AI時代に必要なスキルとは

AIとはなにか

『AI時代で人である自分が活躍するためには』というテーマでnoteを書くにあたって、まず、AIとはなにかをご説明します。

AI(Artificial Intelligence)は和訳すると「人工知能」です。
人工知能とは、「人間にしかできなかったような高度に知的な作業や判断をコンピュータを中心とする人工的なシステムにより行えるようにしたもの」(IT用語辞典 e-Words)
と説明されています。しかし、まだ明快な定義づけはされていません。
情報技術が発達していく中で、時代によって人工知能とされるシステムの内容が変化しているからです。例えば、少し前の時代に人工知能だとして開発されたものが、技術が成熟し実用化や普及が進むと人工知能とは呼ばれなくなったりします。
この現象は「AI現象」と呼ばれています。開発の中で、より高度で研究途上のものが新しく人工知能として注目される傾向があります。例としては、ロボット掃除機や、かな漢字変換システムなどです。
私はロボット掃除機とは無縁の生活なので、あんなに便利なものがもうAIと呼ばれなくなっている事実に驚くばかりです。

つまり、AIとは人間の真似をするロボットのようなものです。

それでは、具体的にどのようなものがAIなのでしょうか。例を挙げていきます。

まず、チェスや将棋など知的なゲームで対局するシステム。
人間 vs AIを考えるときにすぐに浮かんでくるのがコンピュータ将棋やコンピュータチェスです。国産の将棋ソフト「Ponanza」は人間が勝つのは不可能と呼ばれるレベルに達しているそうです。
次に、人間の発話を聞き取って内容を理解する音声認識システム。去年就職活動をしているとき、知り合いに「面接の相手がAIだった」という話を聞きました。まだお試し運転だったらしいですが、そんなことがあるのかと驚きました。声のトーンなどで緊張していることがバレそうです。

このように、私たちの身近なところにAIは存在していて、私たちの生活を便利で豊かなにしていることは間違いありません。お店や工場などでも作業の効率化がすすみ、人件費の節約にもなったりします。

しかし、そんなAI時代の中で最も恐れられていることがあります。
いつかAIが人間を支配するのではないかということです。
近い将来、AIが人間の代わりに動き、人間はどんどん高性能になっていくAIに勝てるはずもなく、今までの立場から退けられる可能性があるのです。

その中でもいちばん困るのは、「仕事」だと思います。日本の職業の49%が10~20年後にロボットや機械によって代替が可能になると言われています。
そして下のデータが、「機械や人工知能によってなくなる職業ランキング」です。

なくなる職業

(Mayonez  https://mayonez.jp/topic/4742)

このランキングはアメリカを想定して作られているので、日本とは少し事情が異なるかもしれません。しかしランクインしたようなマニュアルに基づいた作業はどんどん自動化が進み、人の手を介さなくても機能するようになります。これは世界共通でしょう。また、ランクインした職種がばらばらなことから、どの分野でもAIにとって代わられる可能性があることもわかります。

近い将来に日本の5割の職業がなくなる・・・そんな時代で生き抜いていくには果たしてどうすればいいのでしょうか。それを考えていきたいと思います。


AI時代で人が活躍するためには

AI時代でも活躍できる人間になるには、求められるスキルがなにかを考えることが必要です。今回は3つ挙げてみようと思います。

まず、コミュニケーション力です。ざっくりとしていますが、具体的に言うと人間同士のコミュニケーションです。言葉ひとつで相手の感情を読み取ること、自分の言葉で話すこと。
人間独特の「言い回し」はAIでは発せないし、読み取ることはできないと思います。
そしてそのような言葉、空気感、価値観を共有しあって得られる「信頼」。
これも人間の強みでしょう。どれだけロボットが有能でも、同じ仕事仲間として認識するのは難しいのではないでしょうか。また、接客業に関してもそうです。コンビニで明るくて心地よい接客をする店員さんに会うと、とてもいい気分になります。接客業は特に人の対応が重要視されている職業のため、ロボットよりも人間の方が魅力を感じます。

次に、情報収集力です。技術のめまぐるしい発達の中で、その進化に追いついていくことはとても大切です。そして、そのためにはAIをうまく利用する必要があります。AIに負けたくない、人間の方が優れていることを証明したい、と思うのではなくて、AIがもっている正確さを生かせるような人間になるべきです。そのためには、今起こっていることを見逃さないくらいの情報収集をしなければなりません。情報を集めて時代の変化に追いつくこと、それがAIをうまく利用する手段だと感じます。

3つめは創造力です。AIを作る側にまわるわけではありません。新しいアイデアを生み出す力です。近年工場などで活躍しているようなロボットを作るロボットとは違って、人間は自分の意志で新しいものを見つけられます。なにをインプットするかは自分次第です。インプットしたことの本質をとらえ、新しい商品にしたり、新しいサービスにしたりしてアウトプットする力が、新しい未来を創るのだと感じます。


AI時代で人である“自分”が活躍するには

それでは、AI時代に求められるスキルを考えた上で今、私自身になにをするべきかを考えました。

まず、多くの人と関わることです。まだ学生の私でも、今までに大きく影響を与えてくれた出会いはたくさんありました。忘れられない言葉をくれた人たちもたくさんいました。これら社会人になりますが、今より世界が広がるということは、今までの何倍もの人に関わることになります。新しい出会いがあるわけです。自分の仕事仲間だけでなく、お客様、そしてそのご家族までも大切にできるような人間になって、信頼を得たいと感じています。AI時代に自分が活躍するために大切なことのひとつです。これらは先ほど述べたコミュニケーション力に関わっています。

また、先ほど述べたAI時代で活躍するためのスキルで、現在の私がいちばんできていないことが情報収集力です。ニュースをチェックする習慣が身についておらず、後から人に聞いて知ることも度々・・・。後で困るのは自分だと言い聞かせて、様々な分野に興味をもちたいと思います。また、情報収集を効率よくする力も養うべきだと感じます。

つまり、私の『AI時代で人である自分が活躍するためには』の結論は
AIや人間同士のコミュニケーションを通して情報収集をし、新しいものを創造すること
です。

私自身、AIという言葉をは何なのかを今まであまり知りませんでした。だから今回のテーマはAIを学習するいい機会になりました。
近い将来、今では考えられないようなより高性能なAIが開発されるでしょう。このAI時代に取り残されないように、新しいものを吸収する力を身につけようと思います。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?