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不妊治療録 これまでの経緯③不妊専門CLにて初の判定日(フライング検査含む)

前回の記事です。

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※妊娠や流産などの記載があります。

不妊治療専門クリニックでの治療後、初の高温期を迎えました。

高温期はだいたい14日と言われています。
つまり、排卵後2週間経てば妊娠しているかどうかがわかるのです。

その2週間は私のお腹に赤ちゃんがきているだろうか、と期待と不安で本当にソワソワとしていました。

高温期10日目になると、妊娠検査薬にうっすらと線が出るころになります。

高温期10日目、意を決してフライング検査をしてみました。

妊娠検査薬の中でもはっきりと色が出ることで有名な「ドゥーテスト」も持っていましたが、
ドゥーテストで陰性だともう望みがなくなるな、という怖さがあったので「ワンステップ妊娠検査薬」という海外の安価な妊娠検査薬を使用しました。

すると、今まで真っ白だった妊娠検査薬にオフホワイトレベルの線が見えたのです。

総合病院に通っている時からその二つの検査薬を使っていたので、どちらの検査薬でも陰性は見慣れていました。 

「陽性かもしれない」

そう思いました。
今までなかったものがうっすらだけど見えました。

嬉しかったです。
とても嬉しかったです。

でも安心はできません。
まだオフホワイトの線が見えたような気がするだけです。私は半信半疑(本当は7信3疑くらいの割合)でもう少し時間が経つのを待ちました。

高温期15日目あたりになっても生理が来なかったため、改めてドゥーテストを使って検査をしました。

すると、薄いですがやはり陽性の線が浮かび上がっていました。

寝起きの夫にすぐに報告しました。
検査薬を見た夫は

「…………よう………せい……??」

とドラマのような反応をしていました。
後で聞くと、線が薄すぎて見方もよく知らないからわからなかったと言っていました。
(検査薬の見方くらい知っといてくれと思いましたが)
私が陽性であることを伝えてようやく何が起きてるか理解したようでした。

嬉しくて嬉しくて仕方ありませんでした。
夫婦で抱き合って大喜びしました。

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陽性が出たと言ってもかなり薄かったので、次の日にも検査薬をしました。
気になって気になって仕方なかったのです。

通常、妊娠が正常に進んでいれば検査薬は濃くなっていきます。
私は濃くなっていることを祈って検査薬をしました。

すると

あれ…?あんまり変わらないかも…?

検査薬は薄いままでした。

すぐにスマホで調べると「化学流産の可能性がある」と出てきました。
化学流産というのは、着床はしたけど胎嚢が確認できない状態です。
つまり妊娠していない状態と同じです。

※化学流産は正式な医学用語ではなく正式には「生化学的妊娠」と言うそうです。

そこからは
「化学流産 症状」
と検索して調べまくりました。

諦めの気持ちの方が大きくなっていったので、夫に
「今回は着床だけしたのかもしれない。ダメだったかもしれない。」
と伝えました。

それでも夫はクリニックの判定日に半休をとって、病院について来てくれました。

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クリニックでは尿検査での判定になります。
市販の妊娠検査薬と同じ仕組みの検査薬を使っているようでした。

わたしの名前が呼ばれ、診察室へ行きました。

そして、先生から話がありました。
緊張の瞬間です。

「一応線は出ています。本来妊娠したらもっと濃く線がでます。
なので、今回は妊娠しかけたのでしょう。
これからは普通の生理が来るのでしばらく待ってください。
でもこれで妊娠する体だと言うことがわかって、
よかったですね。」

と言われました。

やっぱりダメだったか〜という残念な気持ちと、妊活を始めてから約半年、初めて着床したという安心感と、両方の気持ちが同じくらいありました。

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車で待っていた夫に結果を告げると、とても残念そうにしていました。

私のせいで申し訳ないなと言う気持ちがとても強くありました。

そして、2023年の9月に入った頃に生理が来ました。

私たちはクリニックのすすめもあり、次に生理が来たら風疹ワクチンを打つと決めていたので、その後は2ヶ月お休み周期に入りました。
お休み期間は健康にも気を使わず、とても気楽に過ごすことができました。

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続き↓


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※化学流産 参考

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