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書くことは魔術行為、 その神秘3


魔術に普遍性と再現性を持たせようとしたものが
「科学」であるといわれている。

要は共有の試みなのだろう。

魔術は実は、誰もが日常的に起こしているのではないか。
ただ、それを魔術だと認識していないだけなのだ。

シンクロニシティを経験したことのない人などいないだろう。

電車など絶対に間に合わないはずなのに、
なぜか間に合ったという経験がある人も多いと思うが
これは時間を操作しているのではないか?

すべての人は生きていくうえで
自分だけの魔術を用いて
様々な現象を創造している。

それはすべて、その本人たち特有の魔術であり、
本人だけが感覚的につかんだ世界であり
他者に正確に説明することなど絶対に不可能なのだ。

基本的に完全な再現性などあるわけがない。
本来、人が正確にメソッド化できる性質を持っていないものなのだ。

個としての体験を、
そこから得られたものを、
書くという魔術行為を通すことで
自分を超えた存在の導きにより、
なんとかして、
普遍性と再現性を持たせようとしているのかもしれない。


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