FTM(女性→男性)でパーソナルトレーナーとして活動する大塚です。
自己紹介は前々回です。
今日は私自身の性自認について。
おそらく同じような記事を書いている方も多くいらっしゃいますが、まずは私という人間を知っていただきたいので。
性自認について
いつから自分が男性なんだろう?
と聞かれると明確に生まれたときから?物心がついたときには、、?
クエスチョンマークがたくさんつく。
その理由は生まれた時から「女の子」として扱われ、「心が男性、身体が女性」なんて知らなかったから、自分の性別と向き合うことなんて思春期になるまで全然してなかった。
私が初めて自分自身の「?」と性自認が一致したのは、
上戸彩さん演じる金八先生を見てから。
当時小学校高学年だった(と思う)ときに
1話みて、「自分みたいだ」そう直感で感じたのが最初。
中学生になったら制服を着なきゃいけないのか、と本当に憂鬱だったのも覚えています。
このドラマをみて
幼稚園のお遊戯会でドレスを着るのが嫌すぎたことのフラッシュバック(本当に嫌で記憶から消していた)
スカートなんか履かない小学校生活
男の子とゲームして遊ぶのが1番楽しい
セーラームーンは興味がない
他の女の子と好み(芸能人)が合わない
小学生ながら妙に納得した部分が多かった記憶があります。
思春期における性自認
中学生にあがると
初めて隣のクラスに好きな女の子ができた。
でもそれはお付き合いするとか言っていけない気がして、中学2年生までほかに好きな男子がいる!周りにはそんなようなことも言って、当時は彼氏ができたこともありました。
受験シーズン前、好きだった女の子と同じ塾に入り、しかも好きだということもカミングアウト。お付き合いもして、誰にも見られないように、こっそり彼女の家に遊びにいって、イチャイチャして卒業後までお付き合いしました。
これを機に、自分は女の子が好きなんだ。
とはっきり自覚しました。
高校生活における性自認
小学生のとき
日韓ワールドカップを観たときから
サッカーがやりたい!その一心で
高校は女子サッカー部のある学校へ入学。
その高校は元女子校、スポーツもなかなかの有名高で、自分と同じように
男っぽい女子も多く
また、女子サッカー部の中でも(他校含み)、同性愛が多く見られました。
当時はとにかく部活についていくのに必死で、好きなタイプの先輩!がいる程度でした。
同級生にもようやく自分の好きな人が女子の先輩だ!とか、友達だ!と言えるようになりました。
要するに環境が変わり、隠すことなく言える友達がいたことによって、居心地は最高に良くて、高校生活はとても楽しく過ごせました。
このときも女子扱い、女子の中での生活を受けていたので
身体が女性なのは仕方がない、と受け入れて生活していたと思います。
専門学校へ進学、周りの友達の変化、GIDの情報を得る
専門学校へ進学後も
彼女が何人かできました。
当時彼女と抱き合いたい!そう思っても自分の胸が嫌だ。なくなればいいのに。
そう思うことが多くなりました。
それと同時に
高校の同級生が胸オペをしたりして
自分で治療について、FTMについて調べるようになりました。
このころ、やっと自分は心が男性なのだ。
と気付いたんです。
気づいてから心と身体のGAPにストレスを感じることも多くなりました。
彼女を作ったりしても、途中でありのままの自分をさらけ出せずに、しばらく彼女はいいや…と心の中にしまうようになりました。
そのストレスはお酒やタバコへ変わり、結果不健康を極める結果となりました。
今となれば、不健康な生活のおかげで
健康のありがたみとストレスとどう向き合うか、自分の身体や心と向き合い方について勉強するよいキッカケとなったので、今のパーソナルトレーナーという仕事にも活かせています。
性自認が遅かった?のもたくさん悩んでから治療に進んだのも、よかったな。と感じられる部分も多いです。
また治療をする、しない、周りにカミングアウトする、埋没する、全てひとそれぞれで正解も不正解もないと思います。
でも私は周りの環境にいつも助けられていたな、と思います。
こうやって気づけたのも、良い友達と出逢えて、女の子が好きだと言ってもいつも応援してくれる友達がいたんです。
1人で悩まずに、誰か1人でも自分のありのままをさらけ出せると気持ちは楽になるかもしれませんね。
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