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[ITER CEA]ダム橋ルートと申請方法

【この記事はITER機構職員およびCEAカダラッシュ職員向けです】

ほんじゅーる。tsubotanです。どうしても「研究所」って、都会から離れていて、車でしかアクセスできない場合が多いですよね。自分がお世話になっている研究所も車やバスが主な通勤手段です。その通勤を少しでも快適にしたい。皆さんそう思っているのではないでしょうか。

今日は、ITERやCEAカダラッシュの職員が、申請すれば使えるダム橋ルートについて、どこにも日本語情報が無かったので、記事にまとめることにしました。

ダム橋ルートの場所と通行申請場所

ダム橋ルート(長い線)とダムルート通行申請場所(短い線)をマイマップで作成しました。地図で見るとわかるとおり、ダム橋経由でD996とD952間を通行することができます。通行可能時間は出勤時間帯: 6:45~9:30、退勤時間帯: 16:30~18:30に限られます。

このルートは電源公社(EDF)の私有地になっていますので、使用時には職員証を検問スタッフに見せ、それを装置でスキャンしてもらってから通ることになります。また、ダム橋に至る道は30~50km/hの速度制限があり、ダム橋上では20km/hと、より厳しい制限になっていますので、くれぐれも速度厳守で。

申請は、地図中央にピンを打ったChâteau de Cadaracheで行います。D952から複数の道がつながっていますが、くれぐれも上記地図で書いたルートを通行してください。Château de Cadaracheの奥にはEDFの事務所(地図を拡大するとピンが打ってあります)がありますので、途中の駐車場で車を止めて、事務所に向かいます。事務所の申請受付時間は平日10:30~12:00です。

申請に必要なものは、職員証(ICカード付き)および申請書類(Engagement individuel)です。また、このルートを通る際には、任意保険に入っていることが必要です。申請前に有効期限を確認しておきましょう。

申請書類は以下のサイトからダウンロード可能です。

その他

このルートを使うことで、特に退勤時の渋滞から解放されます。自分はマノスク在住ですが、通常ルートで渋滞時には45~50分程度かかることもありますが、ダムルートを使うことで30分程度に短縮可能です。

しかしこのルートの利用を議論した際は、CEA、ITERとEDF、地元住民の間でかなりの努力があったとのこと。ルールを守り、ルート上の自然を守り、大切に使いましょう。

これらに関する情報はフランス語ですが、ITER機構のWebサイトに掲載されております。是非とも原文も一度ご確認ください。

それでは、良い一日を!




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