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8/11 フラッグシップバトル結果と緑単キッドデッキリスト

みなさんこんばんは。11日に2回目のフラッグシップバトルに参加して来ました。今回の記事はその簡易レポートとデッキリストの解説を行いたいと思います。

前回の参加は赤単ルフィで行きましたが、今回は緑単キッドを採用しました。緑単キッドが流行っているデッキだからという理由ではなく、現在環境のメタを考えたときに緑単キッドが一番不利対面を少なく出来ると判断したのが大きな理由となります。

まずは大会結果をお伝えします。祝日だったからか参加者が14名と少なく全4回戦の実施でした。

1回戦 vs 緑単キッド ×
2回戦 vs 紫単FILM 〇
3回戦 vs 紫単カイドウ 〇
4回戦 vs 赤単ゾロ 〇

3勝1敗で5位でしたので今回もチョッパーは獲得出来ましたが、ルフィが遠いですね。使用したデッキリストがこちらになります。

このリストを元に各対戦を振り返ります。

1回戦 vs 緑単キッド ×

じゃんけんに負け後攻スタート。マリガンで引き直しをするも、雷ぞうやボニーといった欲しいカードが手札にやって来ませんでした。このマッチはいかに8コストキッドを守りつつ相手の8コストキッドを突破するかに尽きるのですが、相手はベッジやキラーといったブロッカーをガンガン並べて来たので万事休す。手札を2枚以上要求する高パワーのアタックは全てブロックされてしまい、さらにキラーでカードまで補充されたのが激痛でリソース面で大差を付けられてしまいました。こちらの盤面の8コストキッドは2ターン程で処理されそこからはノーチャンスでしたね。

2回戦 vs 紫単FILM 〇

先攻。相手は鬼ヶ島を引いていましたが、こちらも最短で7コストキッドをプレイし攻守の要に。相手の盤面にバレットが着地してからはダメージレースでの逃げ切りを目指します。この動きが出来るのが同じ緑のリーダーのおでんとの最大の違いと言えるでしょう。終盤はウタを構えられていて苦しい盤面ではありましたが、バレットのダブルアタックを磁気弦で凌ぎつつ効果でウタをレストさせブロッカーを削ることに成功したため最後はリーダー効果で2パン入れて逃げ切りです。

3回戦 vs 紫単カイドウ 〇

じゃんけんに勝てたので先攻。ベッジ→お菊と序盤の立ち回りとしてはほぼ理想の展開。相手にはまたもや鬼ヶ島を置かれてしまいましたが、今回も7コストキッドをプレイすることで攻守のペースを掴みます。10コストカイドウを警戒して、不要なカードのプレイは敢えて行わずリーダー効果を主軸に攻め込みました。7コストキッドも10コストカイドウ以外では処理されないのが活きますね。相手の方もブロッカーを並べて対抗して来ましたが、最後はこちらの手札に2000カウンターがないかどうかのお祈りで特攻をされたところ、4点目に受けたライフから掴んでいたイゾウを絡めて7000アタックを凌ぎ切り逃げ切りました。

4回戦 vs 赤単ゾロ 〇

まさかの階段。負けるとOMW%差でチョッパー圏外になりかねないという状況。前回も2連勝中に階段で不利対面踏んでますし、酷い。ただし、赤単は余程手札が悪くない場合以外は攻めを捌き切れるのは事前にセルフスパーリングすることで把握していたのが大きかったです。

じゃんけんに勝てたので先攻。序盤にライフを攻められても慌てず騒がず逐一アタッカーを殴り返して手札を奪って行きます。5000でゾロをアタックして手札を使わせてからX・ドレークの効果でKOするなど後出しが効くのも大きいですね。一瞬隙が出来ますが、7コストキッドを着地させてからはこちらの反撃です。スタータールフィや悪魔風脚のアタックで残り1点までライフを削られましたが、1点あればセーフティラインです。7コストキッドでアタッカーを攻撃しつつ、適度にライフを削って決めに行けるタイミングで総攻撃を仕掛けて勝ちまで。

前述しておりますように最終成績は5位でした。初戦で当たった方がそこから全敗したこと、最終戦が階段だったので9点ラインで一番低い順位になるのは仕方ないかなと思われます。

こうして振り返ると紫、赤には満足な試合運びが出来ていたと思われるのですが、肝心なミラーマッチで手札が死んでいたのが悔やまれますね。相手はブロッカーを使った返しのトップ引きでブロッカーを呼び込んでいたので、この中身の差はダイレクトに結果に反映されています。あとは、後攻3ターン目にこれといった有効手がなかったのも響いたと思われます。最速で8コストキッドを立てるかは悩んだのですが、手札にカウンターを持ったカードが少なく、ブロッカーもいなかったため躊躇してしまったのも良くなかったかもしれません。ただ、相手も8コストキッドをちゃんと引けていたので最速プレイしたとしても結局ブロッカーの差で負けていたと思います。

さて、ここからは今回緑単キッドで大会参加に踏み切った経緯や、カードの採用理由をお話ししていきます。既に優勝者様のレシピを含めて他の投稿者様の緑単キッドの記事が投稿されているのも確認していますが、各人の思いは多種多様ではあると考えていますので私個人の考えも誰かの役に立つのではないかと、書き綴ります。

リストは先に掲載したとおりです。文面にすると

リーダー:ユースタス・キッド

キャラ×43

1 カポネ・ベッジ ×4
1 ジュエリー・ボニー×4
1 光月モモの助×4
2 キラー×4
2 ネコマムシ×3
2 スクラッチメン・アプー×1
3 お菊×3
3 雷ぞう×4
3 イゾウ×4
3 キラー×2
5 トラファルガー・ロー(ブースター)×3
5 X・ドレーク×3
7 ユースタス・キッド×3
8 ユースタス・キッド×2

イベント×6

1 桃源白滝×4
2 磁気弦×2

となります。

リーダーは元々おでんで考えていたのですが、スタートデッキのFILMが出たことにより紫が増えるとおでんの利点が活きない(錦えもん採用による3コスト以下の展開がアダになる可能性が高い)ためリーダーは単機で2回攻撃が出来るキッドにしました。

おでんは特徴:ワノ国を持つ手札1枚を犠牲にすることでレストのドン!!2枚までをアクティブに出来ますので、10ドン!!あれば8コストキッドをプレイしたターンでもイベントカードを構えた上で指定攻撃の効果を適用出来るのが最大の強みでした。また、後攻ならば3コストのカードを2面展開出来るのも魅力でしたね。これによりお菊、雷ぞうの2枚を展開することも可能となっていました。お菊のアタック後に、お菊効果でレストさせたキャラに雷ぞうがアタックに行きつつカードを引けるのは強かったです。

ここまでがリーダーにおでんを用いるメリットだったのですが、紫デッキが流行することにより3コスト以下のカードが除去されてしまうこと、6コストの錦えもんは9コストカイドウの除去効果の射程圏であること等が逆風になると考え、今回持ち込んだ緑デッキのリーダーにはキッドを据えるようにしました。対戦レポートでも触れていますように、リーダーをキッドとすることで終盤どんなに除去を貰っても最悪リーダーだけで押し込めるようにするためです。

デッキ自体の運用方法は他のデッキと違ってテンプレートの様な流れは存在しません。それは、緑単キッドが他の色の動きに合わせて柔軟に対応出来るからに他なりません。事前に自分で場に出しておいたカードや相手のプレイしたカードによって最適解が変化しますので見た目よりは繊細なデッキとなっています。それを踏まえた上で、採用カードを紹介していきたいと思います。

低コストのカードから取り上げていきましょう。

カポネ・ベッジ 4枚

1コストのブロッカーですね。ミラー以外は積極的に初手からプレイしておきたいカードです。余程のことがない限りは序盤はブロックせず、主に8コストキッドを守るカードとして使います。ドン!!10枚ある状態で8コストキッドをプレイしたときは、キッドの効果で自身をレストさせこのカードを登場させつつ桃源白滝を構えておくと生存率は上がります。

ジュエリー・ボニー 4枚

ベッジ同様、初手から配置しておきたいカードですが基本的に効果は温存します。2ターン目に雷ぞうをプレイ出来ているときは、3ターン目にボニーの効果を起動させてレストしたカードを作ることによって雷ぞうのドロー条件を満たすことも出来ます。なるべく次のターンでもカードを引きたいので、相手の場にアタッカーが1枚しかいないのであればベッジやキラーを投資してボニーを守ると良いでしょう。

他に効果を起動させるタイミングは先攻4ターン目が無難です。サーチ効果を適用してカードを引いた後にトラファルガー・ローで回収してお菊やキラーに置き換えるのが一番無駄がないですね。あとは、8コストキッドの効果で安全となるタイミングでカードを引くのが良いです。キャッチ出来るカードに種類の指定がありませんので磁気弦を回収しておくと守りがより強固になります。

光月モモの助 4枚

ボニーのワノ国ver.ですね。デッキ内の特徴:ワノ国を持つカードは22枚ですのでたまにキャッチ出来ないこともあります。ボニー同様キャッチ出来るカードの種類に縛りはありませんので、キッドを守りに行く時はイゾウか桃源白滝を優先的に拾っておくのが良いでしょう。

キラー(ブロッカー) 4枚

3枚以上展開しているときにブロックするとカード1枚を引けます。ドローの少ないこのカードゲームにおいてブロックしつつドローするというのは相当強いです。起動にドン!!1枚を要するので、8コストキッドを展開したターンにキッドの効果で登場させると付与させるドン!!が恐らくありませんので、キッドをレストさせるときは慎重に行いましょう。

ネコマムシ 3枚

相手の場の3コスト以下のカードをレストさせるカードです。ミラーではベッジ、キラーをレストさせてキッドに直接アタック出来るチャンスを切り開くカードでもあります。とは言えあまりプレイの優先度は高くないカードのため腐りそうなときは積極的にカウンターで切って行きます。採用理由としては基本的に赤緑対策用の立ち位置となりますが、赤や紫にも3コスト以下のブロッカーが採用されているので、実際対戦をして見ると意外と出番は多いと思われます。使い終わったらローで回収して、キラーやお菊と入れ替えるとより無駄がありません。

スクラッチメン・アプー 1枚

5枚目のカウンター+2000用のカードです。パワー3000が痛過ぎますし場に出すことはほぼないでしょう。ボニーの効果でキャッチ出来るため、ベポより優先して採用しています。

お菊 3枚

基本パワーが5000で1ドン付与してアタックすると、相手の場の5コスト以下のカード1枚をレストさせることが出来ます。対象範囲がかなり広いため、実際に使ってみると強さを実感出来る良いカードだと思われます。なお、カードパワーが高いためかカウンター値は0です。4枚採用するとこれが祟る局面も少なくはないため、採用枚数は3枚に抑えてあります。ローの効果で展開する選択肢の中では一番攻撃力の高いカードとなります。

雷ぞう 4枚

自陣でほかにレストしているカードがあればアタック時にカード1枚を引けるという能力を備えています。ボニーとモモの助との相性はかなり良いと言えます。先攻2ターン目にこのカードかお菊は配置しておきたいので、お菊と雷ぞうはマリガン基準足りえると言えます。

イゾウ 4枚

カウンター+2000を持つ特徴:ワノ国のカード。加えて登場時に4コスト以下のカードをレストさせることが出来るので、登場させてもかなり強いです。ただし、パワーが3000と貧弱なので、登場させた後はローの効果で回収してしまうのが良いでしょう。

キラー(スターター) 2枚

トリガー効果を所持していますが、赤以外にはあまり刺さらないため「入れないよりマシ」の2枚採用です。赤相手だと後攻2ターン目に速攻ゾロを倒すチャンスもありますが、パワー3000が足を引っ張り戦力としてはほぼ換算出来ませんのでローで後々回収するつもりでそのまま立たせておきましょう。

トラファルガー・ロー 3枚

赤緑デッキでも散々説明して来た、もはやインチキ級のカードですね。まともにプレイすると登場5コストは中々重たいので、このデッキではプレイタイミングが序盤にありません。お菊や雷ぞうのテキストとのかみ合わせを考えると先攻3ターン目では他のことにドン!!を使ってしまうためです。先攻4ターン目以降にボニーやモモの助をプレイし、効果適用で計2コスト使った後ボニーorモモの助を回収してお菊や雷ぞう、キラーを配置するのがわかりやすく強い使い方となるでしょう。

また、ブロッカーですので緊急時は8コストキッドを守る盾になりましょう。パワーも6000ですので、キッド着地後は割と積極的にアタックにも行きたいカードです。

先述しましたようにプレイタイミングが意外と狭いことから3枚の採用に留まっています。カウンターがないので採用枚数を2枚に抑えても戦えるとは思われます。

X・ドレーク 3枚

レスト中の4コスト以下のカードをKOしつつパワー6000なので、中盤を支えるという意味では緑のエースカードと言えます。後攻3ターン目にお菊にドン!!付与してアタック→レストさせたのが4コスト以下のキャラならドレーク効果でそのままKOといった流れもあり得ます。紫のウタに対してはかなり有効な戦略ですので紫相手にはお菊を効果やイベント以外では処理されない様に努めましょう。

ユースタス・キッド(スターター) 3枚

7000ブロッカーでありながら、1枚ドン!!を付与してアタックすることで相手ターン開始時にアクティブになります。8000でアタックを仕掛けつつ7000ブロッカーとして起き上がるので、1度着地してしまうと手が付けられません。

青のドフラミンゴ、ミホークの効果の射程圏内なのが痛いので、青相手にはなるべく出さない様にしましょう。特にドフラミンゴは「今出しても勿体ないかな」と思わせておく盤面の方がプレイしない可能性もあるので得です。これは、8コストキッドが着地するまでなるべく強いカードを展開させない方が有利になるからです。

逆に、青以外の対面ならばどの相手にも強く出れるカードのため今回は3枚採用していました。特に紫、赤からすると処理手段も限られてしまうので盤面優勢に持ち込んでくれるカードと言えるでしょう。

ユースタス・キッド(ブースター) 2枚

文句なしで緑の最強カードです。登場させたターンにジキジキの実の引き寄せ効果を狙うと、10ドン!!あっても1枚しかコストが残らないため、基本的には登場させたターンは余計なことはしない方が得策と言えますね。次のターンからブロッカーやイベントを構えておくことで鉄壁の布陣を敷きます。ミラーでは先にこのカードを処理された方が盤面崩壊しますので、まずはこのキッドを取られないように尽力しましょう。ゲーム中1枚引ければ良いので、ボニーのサーチも加味して2枚としていますが、お好みで7コストキッドとの採用枚数を入れ替えても良いと思います。どちらのキッドもカウンター値は0ですので、採用し過ぎで「イザと言うときにカウンターが足りず負け」とはならないように予め調整するのが難しいところですね。

桃源白滝 4枚

タイミング次第でブロッカーローを起こすこともあり得るのが強いです。「リーダーに7000でアタック」と言われれば防ぐのに本来+1000の3枚要求ですが、これとローがありましたら「ローでブロック、桃源白滝で+2000して8000。さらにローをアクティブにします」といった返しが出来るので大変頼りになります。場にいるのが7000ブロッカーキッドなら8000まで耐えられるのも凄いですね。

また、このデッキでは雷ぞうがパワー4000と低めなのですが、5000で適当にアタックに来られた場合はこのカードでKOを防ぎつつアクティブにして追撃を受けない様にする手段も悪くないです。1コストとフットワーク軽めに動けるので4枚採用としていますが、磁気弦と3枚ずつの採用でも良いでしょう。

磁気弦 2枚

発動に2コストかかるので起動タイミングを選びますが、8コストキッドを守るためにはデッキの中に入れておいて損はないカードだと考えています。

また、紫のバレットのダブルアタックを止めなければならないタイミングも絶対にどこかでやって来ますので、そのとき+4000札がデッキにあるのとないのとでは雲泥の差があります。トリガー効果も優秀なので、このカードが捲れたことによって勝てるゲームも0ではないと言えるでしょう。現状2枚にしていましたが、3枚あっても困らないくらい手札にあると安心出来るカードです。付属のレスト効果も盤面とタイミング次第ではケアされてしまいますが、基本的には強い効果です。

使い方や採用枚数の理由については以上です。緑単キッドは現環境だと明確な苦手対面のないデッキと言えますので、それがフラッグシップバトルでの優勝件数の多さにも裏付けられているのではないかと考えています。

緑以外の相性の所感については前回の記事の有料部分に記載しておりますので、もし興味を持って下さったならそちらの記事もご購入いただけると幸いです。

今週末に、私の参加出来る最後のフラッグシップバトルがありますので、そこで良い結果が出せる様に努めていきます。本記事をここまで読んで下さった方々、ありがとうございました。
















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