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刺繍データ代を安くする方法をご紹介!

皆様こんにちは、カワシマです。
今回は、刺繍するにあたって必須となる刺繍データ代についてお話しようと思います。

刺繍データ代って?

文字通り、刺繍をする際に必要になってくるデータのことを指します。
トップ画像はすべて刺繍データの写真です。
機械で行う刺繍においてこの刺繍データは必須となり、つまりは刺繍データ作成代というものも必須となってくるわけです。

単価についてはワンポイントの柄で4,000~5,000円、胸元に大きくロゴ等を刺繍する場合で10,000~20,000円と、柄の大きさや刺繍の打ち方によって大きく左右されてしまいます。

仮に10,000円の刺繍データを作成したとして、原価を考えてみましょう。
刺繍をいれるものの数が50枚だった場合、10,000円÷50枚で1枚あたりの刺繍データ代は200円となります。200円というのはワンポイントの刺繍工賃と同じくらいの値段です。データ代と刺繍工賃を合わせて1枚に400円の原価がかかってくることになります。

では、刺繍を入れるものの数が200枚の場合はどうでしょう。200枚であれば10,000円÷200枚で1枚あたり50円となり、刺繍工賃とあわせても250円にしかならないんです。

そう、衣類が売れにくい昨今において刺繍データ代というのは大きな壁となるんです。

ではその刺繍データ代、どうすれば安くすることができるのでしょうか?

1、刺繍密度を粗くする

まずは画像をご覧ください。

名称未設定-5

左が通常の刺繍データ、右が刺繍密度を粗くしたデータになります。
今回のこの柄の場合、左のデータで11,000円ほどになります。これを右のように密度を粗くすると・・・これだけで2,500円ほど安くなる計算になります。
刺繍密度を粗くするとスカスカに見えてしまうことがあるので気を付けなければいけませんが、もし刺繍糸にこだわらなければ少し太めの糸を使用することである程度カバーが可能です。

2、刺繍の打ち方を変える

2つ目の手法としては刺繍の打ち方を変える、です。
どのように打ち方を変えるかはデザインにもよるのですが
参考までにこちらの画像をご確認ください。

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左のデータは3,000円ほどのデータです。同じサイズで刺繍の打ち方を右のようにすると、価格は1,000円ほど高くなります。
打ち方の説明をすると、1針ごとに文字の端から端まで一気に往復する打ち方をサテン(左データ)、畳のように文字の中で数回針が落ちて埋めていく打ち方をタタミ(右データ)と呼びます。
打ち方は刺繍柄の雰囲気に合わせて刺繍屋さんが決めることが多いですが、ときにはお客様自ら希望を出してみるのも良いかもしれません。

3、潔く相談する

これは刺繍屋さんとの信頼関係の問題になってはきますが、思い切って相談してみるのも良いかもしれません。
量産物の枚数や今後の仕事の予定、色々話せば「じゃあ今回だけは・・」と手を差し伸べてくれるかもしれません。
(毎回だと信頼関係を無くす可能性があるので気をつけましょう)

※1つだけ注意!!!

刺繍データは1度作成してしまったら、あとは編集代がかかってきます。
刺繍データを作成してもらう前に必ず刺繍屋さんに見積もりを依頼し、必要であれば打ち方などの打ち合わせをするように心がけましょう。

刺繍データを安くする方法3選
  ”刺繍密度を粗くする”
  ”刺繍の打ち方を変える”
  ”潔く相談する”


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