桃栗3年、土づくり3年

農薬や化学肥料を使わず、自然の力を最大限に引き出す
自然農の畑で欠かせない、土づくり。
作物を育てる生態系豊かな土壌を育むには、畑の状況にもよるが、
目安として3年ほどかかると言われている。

良い土をつくるには、
土の状態をよく観察し、
堆肥や枯れ草で必要な栄養素を補ったり、
作物を育てながら何が育つか試行錯誤してみたり、ときには土を休ませたり・・・

これは、他のことにも当てはまるかもしれない。
この旅を通して、私は昔の人たちのように、暮らしの営みをベースとしながら
自分の仕事、生業(ナリワイ)をつくり、身を立てていこうと心に決めた。
(正確にいうと、以前からそのように考えていたが、
 この道でいいと確信し、自分自身にOKを出した。)

同時に、「いまの私は、土づくりの段階かもしれないな〜」と感じている。
人との出逢いの中で、自分の置かれている状況や環境をいろんな角度から観察し、
知識や経験で暮らしに必要なスキルを身に付けたり、
やりながら試行錯誤してみたり、ときにはやらない選択をしてみたり・・・

時間はかかるけれど、急がば回れ。
一歩一歩、大切に歩んでいこう。

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