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作業の動画(YouTube)

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当社のYouTubeに掲載した動画が含まれている記事まとめ https://www.youtube.com/channel/UCOnpk1dh7tj6imXHksGcQ5w
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記事一覧

2023年1月:仕事の様子をまとめておきます。

前回に続いて、カシミア素材の検証を動画にて実施しています。 カシミア素材の底力!! 醤油編カシミア素材に醤油がこぼれても慌てることはありません! カシミア素材の底力!! アロンアルファ編カシミア素材にアロンアルファが付いても慌てることはありません! カシミア素材の底力!! 牛乳編カシミア素材に牛乳がこぼれても慌てることはありません! しみぬき工房 つづれや 代表:田川 芳弘 住所:〒678-0172 兵庫県赤穂市坂越1754番地 フリーダイヤル:0120-975-35

2022年11月:仕事の様子をまとめておきます。

カシミア素材の水洗い検証何回揉んだら縮むのか? 延々と揉んでみると、縮み始める揉み回数が解ってくる。何度も何度も繰り返してみる。手揉みとワッチャー内での揉み具合の違いをイメージしながら検証する。 元の生地 50cm 揉み回数 70回ほど 49cm 揉み回数 160回ほど 48cm 30~40年間使用された暖簾変色と退色が激しい。何処まで直せるか? 『水洗で移染した』とクリーニング店から相談有り麻、ポリエステル50%混紡のカーディガンに、他の商品からピンク色に移染した

2022年2月:仕事の様子をまとめておきます。

『藍の色止め』はできません。(藍染め剣道袴)藍染め剣道袴の『藍の色止め』をご依頼いただきましたが、藍の色止めは出来ません。手入れする度、着用する度に移ろいゆく色合いを楽しんでください。此れが藍染めの文化です。 アイロン掛けの様子です。 アセテート素材の子供袴変色の汚れを抜いてみました。メーカーは『ドライも水洗いも不可』と言っているが、しみぬきは『駄目』と言ってはいない。 対馬つむぎの変色補正兵庫県丹波篠山の「ふた藍」様から、ご依頼いただきました。おそらく150年程前の対

2022年1月:仕事の様子をまとめておきます。

家庭で水洗いをしてしわくちゃになったよだれ掛けを風合い良く仕上げる吉祥文様である鶴と亀の刺繍は素敵です。 赤穂緞通のしみ抜き作業 牡丹唐草に蝶文・縁卍繋文京都にある伝統工芸品を扱う記念館よりご依頼いただいた赤穂緞通のお手入れ 作業中の動画 2020年5月に移染経験のある同じ図案の緞通でした。そんなこともあって、今回は少し緊張しつつ作業を行いました。 日蓮宗の本衣、全体と襟袖回りの変色が酷いので漂白を行う全体の漂白と袖口の内側を改めてしみぬき漂白を試みるが限界か…

六畳敷木綿製赤穂緞通のお手入れ

2021年8月、赤穂市立美術工芸館 田淵記念館 にて展示されていた六畳敷。当社の工房裏にて赤穂緞通を織り手の皆さんがお手入れされる機会がありましたのでまとめておきます。 公開展示「新発見!赤穂緞通」 展示日時:令和3年8月11日(水)~令和3年9月27日(月) ・六畳敷木綿製赤穂緞通 8月11日(水)~8月30日(月) ・三畳敷絹製赤穂緞通  9月 1日(水)~9月27日(月) ※六畳敷、三畳敷それぞれ1枚ずつ展示。 一般的な緞通は、鍋島、堺、赤穂ともに一畳敷(およそ 9

2021年4月:仕事の様子をまとめておきます。

鍋島緞通のお手入れのご依頼いただきました。当社は赤穂緞通のお手入れのノウハウを生かして、鍋島緞通、堺緞通のお手入れも承っております。一般的なカーペットのお手入れ方法となっているドライクリーニングではなく丁寧に水洗いを行っており、今回は羽毛布団のお手入れで使われる「雪晒し(ゆきざらし)」の技術も応用しております。 先日、ご依頼いただいたお客様からの新たなご依頼です。鍋島緞通は100年余りの年月を大切に扱われてきました。歴史を感じさせられます。 作業中の動画 お手入れ前

2020年11月:仕事の様子をまとめておきます。

西陣織の帯の洗い張り 洗い張り屋が久しぶりに西陣の帯を水洗いしております。正絹の場合は石鹸を十分に使ってやわらかいブラシでお手入れしますが、帯の素材がレーヨン製であったため、亀の子束子でゴシゴシ洗っております。 お手入れ前(ぽつぽつとシミがあります) 帯に付けられていたネームタグ。アブラムシに噛られた傷は仕方がないが汚れを落としてみました。 ウレタン樹脂使用の柄を傷める事なくシミを抜く シミの種類は不明でしたが、前面にウレタン樹脂による加工が施されたトレーナーのシミを抜