カウフマン(kaufmann)療法とは?

現在薬剤師1年目の私が薬剤師なりたての時に、頭の中が???となった処方です!

Rp1) プレマリン錠 1錠 21日分
Rp2) デュファストン 2錠 11日分

これが「カウフマン療法」の処方例ですね。

カウフマン療法はエストロゲンとプロゲスチンの分泌の低下している第2度無月経や更年期障害のホルモン補充療法などに用いられます。

基本的に月経周期の前半をエストロゲン投与、後半をエストロゲン+プロゲスチンを投与して、服用終了後の休薬期間を設けて消退出血を促します。
すなわち、本来の月経周期のホルモンの分泌を薬で作り出すことになります。
そのため、この処方例では月経5日目から10日間はプレマリンを服用して、残りの11日間はプレマリンとデュファストンを一緒に服用するということになりますね!

さらにカウフマン療法は、月経周期のホルモン分泌を疑似的に作りだすだけではありません。
薬でホルモンを摂取していると、視床下部に負のフィードバックがかかりFSHやLHの分泌が抑制されます。
そこで薬の服用を中止すると、負のフィードバックが解除されて正常の排卵が回復することがあります。

知らないとミスに繋がりますし、患者さんを困惑させてしまいそうですね、、

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