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どんどん内側へ

しっかりめにサボってしまいました。ひらたあやです。

こんなにアウトプットしない日々も珍しく…。台本を書いたり、芝居の案を出したり、脚本依頼を頂いてプロットを提出したりなどしているのですが、すっかり内側にこもってしましました。

最近考えがちなことも「なにを内包しているか」みたいなことばかりです。

誰かの言葉や行動に、誰かの無意識な感情の内側に、どんな意識があるのか。その心の内側がどんな風に影響して、社会現象に繋がっているのか。


こうやって文字にするとなんだかかっこいいことを考えているみたいですけど、そんなことは全くないです。かっこつけてるみたいで恥ずかしくなってきちゃいました。YouTuberばっか見てます。


わたしはお芝居を作っているので、アウトプットすることがとても大事だと思っています。アウトプットすると、反応があります。どんなに小さくても、どんなに微振動でも、水面に石を投げれば波紋が広がるのと同じです。時折「無反応だったか…」という反応もあります。「これはすべったな…」と落ち込みます。

無反応も反応のひとつなのは、それを受けて返ってくる気持ちがあるからです。「無反応だった、悔しい…悲しい…恥ずかしい…」などの。

そういう反応、呼応、お客さんとのラリーをずうっと絶え間なく続けてきた人生だったんですけど、コロナ禍でそのラリーが途絶えて一年。

わたしの意識は、どんどん内側へと潜り込んで行きました。

本もあまり読みませんでした。映画もあまり見ませんでした。

流行っているものを次々に眺めて、それを楽しんでいる人たちや怒っている人たちのことを想像してばかりいたような気がします。


これが何になるのか、ただの怠惰じゃないかと言われればそうかも。

わたしもこれが何になるのかは分かりません。

ただこうなったきっかけに、自分の書いたミュージカル作品「ひみつの箱には、」の存在が大きくあります。去年発表するつもりだったのが叶わず、せっかくだからと未だ製作中の不思議な作品です。(今年発表予定です!)


「ひみつの箱には、」は主人公が自分の内側と対話するおはなしです。

自分の嫌いな部分、なりたい自分になれない自分、周りに対する自分…いろいろな自分と、周囲と、真っ向から向き合うことになる物語です。

一度ラストまで書ききって、読み直した時にはすでに私の心が変化していて、また書き直して、樹原くんの作ってくれた楽曲を聞いて、修正して…

こんな風に悶々と台本を書くのは初めてです。苦しいです。だけどすごく楽しい気もします。2019年の「ひとりぼっちの夜」とは全く違う手応えのものになるんじゃないかと思っています。


いや。なんだかんだ同じような結末になっても、それはそれで面白いかもしれないな。


とにかく自分の内側に、どんどん潜り込んでいる感覚があります。

緊急事態宣言の延長も決まり、仕事もままならぬ我々の心がすり減っているのは間違いありません。他人の「初日、あきました」の報告に感動して泣きそうになる時もあるくらいです。

最近、ついにアウトプットしなさすぎて「私のことをみんな忘れちゃったかもしれない」という不安をバッシャン!と浴びてしまったので、のっそり出てきてこうしてnoteを書きました。自分勝手でごめんなさい。


相変わらず、いっぱいいっぱいやりたいことがあって、

いっぱいいっぱい考えてこんがらがってるわたしです。

そろそろ冬眠から目覚めてみようかな。花粉も飛んでることですし。


わたしのこと、覚えていますか?みんなに会いたいです。


ひらたあや

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