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恋だの愛だの〜君は僕の太陽だ〜2巻発売

辻田りり子

2巻発売！

2巻収録分は
「恋だの愛だの〜君は僕の太陽だ〜」5〜8話、
「恋だの愛だの」特別編
の計5話になります。

今回は「恋だの愛だの」の特別編で
椿君&かのこの話を久々かけて楽しかったです。

ちなみに36Pの「こぼれ話１」で書いたうちわはコレです↓

4代目担当！
隣でピースサインの陽気な女性が3代目担当ウサ村さん
 

これから購入するぞ！の方、
書店特典はこちらです💁‍♀️

帯の話

2巻の帯はお笑い芸人パーパー・あいなぷぅさんです！！

あいなぷぅさんは1巻発売時に
X（旧Twitter）で触れてくださったのです！！

あいなぷぅさんが自発的に「恋だの愛だの〜君は僕の太陽だ〜」にふれてくださった！！という快挙すぎる事実に腰抜かしながら、即ウサ村さん（当時の担当）に連絡して、ウサ村さんも腰抜かしながら編集部に伝えて…と、あの日、LaLa編集部が沸いた…！！！！

1巻の帯、山田ルイ53世さんは前担当ウサ村さんの案だったんですが、
今回の帯は「宣伝費が可能ならあいなぷぅさんに帯を担当してもらいたい！！」私から強く！伝え、当時の担当ウサ村さんも「もちろんです！！！あいなぷぅさんに頼むしかないですよね！！」と2人で鼻息荒くしていたのですが…夏にウサ村さんが別の編集部に異動になってしまい私の担当から外れてしまいました…！
（それにより私たちはM-1に出場するわけです。リンク記事参照）

ウサ村さんの異動により、
あいなぷぅさんの帯の件はもうなくなったのかなと思ってたのですが、
新担当と宣伝部が頑張ってくれました！！
（ありがとうございます！有能！）

というわけで、図らずも1巻に続き2巻も
山田（芸人）縛りが実現！！！
（あいなぷぅさんの苗字は…山田…！！）

奇跡の山田（芸人）のバトン！！！

これだけで正直めちゃくちゃ面白いなと私は思うのですがどうでしょう？？
どうでしょうか？って言われても困りますかね。

「芸人」で「山田」の方に帯コメントをいただくって、前担当が考えた一発ネタだったはずなのに
まさかの前担当いなくなってもこの部分を引き継ぐとは！
本当に偶然で山田縛り帯が実現したのでとても面白くて気に入ってます。

仕事引き受けてくださったあいなぷぅさんに本当に感謝…！！（神！！！！）
私は今後ずっと彼女を応援します！！！

そして読者のみんなは「恋だの愛だの〜君は僕の太陽だ〜」を応援してくれ！！！

りり子お姉さんとの約束だ！

ーーー

と、ここまでが発売日前にすでに書いていた記事なので、ここ新情報！

なんとあいなぷぅさんが
発売日当時にご自身の顔写真付きで宣伝ツイートしてくださいました！！！（快挙）

神対応すぎてやばない？？？

売れてる芸能人がこんなに優しいことある？？

発売日当日の早めの時間に、
自身の顔写真入れて（あいなぷぅさんファンに対するアプローチ強い）その上ちゃんと作品タグまで使ってくれてることなんてある？？

と！！！優しさに驚愕！！！！

そしてその後、ツイート内容通り本当に2巻を買ってくれてました！！！

その上「リップサービスとしての好き」ではなく
本当にかのこ様シリーズ全巻コミック持ってくれていることも発覚！！！！

↑写真見る限り、
漫画をちゃんと出版社と作者名（あいうえお順）で保管してそうなところ、漫画好きとしてめちゃくちゃ好感度高…！（推せる！）

私は今、原稿中でとてつもなく疲れているので、
優しさが本当に染み入り涙出そうになりました！
（締め切り前の三連休、幼児持ち&実家遠い←お助けばぁば不在なママにとってマジ修行）

というわけでさっきは
【そして読者のみんなは「恋だの愛だの〜君は僕の太陽だ〜」を応援してくれ！！！】
と書きましたが、
読者の皆さんもあいなぷぅさんを応援してください！

りり子お姉さんとの約束だ！！！

でもこう書くと「芸能人の方にだけ手厚い対応なんですね…（悲）」と読者の方に思われてしまうかもしれないので補足しますが、

私は基本自分の作品好きと言ってくださる方、全員めちゃくちゃ好きです！！！

作品って余計な情報（リアルな生い立ちや外見）を抜いた「魂」だと思うのでその部分を好きと言ってくれる人を愛さずにいられないわけですよ。

あと、私は「笑うかのこ様」描いてたから冷笑系と思われがちですが、
物の見方がひねくれてて理屈屋なだけで、
人間関係は割とストレートに「なにわ節〜人情〜」で生きてると思ってるので、
優しくしてくれる人にはできるだけ優しさで返したいし、期待してくれる方には結果（その人の納得するもの）を出したいと思ってます！

というわけで、
応援してくださる読者の方へのお返しとして、めちゃくちゃ真面目に創作に向き合って漫画制作してるつもりなので、皆さんにハートキャッチしていただければ嬉しいなと常々思って生きてます！

内容の話

ここからは理屈っぽい話というか、
作者の語りなのでそいうのが好きな人だけ読んでください（たまに好きと言われる&私も作家さんが話す自作の創作話聞くの大好きなタイプなので）

（興味ない方は、遠慮なくここは飛ばして次の項目へお進みください👍✨）


まず、この記事しか読んでない人用に
「恋だの愛だの」特別編が雑誌に掲載された
当時書いたnoteを再掲します↓

ーーーー

今回の読み切りは「恋だの愛だの〜君は僕の太陽だ〜」ではないので山田&杜若さんは一切出ず！

わかってるんです！
「恋だの愛だの の続編」と聞いた時に皆さんが連想したのはこちら（かのこ&椿くんメイン）だったってこと！！
特に誰も興味のない山田の話を連載してすまない！！！
（描きたかったんや…！）

（中略）

内容的にも「恋だの愛だの」は春夏の明るさ、
「恋だの愛だの〜君は僕の太陽だ〜」は秋冬のちょっと影のある感じのイメージで話を作っているのですが、
久々に恋だの愛だの描いて
「宝高の皆さんは…なんて自己肯定感が高いんだ！！」と驚きました笑。

（中略）

というわけでなんとなくそういう部分（恋愛関係なく生きていく上で湧き上がるネガティブ感情）が少女漫画界で少なくなって欲しくないなと思ったというか、
それでなくてもここ数年は人間のクリーンな部分の強制（祝ってあげるのが本当のファン！的なネガティブな感情を許さない同調圧力）とその反動なのかめちゃくちゃ暗黒部分（呪詛かと思うほどの暴言）が入り乱れるSNS社会なんで、なんとなくその中間くらいの漫画を描きたいなと思ったのが「恋だの愛だの〜君は僕の太陽だ〜」を描きたいなと思った要素の一つなのです。

かのこ主役だとやっぱそういう感情にはならないから、
山田主役で描きたくなるというか。
と言うわけで山田第一話から卑屈です（シリーズの主人公である「かのこ」を否定してます）…。
かのこを読者の皆さんが好きでいてくれたこその恋だの愛だのシリーズでお前なんちゅうことを…（読者はそりゃ山田に対して悪感情もつよ…）と言う感じなんですが笑
（笑い事じゃない！）
なんて書きつつも今回久々に「恋だの愛だの」描いて
「明るいのめちゃくちゃ楽しいやんけ…！！」とも思ったのも事実w
てな訳で「恋だの愛だのシリーズの光と影」みたいな感じで
LaLaもLaLaDXも楽しんで描きましたので、
どちらもよろしくお願いします！

ーーーー
引用終わり。
この記事からの引用です↓全文気になる方はこちらの記事へ

というわけで
「恋だの愛だの〜君は僕の太陽だ〜」と
「恋だの愛だの」は自分的に作り方を変えていて、
でも「笑うかのこ様」と「恋だの愛だの」みたいに
コンセプトをガラッと変えてるわけではないので
同じタイトル扱いにしてます（コンセプト変えたものを同じ括りにすると個人的に気持ち悪く感じてしまうので）

夏に漫画家仲間の藤原ヒロさんのポッドキャストに出演した時に少し話したのですが、
そもそも私の中で、「恋だの愛だの」時代から
「かのこ」と「山田」は環境を対照的に作ってます。

・転校人生、おじいちゃんの代から富ヶ丘に住む
・同性の兄弟（姉）、異性の兄弟（姉と妹）
・光の親友（桃ちゃん）と「笑うかのこ様」で初めて出会う、光の親友（夏草くん）と幼い頃からずっと一緒
・どちらも他者評価に敏感だが、かのこはそれを面白がって無視するが、山田は評価が悪くなることを恐れている

というわけで環境の違いで性格が変わっているだけでそもそもの種は同じと思って当時から描いてました
（でもこれは私のキャラ解釈なんで、読者の方が違うと思ったらそれも間違いではありません）

かのこ以外で同タイトル背負わせていい唯一のキャラだと作者的には考えてます。
多分違うキャラだったらタイトル変えた気がします。

前述のM1の記事でも書きましたが
私は何か作るときに「枠組み」を考えて遊ぶのが1番楽しいので
コンセプトというかテーマというか、
その辺の部分のこだわりが強い方だと思います。

少女漫画家の中では珍しいタイプだと自覚しているし、
多分商業少女漫画はそういう部分はあまり重要視されない（もっと大事な部分は他にある）と理解しつつも
私が漫画を描くというスーパーめんどくさい作業（「恋だの愛だの〜君は僕の太陽だ〜」１巻あとがき漫画参照）をする理由はここなので理屈っぽいのはご容赦ください！

そう言った意味で
２巻収録分は自分の中で話の作り方を
5.６話、７話、８話、読切と４種類で変えていて
連載の中の一冊でここまで変えるのって今までした事ないし、
多分今後もない気がするので（３巻収録分はストーリーを追う展開になるので１種類と思ってます）改めて２巻を読み直したときに山田という主人公の自由度の高さを感じました。

かのこが主人公だと枠組みより前にキャラとしての強さが印象に残りやすいと思うので。
でも「漫画」としてはキャラの強さが印象に残る方が正解だと思うし、
そもそも読者の方は作者の意図など考えなくて（読み取らなくて）いいというか
単に「面白いか面白くないか」が大事だと個人的に思っていますが、
私はこういうことを考えながら漫画作るのがめちゃくちゃ好きなので
自分の中で色々楽しみながら試している２巻、かなりお気に入りです！

というわけで２巻、楽しんでいただけますように！

感想などありましたら


X（旧ツイッター）でも
手紙でもお気軽に教えていただけると嬉しいです！
（手紙の宛先は2巻の4ページをチェックだ！）

※Xの場合、
#恋だの愛だの君は僕の太陽だ
のタグをつけてもらえると私が見ていいね押しますので！「〜」はなしで（「〜」をつけると何故かタグ検索ができないんですよね）

※手紙の場合、私に渡る前に担当がまず中身を読んで、
変な内容（いわゆるアンチレター、作者を故意に傷つけてやろう的な）だったら私の手に渡らない場合もありますのでその辺よろしくお願いします！
（私だけでなく雑誌宛の作家さんに手紙に送る場合たいていの場合編集のチェック入るので注意です！）

アクリルブロック

２巻の帯の応募券と
発売中のLaLa12月号の応募券でアクリルブロックが抽選で当たるのでそちらも是非！
2巻の表紙絵、表紙だと切れた部分もアクリルブロックで全部見られます、私も届くの楽しみです（作者見本でいただける）

ちなみにLaLa12月号は2巻の続きの9話が掲載されております！
この機会にぜひ皆さんもLaLa購読してみては？！

そしてまさかとは思いますが、
ここまで長い文章読んで漫画は一切読んでいないという方がいらっしゃったら、それはいけない！！
この機会に今すぐ買って読みましょう！！！
漫画を読むとnoteの内容をより楽しめるはずです！






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