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不妊治療録 これまでの経緯⑧ 陽性判定

前回の記事

※妊娠や流産に関する記載があります。

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高温期13日目、妊娠検査薬が濃くなっていたことを夫に伝えました。

そして、
陽性反応→胎嚢確認→心拍確認
という3つの関門があり、心拍確認でようやく妊娠が認められるということも伝えました。

不妊治療一緒にしてるならそれくらい知っといてな、という気持ちもありましたが、とにかく今はまだ陽性反応の段階だからこの先どうなるかもわからないということ、
高温期17日目あたりに通院の予定があったので、まずはそこで陽性判定が出るまで気が抜けないという話をしました。

まだわからないという不安もありましたが、今お腹に2人の赤ちゃんがいるのだと思うと幸せで仕方ありませんでした。

夫は不安そうな私に「子どもと一緒に遊んでる夢を見たから、今回は妊娠してると思ったよ。だからきっと大丈夫」と声をかけてくれました。

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高温期17日目の1月29日、待ちに待った通院日となりました。

生理が来ていたらクロミッドをもらう、生理が来ていなかったら尿検査で検査をするという流れです。


生理が来ていないことを伝え検査をし、しばらく待合室でドキドキしながら待ちました。

ようやく名前が呼ばれ、診察室へ向かいました。

先生から「今回ははっきりと陽性ラインが出ています。予定日は10/2です。現在妊娠4w5dになります。」

そう言われました。

嬉しい気持ちと、次は胎嚢が見えるかな、という不安な気持ちが同時に押し寄せました。

この日、看護師さんがいつもよりたくさん先生の後ろにいて、見守ってくれていたのを覚えています。

私の嬉しそうな顔を見に来たのかわかりませんが、期待に添えるような「嬉しい!」みたいな反応ができずに申し訳なかったなと思います…。

この時、気になる症状はありますかと先生に聞かれました。

前回化学流産した時はつわりのような症状がありました。

今回は、鼻水・頭痛・喉の痛み・咳・少しの吐き気があり、特に喉の痛みがひどかったと当時のメモに残っています。
(あまり覚えていません…)

鼻水が酷く、職場に柔らかくて鼻に優しいティッシュを持って行った記憶があります。

そのため、先生には風邪症状が酷いことを伝えました。

薬を飲むわけにはいかないので、そのまま様子を見ることになり、次は2/5に通院することになりました。

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家に帰ってからも病院からもらった妊娠検査薬を見て、これから訪れる幸せな未来を想像しました。

予定日を告げられると現実味が増し、お母さんになるんだという実感が一気に湧いて来ました。

不安な気持ちもありましたが、やっぱりこの日は嬉しさが勝っていました。

すぐにトツキトオカというアプリを入れて、ルナルナを妊娠中ステージに変えて、ママリに自分の週数と予定日を登録しました。
アプリを見ながら、つわりがひどくなるのはいつ頃か、性別がわかるのはいつ頃か、などをずっと見ていました。

夫にもアプリを入れてもらい、2人で幸せな時間を共有しました。

3月や4月の予定を見ながら、「予定通り行けるかな〜?もし行けなかったらどうしようかな〜」と話したり、夫も私の体調に合わせて予定を柔軟に変えられるようにと調整してくれていました。

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仕事では体を動かすことも多く、重たいものを持つ場面も多くありました。
先の予定を変更する必要があったので、早めに上司に報告しました。

もちろん、まだ初期で妊娠したと言える段階でないことも伝えました。

早すぎるとは思いましたが、急に休むことも出て来てしまってはご迷惑をかけてしまうなという気持ちもあったので、すぐに報告しました。

職場の方はすぐに重労働な仕事から外してくださり、その日のうちに私の全ての担当業務が他の方に振り分けられました。
小さな職場だったため、職場のほぼ全員に私の仕事が振り分けられました。

とても配慮をしてくださりありがたかったですが、その代わりに職場の人全員に報告しなければならなくなりました。

まだ初期の初期で、どうなるかはわからない不安はありました。
しかし、もし正常に育っていないことがわかって職場の人にそれを伝えなければならなくなっても、職場で負担がかかって流産する方が嫌だと思ったので伝えることにしました。

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しばらくすると茶色いおりものがでてきて、少しお腹が張るような感覚がありました。

不安になったのでクリニックに連絡すると、妊娠初期はよくあることだということ、安静にできるのであれば安静にして欲しいこと、また2/5の通院日まで様子を見てくださいと言われました。


陽性判定が出てから2/5までの間、幸せな気持ちもありつつ、それでも胎嚢が見えるかどうかずっと不安でした。

そんな不安な中、私をもっと不安にさせる出来事が起きました。


続き

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