不妊うつになるまで③ 見え隠れする抑うつ

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クロミッドの副作用から、漢方を服用するようになりました。
そして、一周期クロミッドをスキップした後、仕事の都合で通院に行けずさらにもう一周期スキップとなりました。

多嚢胞による無排卵のため、生理が来るまでかなり時間がかかっていました。

生理を待っている間はとても辛かったです。

生理が来ない→念のために妊娠検査薬をしてみる→陰性→落ち込む

というのを何度も繰り返していました。

もしかしたらまだ反応していないだけで妊娠しているのかもしれない、と思い何度も検査をしてしまっていました。

落ち込むと言っても、この辺りから落ち込み方が異常になってきました。

少し前までは落ち込んでも涙を少し流す程度で気持ちの切り替えもスムーズでしたが、この頃からは頭を抱えて声を出しながら泣いていました。

「なんで。なんで。なんで。」

辛くて辛くて仕方なく、なぜ涙が出てきているのかわからないくらいずっと泣いていました。

少し回復した今は、これも抑うつの症状だったのではないかと感じでいます。

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そんな中、大学時代の後輩に偶然会いました。

「僕結婚したんですよ」

とその後輩は言いました。

おめでとう、と私は返しました。
すると後輩から、

「子どもも生まれるんですよ。先輩、僕に先越されちゃいましたね笑」

と言われました。

仲の良い後輩だったため、彼が冗談のつもりで言っているのはわかりました。

しかし、私はその時ショックで言葉が出ませんでした。
とても傷つきました。

子どもが生まれたという報告だけならまだ耐えられたと思います。

冗談だとしても、わざわざ言う必要のない言葉です。

「デキ婚した人に、私の気持ちなんか微塵もわかるわけない。
無計画に産んでしまってせいぜい苦労したら良いわ。」
と思ってしまいました。

仲が良い後輩に対してこんなことを思ってしまう自分が本当に嫌でした。

後輩に「おめでとう」とは言えず、
「すごいな。頑張れ。」
と返答したことを覚えています。

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クロミッドを2周期スキップし、ようやく不正出血がダラダラと出始めました。

妊活を始めてもう半年が経ちそうになっており、とても焦りがありました。

生理が来たらクロミッドをもらうために通院しなければなりません。

しかし、「やっと不正出血が出始めたけどこれは生理とカウントしてもいいのか？」
と思いました。

とりあえず病院に電話をしてみようと思い電話をかけました。

すると、「ご自分で生理だと思う量の経血が出ていると思うのであれば通院してください。」
と言われました。

それがわかれば行っとるわ

と心の中でツッコミながら、とにかく通院することにしました。

前回仕事により通院できなかったことで、もっと通いやすいところに転院したいと思っていました。

受診した際に、転院したいこと、そして卵管造影検査もしたいことを伝えました。

小さいクリニックなどでは卵管造影検査ができる設備がない可能性があるため、総合病院で卵管造影をしてから転院することにしました。

生理が終わって排卵する前の間に検査をする必要があります。

少し時期がずれてしまったため、クロミッドを飲んで不妊治療を通常通り行い、生理が来たら検査をするという流れになりました。

卵管造影検査は痛いという人もいるし、したくないなぁ。
できれば今周期に授かりたい！

そう思っていました。

無事に排卵して判定日を待っている時、私の焦りを急加速させる出来事が起きてしまいました。