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顧客リストの重要性
通販ビジネスは顧客リスト数が一番わかりやすい指標と言えます。顧客リスト数の増加が通販事業の売上の増加と比例関係にあるので、まずは顧客リスト数をいかに増やすかという点が大切です。
この点、実店舗を持ってビジネスをしている企業には、無店舗の通販会社と比較するとアドバンテージがあります。無店舗の事業者が広告を出稿することで、リスト数を増やしていかざる得ないところを、日々の来店客を広告なしでリスト化していくことができるからです。
通販ビジネスの経験がない店舗経営者は意外にも顧客リストの価値に気付いていない方が多く、機会損失をしている場面を良く見かけます。お客様は来店するものという先入観があるのか、リストを整備してアプローチやフォローをするという発想に欠けているのです。
通販ビジネスにおいて顧客リスト数は大切な財産になりますので、常にリスト数を増やすことを意識していく必要があります。
ある全国的に有名な飲食企業の方と話をしていた時に、年間の来店者数は全店舗で100万人以上いるのですが、通販ビジネスに使える顧客リストは保有していないとのことでした。また、ある観光施設は年間で数十万人の来場者があるが、顧客リストは保有しておらず、通販の売上も微々たるものとのことでした。
顧客リストにおいては質と量が大切です。顧客リストの質とはリピート客の人数を指し、量とは顧客リスト全体数を指します。顧客リストといっても単に氏名と住所が載っているだけでは意味がありません。この場合の顧客リストというのは、過去に自社で商品を購入した方の人数を意味します。
経営者の方とお話していて「顧客リスト数はどのくらいですか?」「当社は顧客リスト6万人以上持っています」「直近1年間で実際に購入されている方は?」「・・・1万人くらいです」という場合がよくあります。この場合、自社の顧客リストは約1万人と認識しておいた方が間違いありません。物理的なリスト数ではなく、直近で稼働しているリスト数を把握しておくことが大切です。
通販ビジネスにおける顧客リストは大切な財産です。その質と量にこだわることで事業を拡大することができるのです。
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