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2023,06,13

 友人と十誡にて、アフタヌーンティーをした。文豪をモチーフにしたカクテルも飲めて、楽しかった。特に、アブサンのキャンディスを紅茶に鎮めて、溶かして、口に含むとさわやかな甘さを感じた。草原と風、ひろい海の水平線を思い出す。水平線といえば、今年の3月に、某氏の同行をして津軽へ行けたのは、大きかった。

 死のうとは、もう思ってない。けれど、虚無なまま、永遠を生きていようとも、思っていない。

 宙ぶらりんな、状態であったけれど、気絶してからの記憶がないけれど、こつこつと整理整頓をしなければと思っている。弟が大阪へ帰った。東下りするのが、つらくなったのだろう。下ってゆくだけの人生だと思う、と、なんだかもう、どうなったっていいとも思える。孤独?
 いいや、孤高でいい。

 人生は舞台なんだ、いつか、終わりがやってくる。これは、悲劇かもしれない、喜劇かもしれない、中途半端な寸劇かもしれない。

 誰かの劇薬に、なりたいと思った。
 
 優しさを持っていない、神経痛と不眠をもっているだけ。

 東京に来たかったのは、静岡や甲府、また、大阪からよりも、東京からのほうが青森に近いと思ったからだ。

 なにか、わかるかもしれない。

 私が父に「生まれてこなければよかった」と、言われたことの意味が、いつか、わかって、気がついて、反論できる日が来るかもしれない。

 私の人生の復讐劇は、薔薇のカーペットをひとり孤独に、白薔薇を踏みつけながら、まっかな血反吐を吐きながら、追いかけるだけなのかもしれない。

 自分というのが、この歳になっても、わからない。

 6月13日。失踪せず、気も狂わず、よく生きてられるねと蔑まれる夢を見た。

 くたばるか、生きてやる。
 私の人生だ、私の舞台なんだ。
 傀儡になって、やるもんか。

 蜘蛛の糸を断ち切った、これで、ようやく。
 自由になれる、そんな気がした。

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