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ずるい考え方(前編)

今回ご紹介する本は、木村尚義さんの「ずるい考え方~ゼロから始めるラテラルシンキング入門~」です。
ロジカル的な思考とは違う視点で物事を捉えるヒントがこの本から得られます。学びになる部分が多かったので、前編後編と分けてご紹介します。

それでは早速、今回の学びになった部分をご紹介します!

■ラテラルシンキングって何?
A→B→Cというように物事を順番に積み上げながら、筋道立てて正解 を 導いていく考え方がロジカルシンキング。これに対してラテラルシンキング は、解決策を導くための順番や過程はあまり問題ではない。 筋道立てて考える必要もない。 それどころか、 スタート地点からジャンプして、いきなり 答えに到達するような思考方である。

ロジカルシンキング→積み上げ思考
ラテラルシンキング→ジャンプ思考

■ラテラルシンキングに必要な3つの能力
● 疑う力
あらゆることを疑ってみる。「それ、 本当に正しいの?」「なぜ、こういうことをしているんだろ う?」「もしかしたら、違う見方もあるんじゃない?」など、このような疑いなくして新しい発想は生まれない。
疑うこと=悪いことではない

● 抽象化する力 
物事の「本質」や「機能」に注目すること。
例えば、鉛筆の本質は、文字や絵を書くこと。
このように本質的な部分に注目することで抽象化する思考が養われる。
抽象化は具体的に次のような順序で考える。
対象の特定→抽象化→具体化
本質を見分けるときは、「〇〇するもの」に「〇〇」に何が入るか考えてみる。
普段から、あらゆるものに対して、「何をするものか?」「他の用途はないか?」と考える習慣をつける。
意識的に続けていくことで、発想の引き出しは確実に増えていく。

● セレンディピティ
何かを探しているときに、それとは別の価値あるものを偶然見つける力。
日常の何気ない風景から“貴重な宝物”を発見する能力とも言える。
当たり前だと考えるのではなく、当たり前のことに驚くクセをつけることで発見に繋がる。

■考える機会を奪っているものは?
常識の呪縛。常識とは圧倒的多数の人が“正しい”と考えている共通認識のことで、常識に沿った判断をすれば、一応の「合格点」を得ることが出来る。
よほどのことが無い限り、常識的に考えれば避難されることもない。そのため、常識に頼り切って「自分で考える」ことを放棄してしまう。
ルールや固定観念は、便利な反面とやっかいな面があることと、新しいことを始めようとするときにはあてにならない。
物事を無批判に受け入れてしまうことの怖さにも、自覚的であるべきである。

■変化の速度が速い時代の思考の姿勢
今日「常識」だったことが、明日には「非常識」になってしまうことも珍しくないため、常識的なロジカルシンキングでは、常識が覆されてしまえば、またロジックを組み直さないといけないが、ラテラルシンキングなら変化に柔軟に対応する事が出来る。

いかがでしたでしょうか?
ラテラルシンキングは即実行でき、あらゆる物事に応用が出来る思考法ですよね!
それでは後編を乞うご期待!


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