の記事では、そんな放映権料の高騰から各社がどのように対応して放送を続けていっているのかを書きたいと思います。

では、次の記事で!

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