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自己愛被害 ターゲットたちの回復 2

【視点やエネルギーが変わることで、自己愛とは別世界へ行く】

  • 自己愛の負の影響力を別次元から洞察する

  • 自己愛とターゲットの組み合わせは、なぜ最悪なのか?

「なぜ、あの異常性を見抜けなかったのか?」
「なぜ、関わってしまったのだろう?」
「どうして、もっと早く気が付いて逃げ出さなかったんだろう?」

わたしはこの思いに本当に苦しめられた。

後悔と自責といっても、
もちろん自己愛への罪悪感は1ミリもない。

人に恨みをかえば運が悪くなるというが、
それが逆恨みであれば理不尽さも倍増するというものだ。

重度の自己愛はまさに魔物である。
関わっても、本当にろくなことがない。
有形無形にマイナスとデメリットしかもたらさないのだ。
「百害あって一利なし」というのは
まさに自己愛のためにある言葉である。

いま思えば、いろいろと不可解なことがあった。
「もしかしたら、承は身代わりになってしまったのではないか?」
激しく自責した。
悔やんでも悔やみきれなかった。

ただ、一緒に暮らしていると感じるのだが
つくづく動物は生命というものに対して、達観している。

悲壮感はないのだ。
ましてうちの承は「猫格者」である。

今もその存在そのものの美しさとあたたかさに救われている。

このようになんらかの「上書き」がなされ、
後悔と自責が自然な形で薄れていき、
なおかつ、それが「維持」出来ている状態が大切なのだ。

もちろん、完璧な上書きというものはありえない。
ただ、もし今、
天が、前のからだの承を返すから、
引き換えに今の承を連れて行くといわれたら
絶対に嫌なのだ。
想像するだけで、涙が出そうになる。

「維持」がポイントだ。
自然に維持できる、
一瞬戻りそうになっても
すぐに元に戻れることが回復なのだ。

自己愛被害の深刻さは、後遺症ではないかとおもう。
無事に逃げ切っても、
表面上は他者に気づかれなくても
ターゲットのなかではダメージが尾を引きやすいのだ。

勤務先で自己愛被害を目撃したことがあるが、

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