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自問自答ファッション教室へ行ってきました

先日ついに!念願の!!制服化スタイリスト・あきやあさみさんの「自問自答ファッション教室」を受講してきました!!!


和やか、かつ刺激的であっという間の6時間でした。楽しかった〜。
特に印象に残ったことを記しておきたいと思います。
※当日の流れというよりは、主に自分の気持ちが受講中にどう動いたか、受講前後にどう変わったかという非常に個人的な内容です。「自問自答ファッション教室ってどんな教室なのかな?」と知りたい方は他の方のレポートを読まれることをオススメします👍



ファッションはみんな違ってみんないい

教室の中で(私の体感で)最も時間をかけて丁寧に行なわれたのが、「コンセプト作りのためのキーワード集め」。
自分が本当はどうなりたい/どうなりたくないのか、講師のあきやさんの助けをお借りして、受講生一人一人が自問自答します。
「一生懸命で努力家だね、と言われたらどう思いますか?」のあきやさんからの問い掛けに「なんでもかんでも力入れればいいわけじゃない、もっと手を抜けるところは抜いて上手くやれたらいいのに、 と自分に対して思う」と答えました。実際、幼少期からよく言われてきました。ただ、勉強や仕事など目標に向かってやりたくて努力しているというよりは、言われたからにはやらなければ・怒られたくないという義務感、それと要領の悪さゆえに人より時間を掛けてやっているだけ、という場面の方が多かったと記憶しています。
一般的には褒め言葉とされる類のものなので、この受け取り方は捻くれてるかな…と思いましたが、他の受講生の皆さんからも共感すると言っていただけて、なんだか心強かったです。なーんだ。みんなもそう思うことあるのね!
逆に「自立しているね、と言われたらどう思いますか?」という問い掛けに私は嬉しいです、自立した女性って憧れます!!と即答しましたが、他の皆さんはそうではないらしく。あれっ、みんなの憧れいうわけでもないのね。
マンツーマンではなくグループで受講することで、「自分の当たり前は皆のスタンダードではない」だから「ファッションはみんな違ってみんないい」んだなぁと思いました。

こんにちは、「冒険心」

これもコンセプト作りのための自問自答の一環ですが、「お金の心配がなければ欲しいもの、やりたいこと」を考えるコーナーがありました。
そこで「やってみたい体験」として「宇宙から地球を見る」と答えました。
地球人ならみんな一度は夢見るはずと思ったのですが、あきやさんいわく「案外、宇宙に行きたくない人も多いんですよ」とのこと。怖いと思う人もいるみたいです。(え、だって、やりたいことを考える前提として「命の保証はします」と最初におっしゃっていたではないですか!?と思わず口にしたところ、例え命の保証があっても怖い人は怖い、らしい。)
あと、「行ってみたい旅先」として「北欧(オーロラを見たいから)」「屋久島(過去にトレッキングした時に月一で来たいと思ったから)」「マチュピチュ遺跡(雲がかかる遺跡が見たいから)」と答えました。こうして並べてみると、なんというか地上(俗世)を離れ人智を超えた神秘的なものが見たいのかも。
自分のことをビビリで保守的な人間だと思っていたのですが、あきやさんから「冒険心がありますね!」とのコメントをいただきました。「天空の城ラピュタ」のドーラに憧れているので嬉しかったです。

新コンセプトは「壁画職人」

さて、コンセプト作りのための自問自答も佳境に入ってきて、「やってみたい仕事、ライフワークは?」と問いかけがありました。
これは例えば「いま主婦だから/会社員だから〇〇しかできない」という現実的な話ではなくて、本当に自由でいいそうです。※ついでに言うと、才能とお金も授けます!とあきやさんが(両手を前に突き出して)受講生にハンドパワーを送ってくれます。
子どもの頃の「しょうらいのゆめ」みたいな感じですね。
これは(前述の内容もそうですが)あきやさんのご著書『一年3セットの服で生きる 「制服化」という最高の方法』にぜひ読者に考えて欲しいこととして紹介されており、この本を読んだ8ヶ月前から時折思い出しては、ああでもないこうでもないといろんな職業をスマホにメモしていました。※最初は暫定で「エディター(編集者)」としていましたが(過去記事参照:https://note.com/tsuka_2022/n/n9ddf72e03e93)しっくりきておらず…まだ考えてたんですよ。

とにかく「アーティスティック」に憧れてるらしい、節操のないラインナップ

そして辿りついた一つの答えが「壁画職人」です。
絵を描くことは子どもの頃好きだった遊びです。今はPC画面と睨めっこして1mm単位を調整するような仕事をしており、肩が凝って凝ってしょうがない。目も疲れるし。もっとのびのびと、なんか大きいものを作ってみたい。(ただ、実際作るとなると絶対に運搬や保管場所に困る…。)また、普段は組織の中でコミュニケーションを要とする仕事をやっている反動からか、職人さんみたいに目の前の素材と真剣に向き合って黙々と一人作業に没頭したい願望があります。あの人の腕は確かだから、任せておけば大丈夫!と思ってもらえるような。

「壁画職人」というワードを出した時、あきやさんから「その壁画を見た人に、どんな気持ちになってほしいですか?」との問いかけがありました。
数年前、仕事でたまたま絵を描く機会があり、それが職場の壁に大きく貼り出されたことがあったのですが、パートのおばさまに「いいわねこれ。あなたが描いたの?見ているとホッとするわ」と言ってもらえたことがあり、今でも「嬉しかった言葉」として胸中に刻まれています。
それもあってか、自然と「楽しく、気持ちよく」と答えていました。
そうして誕生したコンセプトは

『活動的で潔く、見た人が楽しく気持ちよくなれる壁画を描く壁画職人』

コンセプト発表の瞬間はちょっと気恥ずかしい、けれどあきやさんも他の受講生の皆さんもいいですね!!と笑顔で祝福してくれる、温かい瞬間でした。

ちなみに、コンセプトには当初頭に「おだやかで」という言葉が付いていたのですが、教室の終わり頃になってあきやさんから「つかさんはもう既に“おだやか”だから目指さなくてもいいかも。ドーラが憧れですし!(講座の中で受講生が憧れの人物についても話す機会がありました)」とのアドバイスがあり、一度外してみることにしました。

個性のない人間などいない

教室ではたっぷりと受講生が自分語りをする時間が取られており、否が応でも自分はどんな人間かを考えることになります。
自分は個性的な方ではない(だから個性的な存在に憧れる)と思っていましたが、人は個性/無個性に振り分けられるものではなく、誰もが何かしらの個性を持っていて、自覚するかしないかの違いなのかなぁと思いました。

いつ始めても、いつ止めてもいい

ここまで深く掘り下げ発見した「自分の個性」をどうファッションで表現するか。
全身鏡で手持ちアイテムを総点検(まず全身鏡を物置部屋から出そうね)、ファッションPDCA(自分はたぶんPDが不足気味)、試着のおすすめブランド一覧表(ブランド名あまり知らないのでありがたい!)、30日チャレンジで服以外の外見コンプレックスとも上手く付き合う…等々、いろいろと教えていただけて、とにかく充実した内容でした。自分で自分をスタイリングするやり方を体系的に学んだと言いましょうか。季節やトレンドや年齢が変わっても応用できる内容だと思いました。
最後にあきやさんが、自問自答ファッションはいつ始めてもいつ止めてもいいです!私はたぶんずっと続けているので!という風なことをおっしゃっていたのも印象的でした。人生いろんなことが起こるので、自分の身なりに気を遣いたくても遣えない、そのことがストレスになる期間って必ず出てくると思うんですよ。そうなったら一旦お休みして、おしゃれしたくなったらまた戻ってくればいいんですよね。うん。おしゃれに「手遅れ」ということはない。

自問自答ファッション教室はとても楽しく、ためになる時間でした。
講師のあきやあさみさん、ご一緒させていただいたいくちゃんさん、Sさん、本当にありがとうございました!


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