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立地条件のメリット・デメリット

お客さんの立場になってからより実感したことがいくつかあります。

それは、立地条件が良くなければやはりお客さんも店員さんも足りなくなるというものです。

これは経営者側からしてみれば非常に認めたくない要素であり、売上を上げるためのお店づくりや接客面などからカバーしようと努めるオーナーさんも少なくないでしょう。


自分もそうでしたし、SAさん【本部社員であり、担当のエリアにある店舗を巡回する人のことです】からも再三にわたり注意されてきました。

【立地のせいにするな】と。

でもこれは、正直限界があるかなと思ったので、今回はコンビニ経営と立地の関係性について書いてみます。

立地は最重要

身も蓋もないことですが、立地が悪ければ現実的にお客さんの数は減ってしまいます。

どんなに店員の態度が良くても、品揃えが豊富でも、よほどのことが無い限り普通だけど自宅や最寄り駅から近いコンビニに寄ってしまうものです。

現に自分が経営していたときは最寄り駅から徒歩で約20~30分くらい掛かる場所でしたので、必然的に近所の方々のみがターゲットになるんですよね。

これではどんなに売り場づくりや接客を頑張ってみても、1日平均400人から500人くらいにしかなりません。

この数字はコンビニ経営においては本当に少ない方であり、客単価にもよりますが一般的なサラリーマンとしての給料分も確保するのは難しいものになります。

言い訳と捉える人もいますし、自分の努力不足もありますが、それでもやはありこれが現実だったりします。

24時間のデメリットの方が大きい

駅から近い、大学もある。

このような立地にあるお店は24時間のメリットを受けることが多くあります。

飲み会帰りの会社員の方や遅くまで残っている学生さんなどが来ることが多いので、深夜の時間も客足が途絶えないことも少なくありません。

でも、田舎やロードサイドの街などは深夜の時間はほとんどお客さんが来ることはありません。

たまに新聞屋さんがきたり、ちょっと怖いお兄さん達が来る程度で、むなしくBGMだけが店内に鳴り響いています。

そんな状態でお店を開くことってあまり意味がないような気がしてならないんですよね。

納品や清掃など、接客以外のことだけで十分だと思ったオーナーさんもきっと多いことでしょう。

世の中が変わるにはコンビニから


きっとそのようなオーナーさんが勇気を出してくれたんでしょう。

今では24時間年中無休の体制が徐々に見直されてきています。

売上至上主義から変わるときがきたのかなと思うと、少しだけ胸をなで下ろしてしまいます。

働く人も買い手側も、どちらも幸せになれるようなお店になってもらえれば幸いです。

今回は特にみなさんの役立つようなことは書きませんでしたが、ちょっとでも共感していただければ嬉しいです。

今回もお付き合いいただき、本当にありがとうございました。







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