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9.1の奇(裏マエボン)

オンラインサロン「前田デザイン室」が作るはじめての雑誌「マエボン」。40名近いサロンメンバーが制作に携わりました。私もデザイナーのひとりとして参加しました。

(↑編集長・浜田綾さん、印刷会社さんでの校正の様子。雑誌の発売は9月29日です。) 

たくさんのメンバーに、雑誌内のたくさんの企画。
円滑なやり取りができるよう、連絡は主に”Discord”で行いました。
直接話したほうが解決が早そうなことは随時zoom(ビデオ会議ツール)でミーティングしてたので、Discord内は割とゆるやかでありました。

(↑新着メッセージがあると、フォゴッ、って音が鳴る)

しかし入稿締切日の8月31日はさすがに、最終確認のためやり取りが頻繁に行われ。締切時刻の24時近くは、通知音が普段の何倍も鳴っていました。

入稿データの作成というのは何度やっても緊張するもので、私も大したことない作業にエライ時間かかってしまいました。
サロンメンバー・ヨコ姐こと横山さんが作ってくれた、データ作成用の動画や画像にとても助けられました。(←初めてイラレを触る方でも正しいデータが作れるように、また、データをとりまとめる編集チームや印刷会社さんがスムーズに作業できるようにとの優しさ。こういうことを自主的にやってくださる神が、前デには何人もいらっしゃる)
編集チーム&アートディレクションチームの方々によるデータチェックは、最終的に明け方までかかりました。(お疲れ様でした&ありがとうございました!)

翌日9月1日。
朝のうちは諸々の確認でDiscordも多少動いてましたが、基本的にはもう、入稿完了して終わったこと。午後にもなると、通知はこなくなりました。

昨夜は「とうとう入稿完了した!」と安堵と嬉しさでいっぱいでした。
しかし翌日になってみると、ウンともスンともいわなくなったDiscordに、寂しさを感じてきました。
雑誌作りに駆け抜けた夏を振り返る。「ああ、あの頃楽しかったなぁ」と。
入稿は完了した。
今日は9月1日。

もう、夏は終わったんだ―――

実はこの日、シャインマスカット食べ放題とかいうバスツアーに参加しており。高原の中をカートで渡ったり、ぶどうを摘んだりと、のんきな時間を過ごしておりました。
昨夜までとのギャップ…

帰宅しPCを開いたところ。
間もなく、
鳴ることのないはずのDiscordが、私を呼んだのです。

私は本気で思いました。
あまりに「マエボン」作りの日々が恋しすぎて、私は奇妙な世界に入り込んでしまったに違いない。どうする。どうしたらここから抜け出せる?
何はともあれ、Discordを開いてみよう。

PCを開いたときちょうど、
「マエボン」を印刷してくださる印刷会社キングプリンターズ・赤松さんのデータチェックが完了し、その連絡が届き。待ってましたありがとう!と、メンバーが続々と感謝を伝えていたのでした。

この感動的な場面を奇妙な世界と思い込んだ私、
バカ・バカ・バカ!!!
(そもそも、そんなわけないでしょうが)

気を取り直し。赤松さんのからの知らせを受けメンバーが一気にDiscordへ集まってきた様は、涙ものでした。静かだったディスコ(Discord)がまた賑わったの、なんだか嬉しくなった。

その後改めて修正作業などあり、また数日間、私たちは夏休みの宿題・延長戦に取り組むことになります。
そして提出した「ほんとうに最終のデータ」は、本日9月7日(このnote更新の頃には日付超えちゃってるけど…)赤松さんからチェックOKの連絡をいただきました。これから印刷の段階に入るようです。ありがとうございます、よろしくお願いします!

でも、まだまだ「マエボン」チームは終わらない。
ひとの手に渡り、読んでいただいて初めて”雑誌”。この先はクラウドファンディングチームの皆様が主にDiscordを鳴らしてくれることになります。よろしくお願いします。

読んでくださってありがとうございます。