見出し画像

ど素人が刺繍の依頼をするとどうなるか。

皆さんこんにちは!カワシマです!
暑い日が続くようになりましたね・・・最近は岡本太郎(太陽の塔)コラボのニューエラの帽子が手放せない状態です。汗で汚れていかないようにしなければ・・。外出時には飲み物を忘れずに熱中症に気を付けて過ごしましょ!

今回はYoutube動画で上げている企画
【右も左も分からない刺繍初心者が刺繍の依頼をすることはできるのか?】
https://youtu.be/sCGmuSLuimk
この内容を細かく解説していこうと思います。
動画内で述べたんですけど、前半パートの動画が不慮の事故で大破してしまったのでここでそのフォローをしていきます。

刺繍初心者がラフ画を用意しました

画像1

期間限定でお手伝いしてくれている「ワタル君」が刺繍のデザインを用意してくれました。(とても下t・・・)
さぁ、どうしたものか。笑
このままでは何をどうやってパンチデータにしたら良いか分からないので
まずは片っ端から気になったところを聞いていくことになります。

打ち合わせ開始!

まずは文字。
Wだけ色変更、あとはWだけが大きいという情報を元にWだけが大文字になることがわかりました。文字の大きさ、間隔等のバランスについてはこちらにお任せということになりました。
文字のフォント(書体)はワタル君に希望のフォントを選んでもらいました。
これで文字の部分はクリアです。

文字とラケットの重なり
この部分、ラケットを背景に文字が前面にくるとのことでした。
ラケットと文字の重なり具合、どのようにするかを決めました。
その時のメモ書きがこちら。

画像2

ラケット部分が文字に完全に隠れるというよりも、文字より少し離れている感じです。(右側のイメージ)

ガットとボールについて
まずはガットの部分、さすがにこのラフ画そのままの本数ではないと思ったので密度?を聞きました。
ワタル君自身も明確な密度を決めていなかったようで、こちらが適当に描いたものを見せながら、大体の密度を決めていきます。

お次はボール。ボールの刺繍自体は特に聞くことは無かったのですが
輪郭を入れるかどうか、これを聞きました。
ボールの大きさが1㎝弱ということもあり、全体の色合いによっては目立たなくなる可能性があったため聞いたのですが、輪郭は無しということで決まりました。

画像3

グリップ部分について
グリップのテープが巻かれている雰囲気をどのように表現するかの打ち合わせをしました。
〇グリップのベースの上から斜線をいれるか(図 左側)
〇グリップのベースの打ち方で斜線を表現するか(図 右側)
結果、右側の打ち方を採用することになりました。

そして・・・
ラケットと文字の差をつけたいとの要望が。
このまま普通に刺繍したのでは「差」は出ないので
中空刺繍を採用することになりました。
ラケットの部分を直打ちし、文字の部分を2mmの中空で浮かせます。

画像4

この情報を元に、カワシマがラフ画を綺麗に書き直します。
それがこちら↓↓↓

画像5

ワタル君に選んでもらったフォントを組み合わせて、何となくの手書きデザインがこれで完成しました。

パンチデータを作成するにあたって必要な情報はこれで揃いました。
この後の流れとしては・・・
「パンチデータを作成」
    ↓
「試刺し」(適当な生地に縫ってワタル君に確認を取る)
    ↓ OKがでたら・・・
「本番のボディに刺繍をする!」

こんな感じの流れになります。
試刺しの段階で、気になったところを微調整して本番に臨むといった具合ですね。
本番が終わった後の刺繍はサムネに乗せてるから良いかな^^

いかがでしたでしょうか?
刺繍企画を考えているけど、依頼したことが無いから分からないことだらけ・・・そんな方でも全然安心なんです。
まずは自分の刺繍したいデザインさえ用意できれば、あとは打ち合わせでなんとかしてみせます。笑
お気軽にお問合せくださいねー

ではまたー!

加工に関するお問い合わせはHPから↓↓↓
㈲カワシマ 公式サイト
https://www.kawashima-gr.co.jp/

動画で刺繍・プリント・エンボスを紹介
Youtubeチャンネル「カワシマ加工室」
https://www.youtube.com/channel/UCzbW6JxJqBEErjE_7g5xPOQ?view_as=subscriber

インスタグラム
https://www.instagram.com/kawashima992/?hl=ja

ツイッター
https://twitter.com/tsukawashima

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?