ヒルドイドの値上げとヘパリン保湿剤の処方制限について

10月からアトピーの保湿薬ヒルドイドの負担額が上がる
というニュースを見て。

アトピー患者には保湿剤の処方制限問題があります。

アトピーの保湿薬 有効物質ヘパリン類似物質
これを使わないと
乾燥→荒れる→ステロイド使う、になります。
節約して使うとあっという間に感染症になり
最終的に取り返しがつかないです。(溶けました)

近年、ヘパリン入り保湿剤は
ひとつきに必要な量よりはるかに
少なく処方されるようになりました。

わたしの病状は変わってないのに
ひとつき分として出される
ヒルドイド(わたしはジェネリックですが)の量が、
半分になりました。もらうのは100〜200gです。
処方制限であまり出せなくなったと言われました。

一緒に出される
アレルギーの飲み薬とステロイドに関しては、
ひとつきの適正量でます。

鬼沢ファミリークリニック
保湿剤は月にどのぐらい使うのが適切か?
というブログ記事で、
医薬品会社マルホ提唱の必要量が解説してあります。
大人はひとつき1000gです。
他にも、保湿剤が塗り足りていない
と言っている
クリニックのブログがありました。

厚生省は現場のお医者さんの話を聞いているんでしょうか?

市販のヘパリン入りを買えばいいという意見もあります。
追加で買ってます。
でも市販用は、医療用(ジェネリックふくむ)と違って
余計な抗炎症成分が追加されてたり
基材が違ったりして、
不安定なアトピー患者に適しません。
荒れそうな時に使えないんです。
保湿は予防じゃなくて治療の一段階目です。

ヒルドイドと
ジェネリックのヘパリン入り保湿剤も
わずかに成分差があるので、
自分で選べることは大事です。
花粉症薬も自分で試しながら選んでいきますよね。

もしジェネリックのほうも値上げしてしまったら…
ただでさえ物価高なのに
使う量をさらに節約して、
就労、生活に支障をきたす人が出てくると思います。

美容目的の処方を防ぐ目的なら
患者の平均的症状の重症度を
患者にわかるようにランクで表して
処方量を対応させればいいです。

それをやらないで、
全員処方制限
全員ヒルドイド値上げの流れはおかしいです。

今のままだと
多少値上げしても、美容目的の人は
それでも市販より安いから、と言って
保険利用すると思います。

これから必要な医療や薬が処方制限、
値上げになって
さらに手が届かなくなっていくのでしょうか。

労働問題で不当な待遇を受け、不動産は全て取られた母のための弁護士代にします。