向日葵、そして太陽に

自分の名前について考える

1997年7月13日に生まれた私は、「葵(あおい)」という名前を母親に付けてもらいました。母親が、夏と言えば・・・と考えたとき「向日葵(ひまわり)」が頭に浮かんだそうです。向日葵の花は太陽の方向を追うように動きます。だから、“常に上を見上げて生きなさい”という思いを込めて、葵と命名されました。

人の名前っておもしろいですよね。その人の名前がそのまま性格に映し出される気がしませんか?例えば、「花」や「風」のような優しい漢字が名前に入っている子は、性格も優しくてふわふわした雰囲気をもっていたりします。また、一般的には男性に付けられるような名前をもつ女性は、性格も男勝りだったりします。

私もそうだと思います。名前のおかげか、これまで明るく元気に生きてくることができました。そこまでネガティブ思考ではありませんし、人見知りもせずむしろ一度喋ったらもう友達だと思えるタイプです。私は自分の名前がお気に入りですし、誇りに思います。昔から何か嫌なことや悩み事があったときには、「私は向日葵だ。上を向こう。」と、自分に言い聞かせていました。それだけで本当に前を向けるのですごいです。

しかし、就活中に考え方が変わりました。

私は今までずっと「向日葵みたいになりたい!」と考えていました。しかし就活中、自分はこれから社会に対して何ができるのだろう、社会を動かす一員になるにはどういう存在になればいいのだろう、と考えたときに、なるべき存在は向日葵ではないことに気がつきました。

常に上を向いて生きることなんて、自分自身で何とでもできる。私がこれから目指すべきものとは、その向日葵を照らす太陽なのではないのか。そう思いました。

今の私の夢は「太陽のような存在になること」です。


太陽のような存在とは?

太陽のような存在といっても、家庭内で、友達の中で、サークルの中で、などというような枠組みは様々あると思いますが、ここでは職場での太陽のような存在について考えます。

太陽のように、誰もから必要とされ、明るくて大きくて、すべての中心にいるような存在になるには、“信頼”が欠かせないと私は思います。次のデータをご覧ください。

アンケート


(HUFFPOST「職場に信頼できる人がいる」と答えた人は何%?(調査結果))

3年前のデータですが、職場に信頼できる人がいるかどうかのアンケートでは、65%が「いる」と答えています。私はこの数字をみて意外と多いと感じました。職場内の人間関係やそれを理由とする離職などが現在問題視されているため、信頼できるひとが「いる」と「いない」は半々くらいだと予想していました。

そしてさらに、職場の人に信頼できる理由の上位10個を挙げます。

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コメント 2019-11-20 163359

(HUFFPOST「職場に信頼できる人がいる」と答えた人は何%?(調査結果))

1位は、仕事上のこともプライベートのことも腹をわって話せることでした。納得です。立場も年齢も関係なく、パートナーのように腹を割って話せるような存在に私自身がなりたいですし、もちろん私もそのような存在に出会いたいです。

しかし、信頼を得ることは簡単ではありません。地道な積み重ねが必要ですし、ひとつのミスで今までの信頼がすべて消えてしまう可能性もあります。

就活中に社会人の先輩に頂いた言葉があります。
「当たり前のことを当たり前にできる人になれ。泥臭いことをまじめにやれ。」
例えば、約束を守ること、時間を守ること、わからないことはわからないと言うこと。特に新入社員はこのような泥臭いことを真剣にやることが一番大切だと言われました。それが後に信頼されたり、仕事を任されたりすることに繋がるから、と教わりました。この言葉は今の私の目標でもあります。


22年目の私


さて、太陽のような存在になるという夢を掲げている私ですが、現在私は少しでもそこに近づけているのでしょうか。信頼される人になれているのでしょうか。

私はアルバイト先が大好きです。個人経営の居酒屋で、基本的にカウンター営業でお客様との距離が近く、常連様もたくさんいらして、年齢関係なくお友達のように接してくださる方がたくさんいらっしゃいます。本当に楽しくて大好きな職場です。

アルバイト中によく、ありがたい言葉を頂きます。
「君が出勤する日にしか来ようと思わないなあ。」
「アルバイトの中で一番信頼できる。」
「今日出勤してたんだね!来てよかった。」

ありがとうございますの言葉だけじゃ伝えきれないくらい嬉しい言葉です。もちろんお世辞かもしれません。それでも少しはその方々にとっての太陽になれているのかな、と思います。

しかし、あの国民的大スター、嵐を見てください。一度のコンサートで何万人規模のドームが埋まり、日本だけでなく海外からも大人気です。彼らは太陽です。声だけで、写真だけで、テレビ越しで、多くの人々を笑顔にしますし泣かせます。そう考えると私はまだまだ米粒くらいの大きさで、太陽だなんて口が裂けても言えません。

いつか、自信をもって自分が太陽だと思えるようになりたいです。そのために、今から信頼を勝ち取って多くの人たちを照らすような存在になりたいです。もちろん向日葵であることも忘れずに、常に上を見上げていきます。

まあ実際、私は身長が146センチしかないので基本的に上を見上げています。嫌でも見上げています。私がチビになることを見越していたのかな。お母さんありがとう。

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