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浴衣とエアリズムの相性

浴衣の下は透けなければ
涼しくなる工夫を詰め込むことに
頑張りたくなるものですが

着物生活5年目に入りました私から
浴衣とエアリズムの相性についての感覚話。


浴衣はちっとも簡単じゃない

浴衣から始めれば良いですよという言葉は
よく聞きますが

きてみてわかる浴衣の難しさ

浴衣は全く簡単じゃないです
きれいな状態を維持することが。

浴衣は着崩れやすいもの

着物は肌着があって長襦袢(的なもの)があって着物なので
身体のラインの影響を受けにくく、摩擦が起こりやすくなってます。

つまり
色々布が重なっていることで
滑りにくい、襟が崩れにくいということです。

浴衣という素材は綿が主なので
着ている時に襟から手を離しても
滑り落ちていくということはありません。


紐がうまく締められていないと
滑り落ちます、滑落します、襟が開いていくのです。

身体は直線でない分
縦向けに布を貼り付けるなんて
まぁそりゃ大変です。

合わせることに一生懸命になりがちですが
滑り落ちないための工夫が必要なのです、着物より何倍も。

浴衣とエアリズム(上半身)の相性について

私自身もエアリズムは浴衣の下に着ますが
下半身のみです。

上にエアリズムを使わないのは
素材がツルツルしているので
浴衣の布が滑っていくから。

着物の形状は浴衣であれ
襟がしっかり決まってるからカッコよく美しいもの。

グスグス浮いたり、ばかばか開いているのは
よろしくないとされてます。

暑い季節に何を着ても暑いのですが
だからこそだらっと着ないのが
浴衣の美しさなのです。

エアリズムという機能性はとても素晴らしいのですが
上に載せるものが張り付かないように
ツルッツルに滑りますから浴衣の襟合わせも滑ります。

よほど自分の体に合わせて
紐をしっかりかけて締められていない限り
パカパカ浮くでしょう。

衣紋が詰まるか
襟が開くかどちらか。

思いっきり締めるからどうとかではなく
身体にも布にも負荷なく抑えられているのかが大切。

でもエアリズムは
どれだけしっかり抑えても
紐で抑えた部分ごと滑ってしまいやすいので
崩れてしまうのです。


浴衣と相性の良い下着

私が上半身や浴衣の肌着によく使うのは
麻素材。

摩擦が強く、涼しく、風通し、通気性が良く
湿気もたまらずに、熱もこもらずにとても良い。

自然の素材というのは季節変化に対応しやすいなと
麻を着るようになって強く感じています。

麻のものは値が張るので
綿の素材や綿混の素材がおすすめです。

どれだけきれいに着付けても
滑ってしまって崩れてしまうと勿体無い。

涼しさを追求するのも大切ですが
美しさが持続できるための工夫も
してみてくださいね。


将来的に大人の着物と身体についてまとめたものを作りたいと思っています。サポートいただけたら嬉しいです!