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レーザー加工をご紹介!

皆さんこんにちはーカワシマですー

今回はレーザー加工についてご紹介していこうと思います。
レーザーはいろいろな素材に対応していて、どちらかというと衣類以外の用途で使われるイメージが強い気がします。レーザーの機械も最近では家庭用に販売されていたりとどんどん身近になってきているので、今回の動画はアパレル関係以外の方でも参考になるかと思います!

レーザーが行える加工は大きく分けて2種類、切断と彫刻です。
カワシマでは主に切断がメイン、彫刻は趣味程度の頻度で使用しています。なんで彫刻が趣味程度なのかというと、仕事の大半が生地を扱うことと、彫刻に特化した機械じゃないので時間がかかるからです・・・。なので今回の動画の8割は切断の紹介!

必要なもの

まずレーザーを使用するにあたって必要なのはデータです。
切断の際にはイラストレーターなどの保存形式(拡張子)を「DXF」にしたもの、彫刻の際には「BMP」にしたもので加工が可能です。もしイラストレーターを持っていない場合はそれ以外の形式でも承ることはできるんですけど、それを元にレーザー用のデータを作成しなければいけないのでデータ作成費がかかってきます。

今まで紹介してきた刺繍、プリント、エンボスはデータ代だったり版代、型代がかかってきてたりしたんですけど、レーザーはデータを用意してもらえれば初期費用は0円なんです!少しお得な感じしますね。
なにやら家庭用のレーザーはアプリとかでやれるらしいのですごくお手軽ですよね!うらやましいです・・。

で、切断できる素材なんですけど、メジャーどころでいうと
・生地全般
・木材
・アクリル板 などです。
それぞれ気を付けなければいけないポイントっていうのがあってですね・・・

【生地全般】

正確に言うと、カットするだけなら可能という表現です。例えば綿とポリエステルでは断面に違いがあって・・お手元にライターと生地を用意しましょう!
綿素材をボー!焦げてぼろぼろになれば、これが綿。
ポリエステル素材をボー!焦げもあるけど溶けて固まっている、これがポリエステル。
これを踏まえた上で、レーザーでカットしたものを見ていきましょう。

綿素材

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とてもきれいにカットできてますね。レーザーは細かいところまで再現できる良さがあるので、幾何学模様でテストしました!
上段は気にならないですが、下段はところどころ切れてしまっている部分があります。綿は断面が固まらないのでボロボロになりやすく、そのせいで細かいところが切れてしまっているんですね。せっかく綺麗にカットできてるのに悔しいです・・。

ポリエステル

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こちらがポリエステル。上段は綿と同じくらい綺麗にカットできています。
下段を見ると、細かい部分が綿よりもきれいにカットされているのが分かると思います。
ただし不用意に手で引っ張ったり引っかけたりすると簡単にプチッといってしまうので1mm以下のカットは避けた方が良さそうです。

ポリエステル(フェルト)

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こちらはフェルトをカットしています。カワシマはレーザーでカットするものとしてはこのフェルトが一番多いです。アップリケやワッペンの土台作りに一役買ってくれています。フェルトは伸び縮みが無いので細かい部分まで再現でき、細い部分もしっかり残っています。

合皮

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合皮もフェルトと同じく伸び縮みが無いので細かい部分まで綺麗にカットされています。いつかランドセルとかにレーザー加工してみたいなぁ・・・。

【木材】

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こちらが木材(合板)を切断したものになります。厚さは5mmくらいまでだったら切断可能です。木材なので断面にススがついてしまうので汚れをふき取る必要があります。合板はまだ汚れが取りやすいんですけど、ベニヤだったりヒノキなんかは石炭でも触ったのかってぐらい汚れがすごいので一苦労します。
生地の時よりも細かい部分が痩せて見えますが、木材はレーザーの強度を強くするので断面が広がってしまします。今回のテストでは生地と全く同じデータで加工しましたが、本番時はデータを修正して細かい部分がもう少し太くなるようにします。

【アクリル板】

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アクリルも木材と同じ厚さをカット可能です。レーザーの強度や速さも木材と同じような設定でカットできるんですけど、アクリル板は断面が凶器になります。写真で見ただけではわかりづらいかもしれないですけど、すごい鋭くカットされてます。このままでは人を殺してしまいかねないので必ずヤスリをかけて整える必要があります。

【彫刻について】

彫刻はさきほど挙げた中にもあった木材とアクリル板、金属が多いイメージです。生地は熱に対する強度が弱いので分厚い生地であっても彫刻は不向きです。
彫刻は切断と違って、レーザーの強度と速度が違うだけで仕上がりが変わっちゃうのでかなり繊細な設定が必要になります。上のアクリル板の写真は彫刻も入れてありますがかなり綺麗です。明朝体の細かい文字でもしっかり彫られていて再現度◎!(時間がかかりますが・・・)

いかがでしたでしょうか?
レーザーは目的が限られてはいますが、普段生活をしている中でさりげなく活用されている加工なんです。カットされているものを見かけたら、レーザーのこと、思い出してあげてください。笑

カワシマ加工室では刺繍プリントエンボス加工などの二次加工を紹介していきます。
加工のことで気になった方はぜひHPからお問合せください。
また、新規のお取引の方限定で刺繍データを0円にて作成しています。これを機に是非刺繍に興味を持ってもらえれば幸いです。

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