無印の入ったローソン

最近、無印の売り場コーナーが設置されているローソンをちらほら見かける。
そこには洗顔剤やノートなどの小さめの無印の商品が売っている。俺は無印の洗顔剤、化粧水、乳液で嫌味のない堅実なスキンケアを実践している男だが、わざわざ無印の店舗に行かなくてもフラッと立ち寄ったローソンでそれらが調達できるので非常にありがたい。愛用しているスキンケア用品一式が実質ローソンで買えるようになり、不本意にも更に嫌味がなくなってしまった。無印の入ったローソンには頭が上がらない。

そんな無印の入っている画期的なローソンが誕生しているわけだが、全てのローソンの中に無印が入っているわけではない。大きな駅前やサービスエリアなど、多くの集客が見込めるイケてるローソンの中にしか無印は入っていない印象がある。無印コーナーの有無でローソン間に格差が広がっている。無印の入っているローソンは無印の入っていないローソンを少し見下すようになってしまった。ローソンの集まる同窓会では昔仲の良かったローソンではなく無印の入っているローソン同士で集まっている光景が目に浮かぶ。そこで無印の好きなところや、無印に直してほしいところ、無印とどこまでやったかといったことまで、イケてるローソン達がありとあらゆる無印の話題で盛り上がっているのだろう。残念ながら今無印の入っていないローソンは会場の隅っこで過去にからあげくんやLチキで爆発的な人気を博したことを語り合うしかない。

俺を含めローソンで無印の商品が買えることを喜んでいる人がいる一方で、ローソンにおける格差社会が誕生してしまっている。

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