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2023年2月:仕事の様子をまとめておきます。

古い綿と新しい綿の油分の検証

ご近所で綿花を栽培されている方からいただいた新しい綿と、使い古した座布団で使われていた綿を検証しています。

  • 水をいっぱいに張った容器の上に、古い綿と新しい綿を浮かせる

  • 少量の界面活性剤(中性洗剤)を水に含めると、古い綿だけが沈む様子

製品として加工されることと、経年変化によって綿表面の油分が失われていくことで生じる違いとなりますが、お手入れの方法を工夫すれば、素材の油分をできる限り残していくこともできます。


レーヨン素材の房に付いた折り紙の色素を抜く

お祭りの飾りとして使われていた房、雨で濡れてしまった際に、同じく飾られていた折り紙の色素が房に付いてしまったので何とかできないものかと相談をいただいた。レーヨン素材の房に折り紙の染料や顔料が一緒になったらしい…

このようなケースでは焦らず丁寧な作業しかない。
一本づつを選り分けていきます。

洗剤を房に塗っていき、ドライヤーで加熱する。

すぐに乾燥が必要なので下から風を送る。

房の糸に撚りがかかっているので全体が縮んだ…
次の一手を考える。

何とか完成しました。


しみぬき工房 つづれや
代表:田川 芳弘
住所:〒678-0172 兵庫県赤穂市坂越1754番地
フリーダイヤル:0120-975-354
TEL / FAX:0791-48-8059
営業時間:午前9時~午後6時  定休日:日曜日・祝日

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