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自分らしく、やりたいことをやりたいだけ

このnoteは劇団ノーミーツ1周年記念企画「劇団員24人全員のnote」のひとつです。劇団ノーミーツ テクニカルマネージャー/エンジニアの土田悠輝が書いています。
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みなさん初めまして、土田悠輝と申します。オンライン劇場ZAの立ち上げや各公演における演出等のディレクション、劇団ノーミーツのWeb周り全般を担当しております。

本業はAWSの技術職をやっており、他にもフリーランスでLife is Tech!(中高生向けIT教育の会社)で司会やクラスマネージャーをやったりしてます。鎌倉の腰越に住んでいて、家から海まで徒歩1分です。愛車はトヨタ86とCBR250Rです。

僕は基本的にはやりたいとときめいたことをやっている人です。

ここではここ1年強のやりたいことをひたすらにやった記録を絵日記ポエムスタイルでお送りしていきたいと思います。

2020年3月 Life is Tech!オンラインスクール立ち上げ

突然宣告された、学校の休校。それに伴ってLife is Tech!School(中高生向けのプログラミングスクール)もオンライン対応が迫られた。

やると決断してから約2日で最初のスクールをClusterとZoomとYoutubeLiveを駆使し、オンラインで届けた。そこから2週間強、朝から本業し、仕事終わりの夕方にはスタジオとなったスクールに赴き、配信を手伝い終電で帰る日々だった。冷静に頑張りすぎた。

こうして僕のオンライン〇〇との向き合いが始まる。

2020年4月 沖縄に2週間隠居

3月末に九州出張があり、出張終わり東京に帰るはずだったが、何か思い立って沖縄へ。そのまま2週間滞在し、ワーケーションを満喫。

フットワークは軽かったが、なんで行ったのかは今でもわかってない。多分、沖縄に行きたかっただけだと思う。

2020年5月 バイクを新調

バイクの免許とって1年、新車で購入したSR400を手放し、CBR250Rを中古で購入。キックでしかエンジンがかけられないところに嫌気を刺したであろう。

セルスイッチを押しただけでエンジンかかることに感動した。

あとヘッドライトのバルブをLEDに変えた。

2020年7月 ビールの樽を買う

僕は言わずと知れたビール好きである。この頃なかなか飲み会にもいけず、もやもやしたところ、Webでドラフトケグをいう樽で購入できるビールを発見し、秒で飛びつきポチってた。

仕事終わり、冷えたビアグラスに生ビールを注ぎ、海を見ながら飲むという稀有な体験を手に入れていた。最高だった。

2020年8月 AbemaTV「今日、好きになりました。」オンラインイベントMC

AbemaTVで働いている友達にお願いされ、「今日、好きになりました。」という番組のオンラインイベントのMCをやることになった。

出演者とそのファンたちの交流イベントで人狼や謎解きのゲームマスターをした。それぞれの公演によって客層が違ってて、それに応じてアドリブをかけるのが楽しかった思い出。

そしてこの仕事一番大きいのは、久しぶりに演出や体験の設計についていろいろ学ばせてもらった恩師と一緒に仕事できたのがすごくよかった。

2020年8月 オンライン劇場ZAの立ち上げ参画を打診される

ある日、突然むこうのくにでWeb開発していた藤木くんからZoomで打ち合わせしたいと連絡が。オンライン劇場を一緒に立ち上げないかというラブコールだった。

誘われたのは以下の3つの理由だった

・インターネットインフラに関する深い知見

・過去の演劇経験

・やると決めたことには泥臭く実現させるところ

普通にこうやって客観的に評価されるのも嬉しかったし、もっとオンライン演劇を通じて新しい体験を自分の手で届けたいという思いで二つ返事で承諾。

今思えばこの二つ返事がこの後を大きく左右した。

2020年10月 金沢逃避行

業務委託先の会社と予定の調整に齟齬があって、抑えていた土日を直前に突然リリースされてしまった。あまりのやるせなさに連絡を受けた1時間後には勢いで小松空港への航空券を予約していた。

ノープランで小松空港について、飛び込みで借りたレンタカーは福祉用車両だった。福祉用車両でまずは鯖江でメガネ作り、その後千里浜へ。千里浜の夕陽は綺麗だった。

ちなみに僕は海と夕陽と青空が好きだ。

2020年11月 弾丸会津若松旅行(オンライン劇場ZAリリース)

この間オンライン劇場ZAの開発にも忙殺される日々だった。毎週末オンライン劇場ZAに関わる他のエンジニアと必死に開発していた。冷静に開発期間が2ヶ月しかないこのプロジェクト、エキサイティングすぎた。

そしていよいよオンライン劇場ZAがリリースされようとする前日となる11/26に親友から「明日磐梯山の星野リゾート行かない?」とメッセージが。なぜか翌日リリース日なのに、二つ返事で行く!と返事した。

そして、迎えたリリース日(11/27)、見えていた未来だが、もちろん平和に迎えることはできず、星野リゾートでずっとトラブル対応してた。なんで星野リゾートでトラブル対応してんだ。でもなんとか船出できてよかった。

2020年12月 第三回公演「それでも笑えれば」

オンライン劇場ZAをリリースしたものの、まだ会員登録やチケット販売の部分しかできてなかった。なので、そこから実際の配信に関するページ等の開発はその後スタートした。

分岐型演劇をしようとなって、どう実現しようかと考えるときに、ノーミーツ内でいや、難しいんじゃないかみたいな空気が流れていた。PoCも何もしてないので、特に根拠もなかったが、僕はなぜかその場で「いけるいける。余裕余裕。」と無責任に振る舞ってた。

WebSocketでiframe要素をDOM書き換えするスクリプトをキックするという実装を行ったのだが、こういったときに本当に実装して開演しちゃうのがノーミーツの強みであり、凄いところだと思う。

また、この公演がオンライン劇場ZAの柿落とし公演だった。初演のマチネでトラブル0で終わることはなく、またいろいろ改善点が見えた。ただその後の改善スピードはエンジニアの協力もあり、すざましいものだった。なんと、マチネで起きた不具合をソワレでは修正できていた。冷静にどんなエンジニア集団だよ。もはやスプリント開発でもないわ。

無事大盛況のうちに、Webでは大きなトラブルもなくオンライン劇場ZAの柿落とし公演を迎えることができた。

2021年2月 「HKT48、劇団はじめます。」

その後HKT48とのプロジェクト「HKT48、劇団はじめます。」(通称:#劇はじ)にWeb周りのサポートメンバーとして関わることとなった。実は僕自身昔アイドルが好きだった時期があり、HKT48も2期生くらいまでなら知っていた。このプロジェクト関わって最初に思ったことは、みんな成長してて大人になっててびっくりしたことだ。

このプロジェクトは通常のクライアントワークとは異なり、HKT48の作る演劇を私たちノーミーツのメンバーがサポートするという形を取っている。なので、基本的には私たちは必要最低限の口出しを行い、彼女たちがいろいろ考えて公演を作り上げていった。

当初は作品づくりが初めてなこともあり、なかなかアイディアも出ず進行せず辛い時期もあったが、公演日が近くにつれてどんどんやりたいことが膨らんできて、僕たちを彼女たちのクリエイティビティが爆発するよう後支えした。そしてついには、彼女たちがノーミーツメンバーの力を借りずに、自らものづくりしていた。僕はこのことにかなりの衝撃を受けた。

2021年4月 AWS退職、そしてクリエイティブへ

(出社することないので、ストリートビューで代替)

僕はAWSを退職する予定である。そしておそらくクリエイティブする仕事に就くと思う。今までは、主に技術を使う人をサポートする仕事をメインでやっていたが、いざ劇団ノーミーツやオンライン劇場ZAに関わりものづくりをするようになってからは、もの作りをもっとやりたいと思うようになった。

つまり、今自分がやりたいことはものづくりであり、アドレナリンをドバドバ出しながら何かを成し遂げる仕事と結論付けた。だから退職を決断した。これからどうなるかは自分でも分からない。

まとめ

僕はこのようにやりたいことをただひたすらにやる人である。冷静にこの1年にいろんなことやりすぎた感も微かに感じてはいるが、やりたいことを追いかけてたらこのようになってしまった。

ちなみに、劇団ノーミーツでは、僕は新しい体験をどんどん生み出していきたいと考えている。具体的にはストリーミングにおけるWebと映像の枠組みを取っ払ったり、オフラインとオンライン演劇の革新的な融合等、いろいろやりたいことはあるので、これからも頑張ります。

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そして、おそらく今年も気付いたらいろんなことやっていると思う。やりたいとときめいたことを、やりたいだけやってると思う。

これからもなんかまたやっているわと思って暖かく見守っていただければと思います。今後とも何卒よろしくお願いいたします。

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