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既製品Tシャツへのエンボス加工。そのメリットとデメリット

皆さんこんにちは!カワシマです!

遂にやってまいりました。
カワシマにくる問い合わせの中で1番多かった内容
「既製品にエンボス加工できませんか」
これに対応できるプレス機の準備が整いました!

1年前とか、お問合せをいただく度に断らなければいけなかったのですごく辛かったです。
なんとか応えたいなって思ってはいても、物理的に不可能だったので手の打ちようが無く・・・。
でもそれも、お終いなので!
実を言うと数か月前から対応は可能だったんですけど、体制をある程度整える必要がありまして、ご報告を遅らせておりました。

今回の投稿は、既製品エンボス加工にあたっての概要やメリット&デメリットなどをお話していこうかなと思います。

既製品エンボス加工:概要

【対応ボディ】
Sサイズから対応可能
素材はポリエステル100%
ほどよく伸縮性のある生地

既製品で取り扱いやすいのはユナイテッドアスレやプリントスターなどのドライTシャツが挙げられます。

ユナイテッドアスレの代表的なドライTシャツ(ポリエステル100%)

【加工可能最大サイズ】
加工可能最大サイズは25㎝×25㎝です。
細かさの限度があるのでデザインによっては加工が難しい場合があります。

【加工可能位置】

加工位置参考画像

胸、または背中に対応可能です。
その他の位置は加工のデザインなども関わってくるので要相談です。

【単価】
裁断物(パーツ)で加工する際と同じで、デザインやボディの種類によって変動するので都度お見積りさせていただきます。

【最小ロット】
30枚以上から受け付けています。ただし、量産枚数30枚以上を見据えたサンプル数枚は受け付けてます。
※余談
弊社の型代は40,000円以上かかることが多いので、仮に最低30枚の生産の場合1枚あたり1,333円以上の型代がかかっていることになります。
ちなみに・・・調べていただければわかりますが、エンボスの型40,000円というのは激安価格です。

【納期】
型の作成で1週間、これに加えてサンプル数枚であれば2~3日で返送しています。
量産に関してはスケジュールに組み込む必要があるので都度ご相談になります。

以上が既製品エンボス加工の概要です。
ここからは既製品加工のメリットと、デメリットをお伝えします。

【既製品加工のメリット】
・1着にかかるコストが低い
・裁断や縫製が絡まないので納期管理がしやすい
・ボディに不良がでても補充できる
・既製品なので出来上がりのイメージがしやすい

【既製品加工のデメリット】
・ボディの在庫が無い場合がある
・加工の単価が上がる(逆を言えば、これだけしか上がらない)
・加工の位置がずれることがある(ボディ1着1着違う為)
・既製品なので自分好みのボディが無い場合がある

こう考えると、メリットの恩恵が大きすぎて
デメリットがかすんでくる気がしますけども・・・

加工屋としては・・・正直言うと扱いやすくてスペースも確保しやすい裁断物で加工できるのが一番嬉しいですけど、生地から選んで服を完成させるにはお金と時間と労力がかかりますから。デメリットもしっかり把握してもらっていれば全然既製品でも良いんじゃないかなと思います。

また、カワシマではユナイテッドアスレ、プリントスターやグリマーのボディを引くことができますので
ボディ発注から加工、袋入れまで一貫してご依頼を承ることができます。
この機会に是非ご検討いただければと思います。
加工のご依頼、お待ちしております。

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